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2021年07月21日 イイね!

魚探泡噛み対策 振動子の取り付けステーの製作DIY 取付けバーのアルミ平板への改良編

さて魚探振動子取付けシリーズもこれが最後の投稿になればいいのですが.....

※過去ブログはこちら
・ 魚探泡噛み対策 振動子の取り付けステーの製作DIY 前編
・ 魚探泡噛み対策 振動子の取り付けステーの製作DIY 後編
・ 魚探泡噛み対策 振動子の取り付けステーの製作DIY フィールドテスト編

6月にフィールドテストにて無事泡噛み現象を克服した新魚探振動子ステーですが、約40cm近くあります船体とのホールドする為の樹脂バーが様々な障害物の影響で少し曲がり始めてきました。
特に潮目でのゴミ類、特に流れ込んきた草木や改装などが巻き付いた状態で走行するもんですから、余計に取り付け根元部分にストレスが溜まっているようです。

最初のバージョンを製作する前は、あくまでも近所のホームセンターで揃う材料縛りで製作しましたが、弱い部分が数度の釣行で判ってきたのでこちらは改善いたします。


さて今回素材として追加購入したのはこちらのみ。
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送料込みでこの価格であると同時に長さも300mmと丁度のサイズ。
カットする手間も省けますしね。



まずは完成度60%?の振動子ステー1号。
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早速リベットを外すと取り付けの根っこ部分これだけ曲がっています。
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次に入れ替えるアルミ平板、厚みは樹脂の刺し込みと同じ5mm幅。
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これだけの厚みになると少々の力加減では曲がりませんね。
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本体に残ったリベットの除去作業から。
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小さいキリから徐々に揉んでいきますが元穴を広げない様ここは慎重に。
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最後はピンポンチで残骸を抜き取り。
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振動子と水温センサー側はネジで固定しているのでこちらも外します。
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電蝕でステンレスとアルミが反応してアルミの腐食した白い粉が見て取れます。
まぁ海水使用の宿命ですな.....
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振動子にもかなり汚れが付着。
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ネジ山も埋まり始めていますね。
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ワッシャの痕などもふちゃくしているので後ほど磨きを入れます。
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で、この対策として思いついたのがアノードの取り付け。
部品取りで沢山ありますが、画像のようにスの入ったもう使わないアノードを再生利用致します。
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とりあえず仮置きですが、再利用するアノードのスの入り方が酷い。
少し逸れますが、このようなアノードの付いた船外機は大概どこか内部腐食が進行している可能性大です。
少なくとも3回くらい出撃したらアノードを外して磨きを入れると良いらしいですね。
あとは油脂類や塗料などアノードに付着させると効力が薄まりますが、2スト船外機の場合アノードにオイルが結構付着しますので、いずれにしてもこまめな脱脂や磨き作業が重要となります。
船外機に取り付けてある純正アノードの交換目安は2/3程度に小さくなったら交換との事ですが、まぁ部品としてもそんなに高くありませんから船外機を長持ちさせるにはここをよく触る事と小さく摩耗したら交換するのが一番ですネ。



取り付け予定部分をマーキング。
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小さいキリで小穴を開けて.....
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最終5mm幅のドリルは垂直かつ真円になるよう注意を払います。
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10mm頭のスチールネジで固定するのでタップを切ります。
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垂直を保ちながらゆっくりと切り進めます。
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ボルトが丁度良い具合に入ります。
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次にアノードの再生。
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出来るだけ地金を出すためスチールのヤスリでゴシゴシ内職。
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特に接地面である裏側は念入りに。
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角も木片に固定しながらガリガリと削っていきます。
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完全に磨ききる事は出来ませんでしたが、これだけ金属面を出せば効果かなりあると思います。
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取り付け。
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ウン、バッチリですな!
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次に各アルミ素材の磨き工程としてコンパウンドの使用。
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ペーパータオルでゴシゴシと。
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くすみ、くもりが取れてピカピカ。
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他のパーツも磨きを入れて一旦綺麗になりましたら最終リベットの打ち込み。
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ずれると不細工なので慎重に合わせながらの作業となります。
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裏側はこんな感じですが思いの外ガッチリと止まっていますよ。
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見える表面はこんな感じ。alt




あとは振動子と水温センサーの取り付けですが、横着せずネジ・ボルト、ナットなどをワイヤーブラシルーターで掃除。
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ネジ山は綺麗に復活です。
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パーツクリーナーに浸して汚れを除去。
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ピカピカに戻ったので取付作業。
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さてヤマハのグリスAですが、今回新規発注したらパッケージが新しくなっていました。
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しかもグリスのカラーもカラシ色からソフトタッチのクリーム色に変更されています。
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ネジ山にグリスアップ。
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メンテナンスを含めたアルミバーの取り換えおよびアノード取付作業完了しました。
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かなり部品としてのクオリティ上がりましたでしょうか?
私的に満足度60%→80%にアップ(笑)。
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とりあえず今週実装テストかな?
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2021年07月20日 イイね!

