台風襲来も最小限にとどまり、ここ最近は幾分にも過ごしやすい日に変わって参りましたねぇ。
私はと言いますと年内一杯かけて自宅&実家内の断捨離および片付けと大掃除に日々奮闘しております。
勿論普段は四国時代と比較にならない程の激務に追われておりますが、まぁそれも1か月以上経過するとパターンちゅうものを掴んでまいりまして....
それなりにこなしておりますwww。
まぁ今までが環境良すぎたんですよ(笑)!
て事で出艇は今月1発出来るか出来ないか?程度で構えております。
あと何やかんやと家族のアッシー予約もちょこちょことカレンダーで抑えられとるしwww。
で、先般のブログでちょっことお目見えしましたヤマハの新入り船外機!
現行ボートには積めませんが、この先の計画用としてこの度縁あって嫁入りされました。
現在手持ちにジャンク品のマーキュリー・シープロ15を在庫していますが、稼働させるための燃料タンクやホースもなく部品発注もややこしい上に高い(笑)。
スズキのDTもそうですが、パーツ類の供給問題とパーツ価格の高低も長期に保有するためのコストとしては非常に大きいので非常に重要なファクターになりますよね。
そんな中で世界のヤマハは部品供給においてはかなり安心感があるので、チャンスあらば8~15馬力あたりは一度触っておきたい機種の一つでした。
そんなこんなで偶々某巨大ネットマーケット内におきましてタイミングよく見つけました本機!
内容から申し上げますと、日本海での海上使用。
府内在住のボート歴30年位の方の持ち物でして.....
何年使用されたのか正確な年数は不明ですが、10年以上は固いシロモノです。
譲り受けた2日程前にも海上使用していて調子は問題ないとの事でして、燃料タンクにプライマリ&ホースも付属状態と嬉しい限り。
メンテナンスは専門業者さんへ定期的に出していたそうでしたが、モノがモノだけにトラブル防止も含め全くのズブの素人さんには譲りたくないとの事でした。
購入価格はご想像にお任せしますが相場のおよそ半分くらいでお譲り頂けました。
これも何かのご縁ですかね!
今回手放された理由ですが.....
まぁやはりと言いますか年齢に対して重量の問題が一番の手放す理由だそうでして.....
あと速すぎて海面に当たる際の衝撃も耐え難い状況になってきておられるようでしてwww。
2名乗船で20kphそこそこで充分なんじゃないかな?と思えるようになって来られたとの事でした。
そう言う意味で次はやはり新品の2スト・マーキュリーシープロ9.8(27Kg)を狙っているとの事です(爆)。
但し今新品を購入するとなると、円安もあって相当お高そうなんですけどね.....
と話は尽きませんでしたが、一応実家新工房の並べた船外機の画像をお見せ致しますと(笑)。
非常に納得いただきお互い気持ちよく取引完了となりました。
ところで稼働品とはいえパッと見傷んでいる個所もあるようなので、試運転も兼ねまして昨日火入れを行いました。

これからこの機について色々と調べて行きたいのですが、今のところ判っている情報は少なくこれからお勉強ってところですが.....
排気量はそこそこありうそうでして古い米製マーキュリーの10-15HPとシリンダは似てそうです。
この9.9も排気量は相当あるようでして、何よりも重量が確か37kgくらいとめっさ重いですわ。
で、どうやら自分調べで見ますと9.9と15の違いは、スロットルの分量とペラ(ピッチ)くらいでしょうか?
逆に言いますとかなり簡単に15馬力仕様になりそうな勢いの船外機のようです。
あとVMAX-Jr.のトップカウルとYAMAHAのトップカウルの2バージョンあるようですが、中身は全く変わらないようでして.....
恐らくVMAXモデルって当時のバスブームにあやかったモデルなのかもしれません。
YAMAHAの関係者さん居たら教えてくださいwww。
で、とりあずの可動確認ですが、その前にアノード確認。

これはまぁまぁアカンレベルっすなwww。
で、早速10mm回そうとしますがビクともしません。
いきなりの足止めでヒートガン自宅に忘れて来とるし.....
と言う事で午前中の可動確認より午後からのメニュー変更。
まず最初にペラは難無く外れました。
次にアノードですが、やはりと言いますがまぁまぁ固着しております。
あとはお決まりのルブ浸透からアチアチの状態までヒートガンで温めて!からの冷却ルブ一撃。
で、「パッキーン!」と一発目に嫌な音を響かせて無事ボルトは外すことが出来ました。

見よ!このボルトに付着した錆びの粉(笑)。
その流れで下側のボルト類。
全て一度回してみます。
おっと無事全部回りますな!!
※画像割愛。
次に気になる部分として燃料フィルタ。

ごっついデカいゴミちゃんとありました(笑)。
あと燃料コネクタ部分がグラグラしていたのでボルト増し締め。
ティラーハンドルチェック。
使えますがキルスイッチが割れています。

性格的に交換したくなる案件です。
あとハンドルグリップの割れ方が相当ヤバすwww。

これももち交換ですな。
この錆びた棒ですが、チルトピンを紛失されたらしくボルトナットで代用されています。
別角度。

※購入時に説明受けております。
ここも私的に純正品交換案件(笑)。
で、ここも無理くり剝がしました。
プラグはB7HS-10ですが、外側かなり腐っていますな。

この辺りも当然レストア時に一新。
あととにかくケース内の細かな汚れが結構酷いので一度シリンダブロックごと下ろしたい。

ケーブル周りが粉吹いていますので。
で、本機スロットルケーブルの取付部分。
9.9馬力にはストッパー金属が取り付けられており、なんとアクセルが50%の位置しか行かない仕様に。

ストッパーの付属した状況マックススロットル位置がこの状態です。
ストッパーの付属したアクセルワイヤー取り付け部。
で、10mmナットを緩めてストッパーを外します。
外したストッパー。
ストッパーの外した状態のアクセルワイヤー取り付け部。
そしてスロットルが100%まで(笑)。

こんなんでエエのん(笑)?
で、いよいよ火入れですが.....
スズキやトーハツのような水栓プラグがありませんので、バケツ検水となりこちらはやや不便。

しかもバケツが微妙に小さくまた新しいの購入せんといかん.....
で、チョークを引きリコイルする事3回目でエンジンは調子よく上がります。

ただスロットルバタフライの開度がやや開き過ぎているようでして、スクリュ調整。
アイドリングで流し釣りをされていたと言う事で、アクセル全閉時でも安定回転での設定となっていたようです。
で、感想ですが.....
エンジンがデカくなったのですが、アイドリングがスズキに比べかなり静香ちゃんwww。
あとパイロットウォーターが犬のオシッコみたいに妙に勢い良すぎますwww。
で、機関はすこぶる良好のようですが、とりあえず消耗パーツ類を調べて発注し一度掃除も含め徐々に分解していく予定です。
また来週もおとなしくいじりの予定ですな。