大層なタイトルですが、10数年前に購入し数回しか使わず倉庫に眠っておりましたブツを久し振りに取り出し.....
釣れている時に何とか行かないとな(笑)!
さて長い眠りからの復活した製品は、第一精工社さんのキングパラソル150と言う商品。
フル装備の定価で税込み27,500円と日除けパラソルしては大変高額なお品ですが、それなりに良い商品だと思います。
当時実購入価格でも2マソ弱はしたと思います。
では復活メンテナンスも含めこちらの製品について語って参りましょう。
製品はこのような専用収納ケースに入っておりますので比較的持ち運びは便利。

大きく分けてパラソル本体と可変式ホルダーポール。

パラソルの寸法は130cmと150cmがありますが、こちらは大き目の150cmタイプです。

男性用洋傘と比較しても大きいのが判りますね。
最大の特徴はこちらのベンチレーション機構。
最近ではビーチパラソルの少し良い製品に取り入れられておりますが、購入当時は殆どこんな製品ありませんでした。
少しくらいの強風では傘がひっくり返る事が無く、この部分より受けた風を逃がしてくれます。
そして10年以上の経過ですが驚いたのは、傘生地が全く傷んでおりません。
流石日本製です。
このような石油由来の生地は保管方法にもよりますが、粗悪品だと5年程度で加水分解を起こしボロボロに崩れ落ちたり粘り気が出て全く使い物になりません。
そう言った感触もなくサラサラの良好状態です。
あと太陽の光を反射させる銀色も良いですね。
内側は外側のUV反射カラーに反して賑やかなツートンカラー。
骨は柔軟性のある樹脂製でこちらもちょっとした強風でも柔軟にしなる感じです。
そして傘を広げた際に真鍮ネジで固定できるような仕組みに。
私のはここが固着して前回数年前使おうとわざわざ持って行きましたが、手の力で回せず断念www。
そこからまた深い眠りについていました(笑)。
恐らく塩害固着ですが、アルミと真鍮。
最高の固着コンビですな(笑)。
さて今では船外機いじりのお陰でこれくらいの固着。
以前比べ屁でもございません(笑)。
まずはKUREのプロ仕様ルブで潤滑剤を浸潤。
使用工具はウォーターポンププライヤー。
長いのでテコの原理で楽に回せます。
ネジの側面傷をつかないよう空転させずジワリと回して行くと開放されました。
アルミはコテコテ(笑)。
こちらも後でワイヤーカップブラシで入念に磨きます。
メスはタップを立て直し。
ギリギリッとゆっくりオイルを付けて回して行きます。
ネジ目の錆が面白いほど取れますね。
さて樹脂製の骨部分も1本抜けとるし.....
軽い対処と言う事で粘着力軽めの木工用ボンドでしばらく様子見しておきます(笑)。
さて問題の金属製ポール部分。
アルミ合金の鋳物製であることが伺えます。
ここも画像からは判り難いですが、アルミ特有の粉が噴いたような錆びが随所に出ています。
一番の錆具合はこちらの丸い軸受け部分。
ここでパラソルの根元から自在に角度を決めるのですが、完全に片側が固着しておりました(笑)。
拡大画像ですがこんな感じですwww。
ここはプラハンでコンッと小突いてやるとパカッ!と取れました。
ここはルーターのカップワイヤーブラシで入念にブラッシング。
ポール周りのネジなど全てバラします。
画像は処置前。
処置後!
そこから各所にマリングリスを塗ります。
特にボールジョイント部分は多めに。
さて今回一番錆びの酷かった部分。
伸縮可変の埋もれていた2段目アルミポール部分。
恐らく海水が滲みた状態で畳まれていたため酷く錆びています。
こればかりはどうしようも無いですが、まぁモノとして使えたら良いので.....
こちらもとりあえずは粉落とし。
長浜ラーメンちゃうしwww。
ワイヤーカップブラシ回転中。
とりあえず錆は落としましたが、アルマイト処理部分は剥がれているので今後ここは錆びやすく脆弱になるでしょうね。
一応マリンガードのオイルを滲ませたペーパータオルで表面を軽く保護。
大元のクランプはかなりうしっかりとしたモノですが継ぎ目の回転ボルトを紛失。
こちらはステンボルトで後日対処します。
ボディーは綺麗に磨き上げました。
真ん中の穴が紛失した回転ボルトの部分ですが、ここ基本的に固定で問題ありません。
てか、ここ本当は2本ボルト固定にして欲しかったな....
若干ではありますが、いくら締めてもガタつきがあります。
角度を90度変えてみるとこんな感じですが、この辺りの造りとシングルのクランプスクリュも出来ればダブル固定が望ましいですね。
この台座クランプだけでもオリジナル改造できれば固定がかなり安定すると思います。
こちらの製品ですが元々はヘラブナやチヌの掛かり釣りを想定した商品ですですが、ゴムボートでも充分役立ってくれそうですね。
次回一応持って行きまして使用レビューもリポートしてみたいですが、問題は固定する土台部分。
ボートシート部分が一番簡単ですが、そこの部分自体が撓(たわ)んで動くので風のある場合微妙だな?と思うし、トランサム部分での固定も強風時にトランサムボード自体を破損させはしないか?と言う恐怖がございます。
別で何か強固な固定物を自作すんのもありだけど、そうするとまたボートが重くなるし荷物増えるし.....
中々ピタッと当てはまるようなモノは存在しませんねぇ....
てか、それよりここ最近やたらと大雨とか天候も不安定www。
そもそも釣行出来るの?って感じです。
まぁ危険な時は絶対に行かない!っていうスタンスで引き続き遊んで参りたいと思っております。
これいかに!?