スズキDT5 502S 船検登録化計画 触れば触るほど沼www... その5 おまけ・リコイルスターターの急発進防止装置の取り付け

船外機の急発進防止装置なるパーツの存在を皆さんご存じでしょうか?
初めての船舶検査を受検する際にJCI(小型船舶機構)にまず機関換装の際の注意事項として口酸っぱく言われたのが急発進防止装置の有無。
これが最初何のことだか判らずネットでググりまくりましたが、こちらに関する詳細記事が全く以って少なすぎて理解を得るまで中々大変でした。
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何故船検受験に必要なのか先に書いてしまうと... 
文字通りギア嵌入(かんにゅう)時での機関始動による急発進によって生じる影響から来る落水事故を防止する為。

まず免許要不要艇に関わらず4馬力以下機関(船外機等)の小型船舶については急発進防止装置の取り付けは必要ありません。
また新しい船外機もしくは比較的新しい船外機を取り付けられる方も今回の項目はあまり関係ありません。
この法令の改正後の施行が確か平成6年頃の事ですので、それ以前に製造されている船外機が対象となります。
ゆえに2スト小型船外機はドンピシャでこの法令においての適合性が新規の船検登録において問われます。
なお新規と書きましたが過去すでに登録されているものは自動車の法令改正同様免除の対象となるようです。
旧車のシートベルトやウィンカーなどが同等のものになります。
よって急発進防止装置の有無については、あくまでも船検を通す上での必要項目であり、水上においての臨検等において検査される項目であることは理解。


で、さきほどの画像赤丸部分で囲いましたワイヤーに繋げられたストッパー的なモノの取り付けについての法令項目ですが、小型船舶安全規則(昭和49年運輸省令第36号)の....
第3章 機関 
第1節 通則 
(機関の操作)

第23条 機関は、容易かつ確実に操作、点検及び保守ができる適当な構造のものでなければならない。
2 主機を始動した際に急に発進するおそれのある小型船舶には、急発進を防止するための適当な措置を講じなければならない。
とあります。

更に小型船舶安全規則に関する細則と言うものがあり具体的な詳細や数値的なものが記されているのでですが.....

23.2 (a) 「急に発進するおそれのある小型船舶」とは、次のいずれかに該当する小型船舶以外のものをいう。

(1) V/√L<3.6
(2) 主機が1機の場合で、当該主機の連続最大出力が3.3kW(4.5PS)未満のもの
(3) 主機が2機同時で始動する構造となっている場合で、当該主機の連続最大出力が3.3kW(4.5PS)未満のもの
(4) 主機が2機で同時に始動しない構造となっている場合で、いずれの主機の連続最大出力が3.3kW(4.5PS)未満のもの
(5) その他急に発進するおそれがないと判断されるもの(関係図面及び資料をを添えて本部に伺い出ること。)

(b) 「急発進を防止するための適当な装置」とは、次のいずれかの要件に適合するものをいう。

(1) クラッチが嵌入している場合主機の始動ができない構造のもの
(2) ウォータージェット推進装置又は可変ピッチプロペラ等 の推進装置等を有する船舶で、艇体に推力を生じないよう操作された状態でなければ主機の始動ができない構造のもの。
(3) その他構造上等から判断して適当と認められるもの。(関係図面及び資料を添えて本部に伺 い出ること。) 

(c) 次のISO規格に適合するものについては、本項の要件に適合するものと認めて差し支えな い 。
ISO 11547:1994「Small craft–Start-in-gear protection 舟艇-スタート・イン・ギヤ・プロテ クション)」

