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2023年01月28日 イイね!

YAMAHA 9.9FMH VMAX-Jr.簡易?オーバーホールの軌跡 後編 

さて前編からの続き。
本体各所のパーツ交換並びに消耗パーツ交換を済ませたVーMAX9.9ですが、エンジン本体側外したパーツを組んでいきます。
ギアやアクセルスロットルワイヤーを止めている部分。
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一度分解すると組み立てまぁまぁ面倒です。
バネが2つ入っているので一寸したパズルですw。
まぁまた次バラシた時は仕組みをアップしたいと思います。


ギアシフト周りの錆びて腐ったカラーやボルトも一新!
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但し若干白化しているシフトの樹脂レバーは残念ながら販売終了でした.....
形状からすると何か代用出来そうやし、最悪3Dプリンターで作れそうな感じはしますがね。
で、次にギアオイル注入ですが、手がベトベトなるので画像ありませんw。


さて一気に下周りの取り付けですが.....
いつも難儀するDTに比べ驚くほど楽にギアケース取り付け出来ました。
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取り付けしやすい構造はグッド!


さて今回フラッシャーと言う新たな保守パーツ導入。
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この様に吸水口に挟んでホースから水を取り込みフラッシング。
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で、結論から言いますと水上がらず....
一応購入したヤマハの正規店に確認はしたのですが、使い方合ってるのかも判らんのでWww。
で検水上がらなかったのでインペラが大丈夫か少し心配になり一度チェック。
ある程度水は上がっていたようですが、エンジンブロックまで上がるには至っていない状況のようです。で、ここまで来ると万が一にもサーモスタットの心配も少し頭を過りました。
まぁ分解前のバケツテストでは勢い良く検水出てましたから、いきなり壊れる事もあるまいしなのですが.....
それと懸念材料としてもう一点、パーツリストよりサーモスタットを検索していたら、このエンジンブロックにはアノードが組み込まれておりました(爆)。
パーツリストはかなり読みこんだつもりなのに.....
正直これは見逃していたわ.....
こちらの本体、お世辞にもキャビテーション下に取り付けられたアノードの状態から推測すると、こまめにチェックしていた雰囲気ゼロですので余計にヘッド内が心配にWww。
で、ちょうど他の純正パーツも要るため、一度は作業飛ばしたヘッドオープンをする事にWww。


先ずはこちら、面倒で作業飛ばしてたロワーケースの錆びて腐ったカラーの交換を終わらせ....
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ヘッドについては一気に無事開封!
ボルト折れも無く無事に行けました。
※勿論そのまま開放はしていません、対策しています。
で、問題のアノードですが.....
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まぁまぁアカン奴やんWww。
正直開けておいて良かったです。
これ以上放置しておくとヘッド内水路に大きな影響を与えます。
そしてこの曲者のステンレス+2ネジ。
しっかりと貼り付いておりますWww。
お気に入りのルブにヒートガン、ショックドライバーを駆使し、慌てず何度も同じルーティーンをこなす事4回目?


ネチッとした感覚でようやく動いてくれました!!
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正直安堵しました(笑)


摘出したサーモスタットとエンジンアノード。
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サーモスタットは一応大丈夫なんですが、錆びも酷いので気持ち良く新品に入れ替えです。


アノードはスが入りボロボロですでに犠牲金属としての役割を全く果たしていません。
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サーモカバーにヘッドカバー。
これ以上放置は危険な状態でした。
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特にシリンダー側向かって左の縦の水路はこの白い塊で完全に塞がれていました。
※画像撮り忘れ....

早速ルーターブラシ登場!
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これ全部アルミ錆びと塩を中心とした海水不純物の塊。
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灯油無いので強力キャブクリーナーでカーボンカスを除去。
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ここまですんのに3回くらいかかります。
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800番耐水ペーパーで軽く面研ぎし....

ヘッド表面締結トルクと順番がプレス表示。
流石世界のトップブランド!
何気にこの配慮は整備しやすい。
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1.7kgmなのでNm単位換算で16.67。
サービスマニュアルには17Nmと記載されていました。


シリンダー内部縦傷は幸いございませんでした。
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ピストンもカーボン除去。
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アノード取り付けボルト穴は当然タップ立て直し。


見よ!この錆びと鉄粉。
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撒き散らさないようパーツクリーナーを浸した綿棒で優しく掃除。
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冷却水路も出来る限り錆びや塩を落としますが、ブロック下ろしてないのでこれが限界ですわ。
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アノードも綺麗に無事交換。
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勿論ネジも交換しています。


薄く液体ガスケットを湿布。
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ヘッドの面取りも出来てませんので圧縮漏れを少しでも無くせばと。


メタルガスケット装着
alt新品は気持ち良いです。


そしてヘッドに全てボルトを差し込んだ状態でシリンダーに貼り付け、その後サーモスタットのホルダーを取り付け。
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エンジン本体下ろしてないのでこの方法でしかボルト締結出来ませんWww。
ヘッドとホルダーの水路はジンク塗料で一応内部塗装済み。


気持ち良く新品パーツ組み込みました。
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さてコロナ療養中にポチったトルクレンチ(笑)。
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記念すべき初稼働Www。


ここでマニュアルの注意として、プレスされた番号順に規程トルクの半締を行うこと!
警告のように書かれています。
なので規程の半分8~9Nmあたりで止めます。
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これを全て番号順に行い....


次に1番よりレンチが音で知らせてくれるところまで回しますが、結構な感じで締めるのが判ります。
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これで気になるパーツ交換は一応完了です。
で、この機では使えんフラッシャーは消えて頂き嫌いなバケツ検水Www。


こちら!

無事にテスト完了。
水も勢い良く出ています。


外したパーツはこれだけ。
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あとは別途制作中のトップカウルがございますが、こちらは訳あって当分塩漬け案件となります。
これで手持ち使用予定の3台が整備終了。
JCIへの持ち込みもいよいよ可能となりました。
2月には新しいボートの受検も出来そうです。
また出費痛いけど...
ではでは!



Posted at 2023/01/28 10:05:43 | コメント(6) | トラックバック(0) | 船外機 YAMAHA | 日記

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