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2022年04月13日 イイね!

SUZUKI小型船外機 DT5・6・8シリーズ リコイルスターターカップの考察 その①

さて前回ブログの通り電気系パーツの突然死によるレストア計画の一時中断。
どこか寂しげなDT8ちゃん。
現在は物置でひっそりと黄昏ておりまするwww。
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で、しばらくの間(原因究明&CDI調達がなされるまで)塩漬けとなります故、一部パーツについて降格処置を行います。
大きく変更したのはこちらのリコイルスターターキット。
あくまでも船検通過を目的とした取り付けですが、一旦取り外してロックの掛からない旧式タイプに戻しておきます。
その方が起動テストはやり易いからです。
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CDIユニットもリコイルスターターも取り外します。
そんでもってフライホイール周りに取付ける青枠のブラケットを取付け、それからカップと言う鉄製の文字通りカップ型の留め具を取付け、最後にリコイルスターターを取り付けるのですが.....
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そもそも今までこのカップについてなぁーんにも考えてませんでした。
何て言うのかな.....
そんなに注目もしてなかったし、転がっているモノをただただ取り付けていたようなwww。
何となくパーツを放り込んだ段ボール箱に手をやり、適当に当てがったらキッチリと取り付けられていたからwww。
まぁこれがたまたまだったんですけどね。
まず旧式のリコイルスターターを取り付けるべく最初に拾ったカップを取り付けると、背が足りず使い物にならない。
こんだけDTシリーズいじくっていて、ここで初めて旧式と新式とのカップの高さに気付きました。
まぁここまでは当たり前のように理解可能。
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左が一番高さの低いタイプでH28mm。
次に右側の背の高いタイプを取り付ける。



ムムム.......
今度はリコイルカバーが浮いてボルト穴の部分が10mmほど浮いている.....
ここで初めて3種類ある事に気付く(爆)。
まだパーツあったっけなぁ....と言っても、先日分解しただけに捨てることはあるまいしね。
無造作にパーツが投げ込まれた段ボールの奥の奥につい先日外したであろうDT8 801用らしきカップが見つかるwww。
やっぱりあった!!
で、全て並べてみるとこんな感じで全て高さが違います。
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がDT5の501型式で使われた113ccシリンダ用で高さが約49.5mm。
②がDT8と同じ164ccシリンダに取付けられるもので高さが約37.5mm。
※➀②がいわゆる前期モデル。

がDT5・6・8後期型164ccシリンダに急発進防止装置対応のリコイルスターター用カップで高さが約28mm。
※但しDT5 503~504は除きます。

全てアナログノギスで計測なので若干の誤差がありますが、そんな感じで同じケース形状のエンジンとして3種類存在します。


パーツリスト図説、前期型。alt




パーツリスト後期型図説。alt

さてDT8ちゃんのカップを接写。
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で、一番気になる前期型と後期型を並べて検証。
最初に並べた3つの比較で言いますと②と③は形状全く同じで高さのみ異なります。
ですので➀と②で比較。
違う部分は赤で表示。
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違いは2点。
見ての通りカップ上部の縁、②の厚みが約8.5~9mm対し③が約11mm数ミリ単位厚くなっています。
赤い直線部分の長さですが、画像は高さ違いによる遠近法的な感じで3つ全てのカップの外径が違うように見えますが全て同じです。
中心部の穴も同じです。
※水色直線にて表示。

異なる点2つ目は外径部分にあります謎の切れ込み。
➀と②が1つに対し③は2つあります。
しかしパーツリストイラストにはどちらも切れ込みが2つwww。
まぁあんまし影響は無さげだなwww。

ところでリコイルスターターのカップの役割ですがゼンマイバネの入ったリコイルにカップの上部が圧着して回転するようですが、特に特別な仕組みでのロック機構などは無い模様です。
ですので勝手な推論ですが、少々形状が前期と後期で変更されているものの、何らかの形で高さ調整さえ出来れば、後期型のカップとして流用できるのでは?と考えています。

後日追記:高さ変更だけでは解決出来ません!!