お判りになっただろうかwww?
まぁ一言で申し上げますと要免許艇に取り付ける主機に宇おいて、「5馬力以上のものは急発進防止装置が備え付けられていないと新たな船検には通さねぇぜ!!」てな具合でしょかね!?
なので何にも知らずにいきなりヤフオクで適当な古い船外機をレストアしようと思っても場合によっては船検を取得できない場合がありますのでご注意くださいませ。

で、もう一台部品取りとして手に入れたモノのスターターが何故か樹脂製のストッパーが取り付けられていない....
これ淡水使用の方に多いんだけど、意図的に外しているのでしょうか?
リコイル&ゴー的な感じとでも言おうか...
あっ、ちなみに私のDT4にはストッパーがありませんが、前進ギア入れた状態でのスタートは基本的には行いません。
やはり危ないですから。
ちなみに淡水での5馬力はこれまた船舶検査不要なんですよ。
厳密に言いますと平水区域限定使用の場合に船舶検査免除=チェックしない!と言う事(笑)。
※要登録、要免許


と言う訳で海(限定沿海以上)で使う場合においては、コレが無いと正直使い物にならないんだけど仕方がない探すとするか....
と言う訳で私が必要としているのは赤丸で囲ってある少し黄色褪せた樹脂製のストッパーを探しております。



まずは素直にDT5パーツリストより調べてみる。
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こちらのパーツリストを見ると....
NSIセットが7-1と7-2と言う2パターンのセットがあるのですが....
とりあえず価格を調べてみますと....
・ 7-1 NSIセット 18200-98810 6,435円
・ 7-2 NSIセット 18280-98131 2,695円

たっか.....

しかも安い方のセット、購入しようとしているパーツ屋さんの在庫がありません。
メーカーからの供給となると更に時間もかかりそうな勢い。
そしてこのようなパーツですが1度で注文しておかないと送料も結構かかります。
しかし納得いかんなぁ....
とまぁ、下手すると7-2 NSIセット 18280-98131 2,695円の在庫があったらもしかしたら発注していたかもしれません。
在庫無くてありがと~!



てな訳でとりあえず直近の船外機モデルはどんなスタータコイルを使っているのか、少々気になったのでパーツリストより絵面を見てみました。
まずは馬力数同じのスズキDFシリーズで検索。
最新型式のDF5Aと言うモデルのリコイルスターターを見てみることに....
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赤枠部分の部品、どう見ても同じ形状にしか見えませんがwww


そして上記を元にDFシリーズから注文したのが下記の品番。
・ サークリップ 18178-98310 110円
・ NSIセット 18280-91J00 407円
〆て517円(税込み)



で、万一ダメでも517円ならどうでもエエわ!的な発想で注文したのだが....
その結果は?


サークリップ
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こちらがNSIセットと言うモノ。
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早速開封して確認。
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NISセットには樹脂ストッパーとバネが入っております。



こちら元々取り付けられていたストッパーですが....
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2ストエンジンあるあるのガソリンやオイルで色焼けした夏色(小麦色)の樹脂www。



で、2つ並べて.....
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全く同じやんか(爆)www。



しかし新品は綺麗で良いでんなぁ.....
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こうなれば後は取り付けだけですが、一番触りたくないコイルスプリング部分。
これは絶対外さないと取り付け出来ないので仕方なく外します。
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真ん中のプラスネジを外すといとも簡単に外すことが出来ますが、ゼンマイ形状のスプリングがワチャワチャと飛び出します。
グリス汚れも酷く画像を撮る余裕もありませんでしたので割愛させて頂きますが....
結果思っていたよりは難しい作業ではございませんでした。



ついでにリコイルロープも新品に取り換えを行います。
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このっギザギザ形状が急発進防止ストッパーの引っ掛ける形状ですね。
内側と外側両方あるのは前進・後進のギア嵌入で引っ掛からすためです。
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目印から少しでもずれるとリコイルスターターロープが引けない仕組みなのですが、まれに何かの拍子でニュートラル時でのズレが発生しロープが引けなくなったと言う事例をYouTubeで見たことがあります。
ロープの引けない時の原因として....
まず第一にエンジンの焼き付きがありますが、これはエンジン周りが相当熱くなるのでまず気付くでしょうwww。
恐らく一番多い症状がペラへの異物巻き付き、多分これが一番多いパターンかも。
それでも判らない場合はこちらのストッパーの不具合が極稀に当てはまる場合がございます。



