さて先日のブログの続き... 前編は
こちら
魚探振動子の泡噛み対策をすべく一から見直している取り付けステーですが、前回はとりあえずダイナキールに差し込む樹脂の平板まで加工いたしました。
画像多いので出来るまでサクサクと流して参りますが、途中失敗部分のあるのであえてそれも掲載しておきます。
まず用意した材料ですが、アルミ板は30mmと40mm幅の2種類を用意、てか在庫があります(笑)。
結局軽くて曲げやすい、でもそれなりに強度の見込めそうな30mm幅のモノを利用。
最初長さをどれくらい取れば良いのかサッパリ判らなかったので300mmの長さでまずはおおよその雰囲気をはかります。
万力+ゴムハンマー=綺麗な曲げ。
木片×木片÷挟み込む=曲げにくい場所の曲げ(笑)。
切断部分の面取りも金ヤスリで行います。
試作タイプはこんな感じになりました.....
が、明らかに飛び出し過ぎ!
仕掛けを絡ませたりしそうな雰囲気がプンプンするのでとりあえずこれを元に長さや曲げの位置など修正をかけます。
計算の結果、200mmの長さが適当だと判明し3本ほどカット。
元のホンデックス純正万能ホルダーに取り付けている振動子と水温センサーの取り外しです。
括りつけていたタイラップをまずはハサミでジョキジョキと切り離し、ネジ類各種も全部ばらします。
海水に晒される部分なので錆びや汚れが結構ございました。
ちなみにこの万能ホルダーですが、一瞬某オークションで売り払おうか考えましたが、よくよく考えると貸しボートやカセで魚探使うときに要るので持っておくことに。
と言う事で振動子もう1つ追加購入せねば....
てな訳で今後の再利用も考えて純正のネジ類やステーなどは大切に保管しておきます。
で、曲げのパターンはこんな感じ。
キール側30mmに対し振動子取り付け側が50mm。
あとは曲げていくだけですが、これも熟練のコツが要ります(嘘)www。
とりあえず変な形にならないようゆっくりするのが良いですね。
ちなみに万力が小さくショボいので50mmの方は片側ずつ曲げていきます。
とりあえずの形が完成。
次に取付穴の設定。
で、ここからの作業は失敗事例。
2液性のボンドで貼り合わせの仮止めを試みましたが.....
ドリル貫通を綺麗にさせるため考えましたが接着面が完全に乾く前に行ったため失敗に終わりますwww。
わざわざこんな事しましたが水の泡だと言う事をお伝えしておきます。
で取り付けなんですが、アルミと言えばリベット!

それ用の穴を開ける訳ですが....
しまった....
リベット打ち込みの写真撮り忘れました....
ちなみにアルミリベットの種類は平リベット3mm口径の長さが10mm。
とりあえずステーの全貌がこれで見て取れます。
このような2点留めですが、かなりガッチリと付いております。

問題である樹脂とアルミ板との取り付け。
当初裏側にアルミ板をハサミ、アルミ板+樹脂板+アルミ板の所からリベットをカシメる予定でした。
が、厚みがありすぎてリベットの長さが足らなかったのでアルミ板+樹脂板の状態でリベットを打ち込みます。
面が汚いのは接着剤にアルミ粉が付着しているから。
失敗した接着剤のおかげでステー本体あちこち汚れまくりですwww。
で、100~600番までの耐水サンドペーパーで磨きなおしまして.....
とりあえず人様に見てもらっても恥ずかしくない程度にまでは磨きました。
あっ、こちらの延長板は水温センサー取り付けるために新たに取り付けました。
樹脂板の方ですが、意外としっかりと留まったのには驚きです。
万能クランプと新振動子ステーとの大きさ比較。
重量&サイズともにコンパクトになり良い感じですわ。
それに伴い配線の括り直し。
ちなみにホンデックスの電源コードと水温センサーのコード長は違います。
なんでこんな造りなんでしょうかね?
電源コードが長いために途中で変な輪っかを作っておりますwww。
面倒くさい....
そしていよいよ振動子と水温センサーの取り付け。
M4ステンレスのビス類を新規調達。
振動子側OK。
水温センサー側もOK。
海水に浸かる部分はコード纏めのラセンは使いません。
海水が付着して乾燥せずに置いておくとゴム類の劣化を加速させるから、浸かる部分は2本のコードを剥きだした状態でタイラップを掛けておきます。
とりあえずこんな感じで第1号は完成。
本体メイン部分拡大。
収納バスケットにもスッポリと無事納まりました。
で、早速実際の取り付けを行ってみる。
一番の課題は適度にキールより離れて出来るだけ泡噛みを起こさない事!
次に陸揚げなど行った際に振動子に傷が付かない事。
それと実釣中にラインが出来るだけ絡まない事。
見た目だけではとりあえずこの3点をクリアしたかな?という感じ。
あとは今回この白い樹脂を使用したことに影響が出るのかどうか?
長い状態ではかなり柔らかいのでたわみが存在しますが、本体長の約7/8程度がキールに刺さっていますのでたわまないとは思いますが、その辺りがどうなるか一抹の不安は拭えませんw。
エアーが規定値充填では無いのでもう少し実際はカッチリとなるはずですが、まずまずの感触です。
チューブから出る配線もハンドルに通すので問題ないかな?

まぁ実際使えるかどうかのフィールドテストを明日に控えますが、うまく行けばトランサムに貼り付けたこちらのステンレスアングルは外せるかも。
で、最後の微調整としてこの隙間。

A型人間としてはダメなので微調整(笑)。
約10mm程度の樹脂をカット!
これで振動子ステーとダイナキールとの隙間は完全に無くなりピッタリと納まりきりました。

さて明日は何とか天候が持ちそうな気配です。
と言う訳でとりあえず近所でフィールドテストだな!
※現在はフルアルミで一応改良されています。
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