一応前期型リコイルスターターの裏側画像。
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こちらは後期型。
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形状こそ違えど基本どちらもツルッとした樹脂部分を接点として回転するようです。


実は今回とある方よりメッセージを頂きました。
DTの前期型を同じくレストアされているとの事でスターターカップについてご質問を頂いた次第です。
くしくもこの記事を書くべく画像撮影をした翌日に問い合わせをいただくと言う奇跡(笑)。
どうやら後期型のスターターカップは終売となった模様.....
たまたま当ブログを見て頂いてたとの事でメッセージを頂いた次第です。
一番見て頂きたい方にちゃんとブログが届いておりちょっと嬉しくなりました。
そして後期型の一番背の低いカップが余っていればお譲りできたのですが、当方もこれが最後の1個でして残念ながらこのDT8ちゃんに使用してしまいます。
ただ逆に前期型をリメイクして使えれば今後の新たな情報となりますゆえ、それはそれで良い事だと思っております。
しかしながら注意したいのは保安上非常に重要な場所でもありますので、ある意味失敗も許されない場所でもあります故、まだまだ様々な情報を取らないといけないかもしれません。
とりあえず私も要らない前期型113ccシリンダ用を一度改造してみようかと思っております。
ちょっとマニアックなネタになりましたが、今後DT5・6・8においてレストアする際、急発進防止装置付きのリコイルスターターの取付けは.....
➀ 113ccシリンダの場合は完全カスタムのスターターカップが必要。
② 164ccシリンダの場合は、品番18411-98110高さ約28mmの純正パーツもしくはそれが無い場合にはカスタムスターターカップが必要となります。
しかしそう言えばDT5 501(113cc)に急発進防止装置付きリコイルスターター取り付けてるの見た事無いなぁ.....
未だに某オクションなどで沢山取引されていますが、どこに行ってどうなっているんだろうねぇ.....
て、事でこの記事を見てカスタムされた方は是非ご一報くださいませ。
ではでは!

その②に続く
2022年04月13日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルをレストアしてみる!? ザックリ組上げ編 その⑤ 始動テスト...

毎度暇人の極みブログにお付き合い頂き感謝申し上げます。
今回のDT8再生ミッションブログもええ加減に終わらして、次なるミッションに移りたいんだけどなぁ....
と冒頭より意味深発言を宣言しておきますwww。

さて毎晩夜なべして組上げました頂きモノDT8ちゃん!
少しの好奇心が私の貴重な時間と財産を奪っていきよりますw。
頂いたT船頭さんがこれを見てたら本当怒られますが....
タダほど高いモノは無い?(爆)。
今この船外機必要なんか?と聞かれると、答えはNOです。
ただこの先の先の先辺りにちょっとした計画がございまして、そのミッションを遂行させる上でこのDT8ちゃんは必要になって来るのですwww。
と言う訳で先週末組み上がりました本機の起動確認を日曜日に執り行いました。

おっと話が逸れて....
ちなみに金曜日の夕方、急遽3回目ワクチン接種を打ちました。
県外者の私は香川県高松市で接種する際、余計な手続きもあるもんですからかなり遅れるだろうと思っていたのですが.....
現在予約状況割と空いております。
1回目の時は予約取るのにかなり苦労したんですけど。
で、今回は前日予約で簡単に取れる始末www。
この日の昼からは万一の際の食料や飲料を買い込んで寝込んだ際の準備は万端!!
色々な方から3回目は熱出てしんどいぞ!と副反応恫喝で脅かされましたのでわざわざ体温計まで買う始末(笑)。
結果ですが、2回目同様打たれた方の肩に少しだけ重い筋肉痛を感じるモノの....
夜になっても変化なし。
朝になっても特に変化なしwww。
土曜日の夜なんてピンピンしとりましたわ(爆)。


もう私の身体の細胞は80歳くらいなんでしょうか?
逆にショックを受けております。

そして日曜日は予定通りエンジン起動....
と、その前に先般パンク修理を直したばかりの折り畳みチャリ後輪のタイヤ交換。
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パンク云々以前にあらためてタイヤを見たら溝があらへんしひび割れも始まっとりまふ。
これじゃぁまたトラブルすんぞ....
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と言う訳で、安心のパナソニック製タイヤをはめてチャリの方は新しい足元に変わりました。
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さていよいよギアケースを組み込んでからのエンジン始動とパイロットウォーターの確認。
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エンジンについては初爆以降も数回確認してますので何の心配もなく燃料タンクと合わせて水道ホースのある表まで移動。


ついでと言っては何ですが船外機スタンドのタイヤを元のファクトリーゼロのモノに変更(笑)。
片足だけのドーリーとなりましたので、元の鞘に収まった形ですwww。
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さて燃料ホースを繋ぎ、燃料タンクのエアーベント開放。
水洗プラグも取付けホースのドッキング完了。
冷却水の放水。
いよいよエンジンの始動。
シュコシュコとポンプを数回押してキャブレター内に混合燃料を満タンに。
そしてチョークを引き!
リコイルスタート!!
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あれっ?

..........あれっ?

...........................あれっ?


明らかにおかしい.....


圧縮の感触はめちゃくちゃエエんやけどなぁ.....