ゼンマイの掛からない部分はパーツクリーナーで念入りに掃除して、ゼンマイを綺麗に巻きなおしてセッティング。
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NISパーツはサークリップで裏側から固定。
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あとはゼンマイ部分をセンター部分に引っ掛けて装着。
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ここからゼンマイコイルを目いっぱい回して反発を付けます。
勿論片側にロープを取り付けた状態で
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うまく説明出来ないけどコツを掴んだら問題ありません。
※2人居れば余裕の作業。


で、折角なので綺麗なパーツの方を早速取り付けてみました。
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今回はかなりマニアックなパーツの取り付けとなりましたが、全く同じパーツでも発注方法により無駄なモノが省けて安く入手出来ました。
参考にされる方は相当少ないと思いますが整備組上げ備忘録としてアップさせて頂いております。
2021年07月19日 イイね!

スズキDT5 502S 船検登録化計画 触れば触るほど沼www... その4 コード付きキルスイッチへの変更

さて船検登録化計画も大きな山場は無事クリアし、あとは自己満足や快適さをどこまで探求していくか?みたいな楽しみ方となっております。
その快適さの一つとしてキルスイッチの変更、こちらも重要な改良ポイントとなります。
そもそもキルスイッチの大きな役割ですが、電気を遮断してエンジンを緊急停止させるためのものですが、古い船外機の特徴としてはただ単にエンジンを止めるためのスイッチボタンのモノでした。
概念としては単純に緊急停止するだけのモノと言った概念だったんでしょうね。
ところが90年代後半よりコード式のキルスイッチに各メーカー変わってきます。
特にティラーハンドルで操船するような小型船舶において様々な事故の積み上げによる改良が行われたためだと思います。
現在はストッパークリップと言うモノが挟み込まれたスイッチに塩ビ製のらせんコードが取り付けられ、操船者はこのコードの端を身体のどこかに取り付けると言う寸法。
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※DT4 402Sの画像です。


万一落水したときにクリップが抜けるとエンジンが自動停止。
よほど潮が速い?や風が強い?と言う事が無い限りはとりあえずボートに落水者がボートに掴まる事が出来ると言う訳です。
私も基本単独釣行が多いので積み込む船外機についてはやはり万一を考えてコード付きのキルスイッチに取り換えたいと思っておりました。



さて昭和から平成初頭にかけてのDT5シリーズですが、502シリーズの終わる'97モデル、所謂1998年までは全て下記のようなボタン式のキルスイッチとなります。
ちなみにこのタイプのキルスイッチボタンですが、押すのに結構力が要るのと最低3秒くらい長押ししないとエンジンは完全に止まってくれません。
走行中に落水したら完全にアウツですね。
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ちなみに画像は'87モデルのDT5 501のティラーハンドル。
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下の画像はDT5 502のロワーケースとティラーハンドル。
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こちらが502のティラーハンドルですが、すでにコード付きスイッチを取り付ける台座部分はすでに準備されていましたが、中途半端に旧型のボタン型ス付いています(笑)。
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さて他の消耗パーツ共々に混載して着弾いたしました純正品。
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品番:37830-89E04です。
価格は税込み3,905円で入手できました。



まずはグリップハンドルを取り外します。
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アクセルワイヤー2本とキルスイッチコードの計3本のコード。
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スロットルワイヤーを調節するアジャスターの取り外し。
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キルスイッチの取り外し。
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さて一番問題なのがここ。
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金属製のハンドルロッドを固定する樹脂をバネの反発から抑えるピンがあります。
コイツを抜かないといけないのですが.....
これ引き抜くのが相当難しい.....
どなたかここを加工せずに上手に外せる良い方法を教えてくださいな。



工具も限られているしサービスマニュアルも無いので叩き押す事しか思い浮かびませんwww。
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しかし反対側のアルミ製本体に緩衝するのは間違いないので、そのまま叩いたら割れます。
※経験済み。
まぁぶっ壊れるほどの傷ではありませんが、あまり気持ちの良いやり方ではありませんのでね。



と言う訳でピンを抜き取るための穴を掘削するためまずはポンチング。
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ドリルで優しく穴を作りました。
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ピンポンチでコンコンゆっくり叩き.....
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バネで反発するのを抑えるためロッドエンドに割りばしを挟んで微調整www。
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ピンを下穴に貫通させます。
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うまく出てきました。
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最後はピンポンチで一気に抜きます。
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このピンポンチ少し曲がり始めとるし.....



