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2022年04月09日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルをレストアしてみる!? ザックリ組上げ編 その④ ギアケース組付け

さていよいよ大詰めとなりました古い船外機のレストア。
こんなニッチな所に需要があるんか?と思われる方も多いはず(笑)。
ただ某オークションサイトなんかを拝見していますと.....未だ取引されておりますね。
ただそのままポンッと取付けして使えそうなのは私の勝手なデータですが20台中1台ってところ?
およそ半分がジャンク(不動)で、およそ半分が可動確認済み。
ジャンク品は勿論整備必要ですが、可動確認済み商品ってのが逆に厄介で、下手すると致命的なところの故障もままありますから、ある意味クジを引くようなもんですwww。
恐らくそう言った方で未だ私の知らない方の少しでもお役に立てると嬉しいですわな。
そして私はこれで金を稼いでいないアマチュアです。
ですので情報は惜しみなく提供しますが、ここでの工程を真似されて不具合や事故などがありましても一切責任を持てませんので、全て自己責任でお願いしたいと思います。


さてギアを組み込みましたギアケース。
ここの分解画像が過去何度見てもあまり存在しません。
何故かって?そりゃぁ手がオイルまみれで写真撮れないから(爆)。
ここの組上げさほど難しくはありませんが、そうは言っても最初の頃は色々苦労の連続でした。
機会あれば一度みっちりと記載したブログを開放してみたいと思っております。
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こちらはウォーターポンプケース、所謂インペラケースもしくはインペラカバーと呼ばれるもの。
1970年代の頃から変わらぬパーツ。
現在の小型船外機のモノと比べると相当しっかりとしております。
ここは海水ならびに排ガスに晒されるかなり劣悪な環境ゆえにゴム類が大抵ダメになっています。
て事でオイルシールとグロメットの交換。
オイルシールがまぁまぁ高いっす。
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ベアリングと違い挿入は比較的楽ですね。
シリコングリスを湿布した後ゴムハンマーでコンコンしても入りますが、まぁアルミ挿入器具を使うのが一番良いですよね。
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何でも新品パーツはええのぉ、特にゴムや樹脂類はwww。
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インペラは他の機種より状態の良かったのを移植。
判断基準は柔らかくて弾力があり癖の残っていないモノ。
また上記状態であっても少しでも断裂などが無い事を確認して扱っております。
そしてこうした世界中で未だ使われているにも関わらずどんどんと高額となっていくスズキオールド船外機のパーツ達。
モノによってはリプロダクトと言う復元品が出回っております。
自動車や単車などでは特に多いですが船外機も例外ではありません。
uxcellと言う中華系の雑貨企業でも販売されているくらいですから。
今後はそう言ったモノを敢えて使用してみてレビューも行って行きたいかな?と。
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さて何とか再生しましたウォーターポンプ周りは組付け完了。
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この後エンジンを一度下ろしてドライブシャフトハウジングに接合。
ギアシフト嵌入確認など少々めんどくさい作業がありますが、それら細かい作業もおいおいリポートしていきたいと思います。
何せ手がオイルまみれだと何も出来んwww。


次に新たなるミッションとしてジンクアノードの新たなる取付け。
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恐らくの推測ですが、~'86までのブルーメタリック本体のモデルについてはアノード取付の概念が緩く、結果的に'87以降のシャンパンゴールドカラーのモデルからアノード取付が追加されます。
旧式モデルにおいて腐食の多いのが目立つのもこう言った部分が改良される前のモデルであるところも大きいと思います。
その1箇所であるキャビテーションプレートに取付けるアノードのボルト穴を作成。


一応他のキャビテーションプレートと合わせながら穴の掘削位置を決めます。
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目打ち後、細軸から.....
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太軸へ。
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M6用はより精度を上げるため先・中・上と3段階で開けるモノ新たに追加購入。
格段に滑らかな良いネジ山が出来ます。
ちなみに安心のトラスコ中山製。
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先タップ。
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中→上タップと順番に掘り進めます。
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最後にM6ボルトと研磨済みのアノードを取付け。
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そして最後の仕上げはギアオイル注入。
画像暗いけどお許しを。
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このシャンプーボトルにしてからギアオイルの注入は本当楽になりました。
たっかい専用キットなど販売されていますが、そんなの全く要りませんね。
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とりあえずかなりの回数をシュコシュコと左手で押しますが、チューブ直接でやる場合と作業性を比べると雲泥の差があります。
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上からオイルが漏れ出るとすぐにドレンボルトで蓋をします。
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そしてポンプからのチューブを抜き去り下部ドレンボルトを締結。


最後はトルクを掛けられるように軸にナット頭の付いたトルクドライバー+3で押しながらギュッとおよそ1/4回転締め付けて終了。
押し7に対し回転3くらいの手加減でネジ山を潰さない様かつしっかりと締め上げるのがコツです。
※ここはネジ山にオイルが浸潤しているので少々固着しても開放可能です。
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手直ししたペラもパッと見、綺麗に見えるでしょう(笑)?
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反対の角度からも。
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とりあえず一応組み上がりました。
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トップカウルを載せて一旦完了。
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あとは冷却水の上りとエンジンの吹き上がりチェックを終えれば終了です。
上手く起動すればあとブログ1回でこのミッションは終了となります。
ではでは!
Posted at 2022/04/11 11:20:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記

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