仮にキャブのセッティングなどに不具合があっても軽くの爆発も起こらない。


一番嫌な予感が頭を過ります......


嫌な予感から目を背けたいですが、まずはプラグを外してエンジン本体に付けて点火確認。


ハイ!火花飛んどらんしwww。


これぞ経年劣化したパーツの恐ろしさよ.......


ちなみにこれで2度目のCDI君逝去。
購入時からの不調を合わせると3度目っス。
これが中古機の現実ですので、皆様も覚悟の上お取り扱いくださいwww。
単車なんかでもこんな感じかな?知らんけど。
まぁまだフライホイール内のコイルなどの死亡説もございますが、雰囲気からして恐らくCDIの突然死でしょう。
色々と調べましたが経年劣化と使用時間による突然死はアルアルだそうです。
特にこのような20年では利かない旧い本体では尚更。
つい先日まで元気に動いていたのに....
と言うか今回の内容、実は海上で一度経験しとります。
海上で調子よく走っていて、エンジン切って移動の繰り返し。
とある場所でリコイルしたらウンともスンとも掛からない。
とりあえずまずは安全な位置まで移動し、あらゆる措置を施すも無理と判断してなんとか海岸に上陸。
勿論母港ではありません。
陸揚げ後にプラグ外して点火確認しましたが火花が飛ばず、持ち帰ってCDIを他に交換した瞬間に快調に生き返った次第です。
まぁ片付けなど難儀したのは言うまでもありませんが.....。
とんでもない所でそのような故障になったら?と思うとゾっとしますね。
勿論このような故障は不可抗力ではありますが、命が掛かってますから本当怖いですね。
今回ある意味テストで壊れてくれて逆に良かったのかもですわ。
で、CDI故障についてあらためて深く探りますと.....
➀ 本体の経年劣化
② 長期の使用時間による故障
③ 熱による影響
④ プラグを刺さないでのリコイル

注目すべきは④ですね。
プラグを刺さないままリコイルすると高圧が本体に溜まり解放されず故障の原因になるようです。
今回思い出してもそんな事してねぇし、海の上でCDIがお亡くなりになられた時なんか外してないしwww。
て事で初爆確認後の検水確認でまさかのリペアミッションが頓挫(笑)。
笑ってる場合チャウケド!
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コイツだよ!コイツ。
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ここだけはブラックボックスなのでどうにもならんのよね。


今DTシリーズの純正パーツとしてCDIを注文すると.....
こんな感じ。
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➀はマグネト内のコイルなので無視してください。
②がプラグコード一体型、旧式のCDIユニットで現在の価格がお取り寄せで50,380円。
かなり高騰しとりますwww。
んで、プラグコード&イグニッションコイルとCDIユニットが分割された後期モデルの場合で26,400円。
前回見た時より更に5,000円くらい上がっとるしwww。
恐らくよく壊れるCDIユニットゆえ、製造後期はイグニッションと分割して容易に交換できるようにしたのでしょうね。

で、例え壊れたCDIとは言え故障にも色々あるので、全く火花が飛ばない!と言う症状じゃない場合はテスト用として置いております。
とりあえずの爆発確認は出来ますから。
その代わりアイドリングはもの凄く不調ですけどwww。

ちなみに死んでるCDIの在庫が他に2つあります(爆)。
後期モデルはこの2つのパーツが点火系パーツとなります
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で、今回とりあえずテストだけでもしてみっぺ?
と思い×印のモノを持ち込んだんですが......



一応パーツリストの図説も掲載。
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濃紺〇がCDIユニットで水色〇がイグニッション。



ここで新たな落とし穴が.....
まず旧式のCDI図面です。
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品番の下5ケタの違うパターンがありまして、パーツリストは98110と古いモノより進んだ番号となっております。
その理由は配線のカプラー。
後期型とのコイル配線とカプラー1つで繋がるようになっています。


ちなみにDT8ちゃんは?
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ギボシ端子www。
確認すら容易できなくなった......
あぁ~~、面倒くせぇwww。


と言うわで完成目前でミッションが暗礁に乗り上げましたwww。
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て、事で残りの5%を残し4月度は方向転換し、いよいよドーリーの品定めを行いたいかと.....
それとCDIユニットについては、現在供給されている外品の新品パーツを身をもって検証してみようかと検討中です。
海外サイトにのみならずヤフーショッピングで1万そこそこで一体型のギボシ端子仕様が販売されておりました。
インペラ同様に使えるのなら?と皆様の生贄として身体張って検証してみるかもですwww。
ではでは。
Posted at 2022/04/13 16:23:49 | コメント(8) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記

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