このピンがティラーハンドル分解作業のボスなのであとはまぁ簡単。
ロッドにある樹脂製のブッシュを取り外します。
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スリットが入っていますのでゆっくりと押していけば外れます。
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次にロッドエンドのアクセルワイヤーえを外しますが、この部分破損するとロッド交換となりますので丁寧に行いましょう。
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次にキルスイッチを部品ごと外しますが、ティラーハンドルの通し穴に抑えのゴムが挟み込んであり、これが小ボスレベルに面倒なヤツですwww。
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コードの周りに巻き付いてるの黒いゴムがそれです。
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ここは押し合いへし合いでゴムを壊さない様丁寧に除去。
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これで旧キルスイッチは取り外し完了。



一旦余分なグリスや汚れを強力なパーツクリーナーで除去。
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さてコード付きの新品を準備。
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取り付けは樹脂ネジで挟み込むだけの簡単な仕組みです。
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先ほどの小ボス(笑)?であるゴムを元通りに挟み込みます。
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まぁこれがあるので配線が緩んだりしない。
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ロッドの通る台座を避けて下側にコードをねじ込みます。
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ロッドを元に。
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ストッパーの樹脂をプラスネジで仮止め。
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ピンを打ち込みなおします。
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スロットアジャスターのステンレスプレートを取り付け。
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最後にスロットルアジャスターを戻せばとりあえずキルスイッチの取り換え完了。
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ワイヤー周りには多目のグリスを塗布。
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いずれ汚れが付きますが、特に海水から守るためこのような中々掃除の行き届かない裏側は多目のグリスで塩害からパーツを守らせましょう。
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上がもう一つの502ティラーハンドル。
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その内本体に合わせた塗装を行いたいと思っております。



最後にグリップエンドがこのような不細工な穴が残るため.....
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コード付きキルスイッチがすでに取り付けられているDT4のグリップが適合するのかテスト。
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こちらの品番は63210-93E30で本日時点での価格は1,595税込み。
次回のパーツ発注時必ず買っておこうwww。



エンドはこのような感じです。
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余談ですが結局DTシリーズをパーツリストから調べましたが最終モデルまでコード無しのキルスイッチハンドルで生産されていたようですね。



ちなみにDT4シリーズもこのモデルから若干ケースの形状なども変わって行くのですが、かなりシンプルな構造に変わっているのが印象的。
あとティラーハンドルのロッドは樹脂製のかなり軟弱なパーツに変わっております。
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さてカラーリングが新旧入り混じったハイブリッドwww?なDT5の完成!
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とりあえず何とかここまでたどり着きました。
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いよいよあとは船検の追加登録作業ですね。
2021年07月16日 イイね!

スズキDT5 502S 船検登録化計画 触れば触るほど沼www... その3 アイドリング不調の原因 CDI交換

さて、どうにかこうにか3個1状態で組み上がりましたDT5船外機!

3台の本体がどれもこれも使える部分と使えない部分がありまして、とりあえずはそのエエとこ取りを行っている訳なんですが....
3台の状況をとりあえずまとめてみた。

A. DT5 501S
・ エンジン本体2気筒の総排気量113cc(内径43×行程39mm)と502より若干少ない。
・ リコイルスターターに急発進防止装置付属せず。 ※~'94モデルまで
・ ケース類各所に錆が見られるが全塗装施行済み。
・ ティラーハンドルにコイル式キルスイッチの台座が無い。

B. DT5 502S ➀
・ エンジンは始動良好。総排気量165c(内径50×行程42mm)※'95~'98モデルまで。
・ エンジン本体エグゾースト部分ボルト3本とアンダー1本ボルトが塩噛みによる破断。
・ エンジンヘッド冷却水導水部分塩噛みにより酷い塞ぎあり。
・ インペラ台座であるベアリングケース、塩噛みによりジャンク。
・ ギアケース最下部のアノードボルトが固着。
・ エンジンケース下部は腐食多い。

C. DT5 502S ②
・ エンジンは始動するもふけ上がらない。
・ ギアケースに後付けキャビテーションのボルト穴痕あり。
・ リコイルスターターの急発進防止装置の一部パーツが見当たらない。
・ ロアカバーのボルト3本が塩噛みによる破断。

