え~、連休明けのバタバタも少々落ち着きましたので.....
一部の変態だけにご好評頂いておりますスズキ船外機DTシリーズのレストアシリーズブログwww。
先月の初旬頃にようやく形となり完成?と思われた矢先でのCDIユニットの突然死.....
一気に塩漬け案件となり放置されております(笑)。
さて表題のブツ! 下手すりゃ不具合覚悟の上で皆さまの人柱となるべく.....
大陸製のリプロダクトを試し買いしてみることにwww。
と言う訳で.....
正直どこのブランドのどれ?を購入したら良いのか判らなかったのですが....
とりあえず密林最安値のこちらを購入しました。
最安値とは言え微妙に痛い金額でもあります。
ちなみに海外サイトにも相当数同様のブツ(ブランドこそ色々ありますが)が出回っておりますので、
ある意味需要があるんだろうなぁ....と推測出来ますな(笑)!
とりあえず、まだ手元にはございませんwww。
大陸からの発送故に気長に待たないといけませんね。
※金額違いは貯めてたポイントを使ったから。
ところでDT5・6・8シリーズにおけるCDIユニットについておさらい。
lこのシリーズですがややこしい事に2種類ございます。
※マイナーチェンジモノは別として。
ちなみに撮影したブツは全部ぶっ壊れているモノです(爆)。
古いタイプは➀のCDIユニットとイグニッションが一体となったタイプでして、現在純正パーツとして仕入れるとなりますと5マソ超えとなり、下手すりゃ程度量良好な中古機1台購入できる金額となりますwww。
パーツリストとしてはこちら。
で、今回の作業中に天国へ召された現物ですが.....
カバーにちゃんとC.D. IGNITION KOKUSAN DENKI. CO JAPANと銘打たれております。
調べてみるとどうやら国産電機株式会社と言う電装品と発電機、モーターを製造するメーカーさんだそうですが、2016年にマーレエレクトリックドライブズジャパン㈱と言う社名に変更されており、大株主さんもマーレジャパン㈱と言うところに変わっているようです。
ドイツの自動車部品メーカーとの事で日本の技術が外資に買われたと思いますと少々悲しくなりますな.....
で、前期モデルのCDIユニットの一番大きな特徴はイグニッションと一体型であるとともに、マグネトに取り付けられるイグニッションコイルからの配線(画像左側)赤/白と黒/赤がギボシ端子となっています。
ちなみにこのタイプのイグニッションコイルはすでに絶版となっていますので、逆にこのタイプのCDIユニットを後期型に取付ける場合、配線をギボシ端子に変更しないとダメとなります。
あと画像右側2本黒と赤/青配線はキルスイッチコードに繋がる配線となります。当時はエマージェンシースイッチと呼ばれておりますね。
さて確認のため冒頭のDT8画像に戻ってみます。
気の利いたカプラーはありませんwww。バリバリギボシ端子のみです(笑)。
さて念のため後期型を確認。
CDIユニットとイグニッション分離型。
これあくまでも推測ですが.....
余程CDIの故障が多かったんでしょうね。
わざわざ分離タイプにまで変更して消耗パーツとして少しでも安くしようとした努力は多少也とも伺えます。
画像はイグニッションとなるプラグコード部分。
配線は柿色と黒でこちらより同色配線でCDIユニットと接合。
こちらがCDIユニット単体でして上からイグニッションに繋がる柿色と黒の2本セット。
次に黒色アース線1本。
マグネト側イグニッションコイルと繋がる緑と赤/黒線でカプラー端子に仕様変更となったのが大きく違いとなります。
そして黒と赤/青の配線はキルスイッチコードへと繋がる配線です。
角度を変えてみます。
ちなみにこちらのCDIユニット現在価格はおおよそ半額強の2.6マソくらいですが、純正パーツはまだまだこれからも高騰すると思います。
あと残念ながら後期型である分離タイプのこちらのCDIユニットのリプロダクトモデルいわゆる外品モデルは今のところ確認出来ておりません。
こちらは側面にMADE IN JAPANの刻印と国産電機のロゴだけがありますね。
まぁ今回人柱と言う事であえて外品を購入しましたが、私なりの勝手な見解がございます。
日本国内においてどんどん消えゆく2スト船外機ですが、ヤマハ、スズキと言った古参船外機メーカーは私達が思っている以上に世界中に供給されている上に、更に国内の古くなった使えそうにもないブツにおいてまで第3国に輸出され、場合によっては驚くほど無茶苦茶な方法で再生されております(爆)。
安全基準が低い上ですし構造上簡単かつ軽量な2ストはまだまだ人気があるようです。
そう言う大きな背景もありますから、こう言ったCDIユニットであったりガスケットキットやインペラキットまで人気機種の消耗品パーツについては、多数の外品が出回っておりますねwww。
決して安心はしておりませんが、実際純正品としてCDI故障は3回(全て違う船外機です)体感している私にとって、今回のチャレンジは必然!?と言っても過言ではないでしょうwww。
またCDIユニット自体を作ると言うド変態な方もいらっしゃるようですが、基本CDIユニットボックスって弄れないようにブラックボックスとなっているようですね。
裏面か側面を見ればゲルコート上のモノでコンデンサなど埋めているみたいでして.....
前期型はこのゲルコート自体が硬化してガチガチ(笑)。あと変な油汚れが取れないしwww。
後期型は側面にゲルコートが施されておりますが、手で触ると人肌並みに柔らかいwww。
まぁ電気系のこのようなモノを作られているような方でしたらもしかしたら簡単なんでしょうかね?
私にはわかりましぇん!
ところで未だ途上国を中心に使われております2ストローク船外機ですが、日本国内に目を向けますと新規登録として使用するにおいては、急発進防止装置取り付けなど安全基準に関わる法令改定により、高額な後付けパーツが必要になったりと使用するに至るまで煩雑となり非常に難しくなりつつあります。
まぁそれでも私のような可搬式ミニボートに拘る人は少しでも軽量でパワーのある2ストが欲しので、一部のそう言った方は今後も出てくると思いますので覚悟の上でご参考頂ければ幸いです。
偉そうに言う訳じゃありませんが素人ながらこの約3年間で8機のDT4~8と向き合って参りましたが、すでにほぼ中古しか存在しないDT5・6・8においては、少々値段が張ってもアフターサービスまで信頼出来うるショップさんで、確実に船検登録出来て尚且つ本体中身(インペラだけじゃなくエンジン本体まで)整備済みの個体を買われること強くお勧め申し上げます。
間違いなくその方が安いです!!
ただ最悪なのは悪質なショップも存在するらしいので(私は知りませんが)ご注意下さい。
あとどうしてもネットなどで買われる際は、出来るだけ後期型で必要パーツの取り付けられているモノをお勧め申し上げます。
まぁ後期型相場高いっスけどねぇ.....
おっとついでと言っちゃぁなんですが、プラグも密林で4本購入。
メイン機も含め気持ちよくプラグも一新しようと思います。
大陸製外品CDIユニット.....早く届かんかなぁ....
直ぐに壊れたら笑い者登録宜しくお願い申し上げますwww
まぁこう言った内容も含めて、誰もやらんようなバカげた事で日々楽しんでおります。
ではでは!