とまぁ3機3様の状態でありまして....
特にDT5 502S➀のエンジン本体へのボルト残しは今後対処していくものの非常に時間もかかりそうです。
まぁ幸いだったのがヘッドのボルトについては何とか全て外れてくれたことですが、センターの2本は負荷が掛かっているので要ボルト交換となります。
口径の小さいキリで粘り強くセンターを取って徐々に広げてタップを切るかヘリサート加工のいずれかとなりそうです。


と言う訳でエンジン本体は未だヘッドも開封していないDT5 502S②の方をチョイス。
501のロアケースに502のギアケースにハンドル。
エンジン本体からキャブレターに至るまでの期間はDT5 502②に乗せ換え、併せてクランクブラケットへの製造シリアルナンバープレートを打ち込みます。


さて初爆確認。
チョークを引いてとりあえず初爆は発生。
アクセルを開けると不安定なアイドリングの末にエンストを起こします。
まぁ前オーナーさんの言う通り確かに吹けあがりどころかコレ大丈夫なん?くらいの酷い症状。

まずは簡単に出来る怪しいところからチェック。
ちなみに燃料ホース系統は不思議と過去購入したモノ全て当時のまま付いています。
逆に言うと問題なければ無駄に交換しないのでしょうかね?
私は一番最初に硬化したホース類一式を基本交換出来るモノ全てを外して交換いたします。
大概カチカチに硬化していますのでヒートガンで温めれば比較的無理せずスルッと取れますよ。
で、当然ストレーナーも新しいモノを取り付けますから燃料系として最初の部分は消えます。



次にキャブレターの洗浄。
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こちらもガスケット類やパッキン類の状況確認と、メインジェットや本体の小さい穴に至るまでヤマハの強力キャブクリーナーでしっかりと洗浄いたします。
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何度となく外したり取り付けたりの繰り返しですわ.....
しかしこの2工程を経ても一向に改善されないアイドリング。


次に燃料ポンプのダイヤフラムを疑います。
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ここも相当疑わしいので501に取り付けた新品のダイヤフラムを移植。
品番15170-98110 フューエルポンプ、ダイヤフラムセット。
お値段税込み2,805円(税込み・送料別)。
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ちなみに左が502、右が501のモノ。
中のダイヤフラムの膜やガスケットなどの形状は全く同じですが、カバー本体が全く逆転しています。
※本体は交換せず中のフィルムのみ移植です。



中をバラして掃除しても不調が続くようならゴムの膜に微細な穴が開いているかもしれません。
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マイクロ単位での穴でも不調をきたすことがあるそうです。
肉眼での確認は無理っすね。



とりあえず予備も分解ついでに洗浄しておきます。
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で、この措置で少しアイドリングが改善されましたがまだまだダメな感じ....
キャブのセッティング以前の問題ですね。



こうなると燃料系のトラブルは一旦置いといて....
電気系統の不具合をチェックします。
まぁ何となく嫌な予感はあるのですがwww、とりあえず少額でできる怪しいところより試していきます。

まずはプラグを新品に交換。
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ウーム.....改善されませんネ。



次にイグニッションコイルの交換。
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ウーム...やはり変わらない。



で、最後にCDIユニットの交換....
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※多分ここだと踏んでおりますが



で、結果は?

バッキューン!
と気持ちよくエンジンは掛かり、アイドリングが恐ろしいほどに安定しています。
アクセルスロットルのワイヤーを微調整していないのでマークとリンクしない状態ですが、ワイヤー調整し中域までアクセルを開けるとけたたましいエンジン音で回転を始めました。
要するにCDIが逝ってしまっていたようです....

ちなみにご参考までに、502型CDIユニットはDT5・6・8の3種共有でイグニッションコイルと別に分けられいます
※’95~'00の5年間。
恐らく経年劣化でいきなり壊れるCDIユニット。
古いタイプのイグニッションと合体しているモデル、品番32900-98110が5万円強に対し、イグニッションと分かれているタイプの後期型CDIユニット品番32900-98120はおよそ2万7千円とほぼ半額の金額。
とは言ってもすでに販売終了から20年以上とCDIはとにかく壊れます。
まずまずの2スト船外機中古1台の相場ですな(爆)。

とまぁ簡単に書いていますが、実は雅工房の長松社長さんに電話で相談。
色々と的確なアドバイスを頂いたので決して私の引き出しではございません(笑)。
社長、とりあえず冬にはまたお世話になりますからwwwm(_ _)m。



で、先ほど最終確認するべく検水も含めもう一度チェック。
アイドリングはあるものの今度は中域から高域での不調があり、今度はもう一つのキャブをポンッと入れ替えてみました.....
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パイロットウォーターは犬のショ〇ベン並みに勢いよく飛び出しますな(笑)。



まぁとりあえず大丈夫な領域まで戻ったようです.....疲れたorz
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まだ物足りないけど今後微調整をとりあえずホチホチと....
まずは臨時検査を受けて船検登録まで月内中に登録したいかと思います。
と、言いながらもうJCIに予約入れましたwww。



てな訳で中古機でこれからオーバーホールなど考えている皆さま、現実はそう甘くは無いと言う事を少しは体感いただけたでしょうか(笑)?
見た目まぁまぁの船外機でもこんなモノで、よほど前オーナーさんがコマメにメンテナンスしているような優良機は1/20くらいの確率でしょうかね?
そして外観に粉が吹いているようなモノは絶対ダメ。
あとアノードが軽石のようにスの入っているような船外機もかなりの要注意物件です。
まぁ私の今回の2台なんて全くもってマシなほうだと思いますよ。
※想定内です。

私の場合自分でメンテナンスをしたいがゆえに心置きなくバラせることが出来る中古で遊んでおりますが、時間もかかるし工具類もどんどん増えますwww。
その見返りはトラブルシューティングの引き出しが対処出来る事かな?
このシリーズまだあと少し投稿がありますが、今回はここまでにしておきます。
2021年07月15日 イイね!

スズキDT5 502S 船検登録化計画 触れば触るほど沼www... その2 ペラ外しとコッタピンの除去

船外機オーバーホール備忘録、スズキDT5 502Sを何とか再生、そして船検登録させるために奮闘しておりますが....

タイトルにもあります通り、まさに『沼』(笑)!

一筋縄ではいきませんねぇ....


今回のは余った方のロワーケース。
余っているとは言えメイン機の船検登録が終われば不細工なツートンカラーから脱出するために塗装作業に入らないといけません。
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その為の予備として余りの方もいつでも使えるようにメンテを実施。
で、組上げは問題ないので端折らせて頂きますが....

まさかのペラ外しで大苦戦。
本来はスッと外れないといけないプロペラが、ガチガチに固着して外れません....
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ここが外れないなんておかしな話なんですけどねぇ....
中古品はこのような何でもないところで進行がストップします。
ゴムハンマーで少しずつ叩いたり、木片をあてがって叩いてみたりと....
格闘すること30分くらいでしょうか?



外れた時の感動と爽快感&達成感が半端ありませんwww。
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もしかしたら癖になりそうかもw。



原因はこのような謎の変形。
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外側から相当な打撃を受けたような傷が...
まぁ叩いて直せば使えますが、私的にはジャンク品ですな。



で、こうなると一難去ってまた一難とでもう言いましょうか?
案の定コッタピンが曲がって抜けません。
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この症状はDT4の部品取り機でも以前ありましたが、たった1馬力増えるだけでピンの太さもガッツリと変わります。
コッタピン(シャーピン)の役割は、本来ペラに何らかの外傷的なトラブルを受けた際にギアを守るため折れるはずなんだけど....
ペンチなどで曲がるほど甘くはありません。



ピンポンチで双方から叩きますがラチがあかない。
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で、結局は最終手段のサンダーで切り落とし。
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ここまで落とせばなんとかなります。
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しかしながら万一船上での交換作業となった際、これだけ曲がると交換はほぼ不可能だと思います。
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考えただけでも恐ろしい....



さて、ここからはオマケですが....
余ったロワーケースのアノードが錆て膨張と固着でピクリとも動きません。
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ここは壊しても良いくらいの勢いでネジ外しビットを試してみます。
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加工用オイルを先端に塗って短軸ドリルでネジのセンターへ穴を開けます。
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底から逆ネジをねじこんで回していきますが.....
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結局塩噛みにはこのようなビットも歯が立たず。
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やはり古い船外機において長持ちさせる秘訣は、早目早目のボルト外しが一番の予防策ですね。



とりあえずキャビテーションプレートの下に余っているアノードを取り付けるべくM6用のタップを立てました。
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アノード研磨。
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とりあえず予備のロワーケース完成。
しかし少しバラしていくだけでも結構骨折れますわ....
さて次回は再度組上げていくのですが、これがまた....
Posted at 2021/07/15 18:53:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記

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