さて昨晩のお話。
お陰様で断捨離は予定通り進んでおりまして....
非常に思い入れのあったDT5初号機の婿入り先が決定。
次に引き継いでくれる方が近県でしたので本日夜に納入となります。
まぁそこまでしなくても?と仰る方もおられますが、こう言ったニッチな趣味ゆえに世の中広いようで狭いです。
だからって訳じゃないですが短い時間でも可愛がりました愛基ですから、良い状態で送り出してあげたいと思い、特にインペラ台座の交換とギア内の洗浄など行い真新しいギアオイルを最終注入すべく動いておりました。
で、毎回手の汚れるこの作業が嫌なのですが、今回は少し工夫しました。
こちらは残量があるギアオイルですが、付属されているノズルをカットして本体チューブを力任せに押しながらオイル注入を行います。
拡大。
これが中々大変でしかも油断するとホースが抜けたり手が汚れたりと面倒で憂鬱な作業。
先に言っておきますが自分でこんなアイデア浮かびませんよ。
どこのどなたか判らないかなり古いブログで拝見、
パクらせて頂いておりますwww。
100円ショップ・ダ〇ソーで購入したシャンプーやリンスを入れるケース。
容量は1000mlなので800mlのギアオイルは全て入ります。
それにビニールチューブを取り付けますが、こちらは金魚のブクブクホースより1幅大きいもの。
さてこちらは新品の予備在庫ですが、樹脂ノズルを流用いたします。
一番原始的な方法はこれを適当にカットしてそのままオイルぶち込む方法。
おっとその前に容器にオイルを。
とりあえず残っていた分全て移し替えましたが、600mlくらいあんのかな?
しかし蜂蜜みたいで綺麗ですね(笑)。
さて樹脂ノズルはドレン穴にあてがいます。
テーパー状なので引っ掛かる部分にマーキング。
マーカーの手前5mm程度より口をカット。
最終的にはこのようなノズルになりますが、固定gが困難なので.....
ビニルテープでぐるぐる巻きに(笑)。
右手でノズルをドレンに突っ込み、左手で軽くポンプを押すだけ。
おおよそ70回くらい回数で上部ドレンからオイルが出てきます。
さすれば素早く上のドレンボルトを締めて、その後下も締めます。
これめっちゃ楽です。

あと作業のコツとして画像の様に一つ台の上に船外機スタンドを置くと楽ですが、不安定な場所などでは倒壊する恐れありますからご注意くださいね。
しかしこのシステム、ホンマ楽やなぁ....
これで安心して次の方に渡せます。
そして何を思ったのかあまりに簡単に出来たので、ついでに他のオイルもチェックして不味かったら交換しとこか?と思ったのが幸いでした。
上部ドレン開けた瞬間....
( ゚∀゚)・;'.、グハッ!!
海水入ってるやんwww。
しかし何て美しいクリーム色(笑)?
って笑ってる場合じゃないんですが、古いギアだと当然茶錆もありますから普通はカフェオレになりますwww。
こちらはまるで練乳ですね(爆)!
いわゆるオイルの乳化って奴ですが、不幸中の幸いなのかかなり新しい混ざりでしたが、これを放置してそのまま走行するとギアが全部やられてそれこそ大変なことになります。
普通の状態だと上部ドレンを開けてもほとんどオイル垂れませんが、結構な勢いで出ましたからその分海水が増えてたんでしょう。
練乳?いやどちらかと言うとお好み焼きの粉の方が近い?!
キャベツ入れたら美味いかもwww。
しかしギアの色が茶色く無いので恐らく新品のギアから入れてますねコレ。
もうこうなるとオイル交換だけでは怖いので下周り全部降ろすことに。
とりあえず目視ですがギアへの傷や妙な擦痕などはありません。
降ろしついでにインペラ周りもすべて洗浄です。
あっ、そう言えば以前部品取り機を買った際にインペラ台座が塩でドエライことになっていた話がありましたが、ご本人さんは『今年の春にインペラ交換を業者でしました』と仰っておりました。
これは嘘ではありません。
何故ならインペラゴムは綺麗でしたから。
しかし問題はこの交換した業者、インペラだけ交換して台座外していないんですよね。
これプロとして失格ですよ。
わずか3か月程度で塩の塊りや錆など出てくるので、ちょいと外してブラシなどで洗浄するだけでかなり違ってきます。
まぁガスケットが1枚もしくは2枚要りますが、最悪自作で対応できるレベルのモノですしたかが知れています。
そう言うとんでもない業者が部品代金と別に工賃を請求しますから憤りすら感じます。
話脱線しましたが台座も一旦外して洗浄。
問題はどこから海水が侵入したのかですが、可能性はインペラ台座のオイルシール破損。
もう一つはギアケースカバー(正式名はプロップシャフトハウジングと言うらしい)のオイルシール破損ですが、勝手な推測でギアケースカバーと踏んでまずは消去法でこのインペラ台座をとりあえず使ってみることに。
ギアケースの内ベアリングも異音せず問題なしと踏んでパーツクリーナー激噴射!
練乳を徹底的に洗い流してやります(笑)。
ギアシフトのスチールワッシャが異様に錆びてるのが少し気になる.....
とりあえず部品取りを沢山持っててこういう時はホント助かります。
いちいち注文して対応なんて時間かかりすぎますからね。
ギアケースのカバーですが、1つは使い物にならない重大な欠けがあり左側のモノを急遽取り付けます。
欠けたモノは鉄くず用のゴミ箱行き。
とりあえず下周り取付完了。
DT5だけに関しては組上げもかなり速くなりましたが、それでも昨晩22時くらいまで要らない時間を要しました。
お陰で腹減ってしゃーなかったですwww。
てか緊急メンテなので大切なんですけどね。
で、この部分は特に釣り糸の巻き込みなどでとかくオイルシールがやられるそうですので、やはりこまめなチェックしか防ぎようがありませんね。
とりあえずこれでもオイルに海水浸入があればインペラケースの台座交換となりそうです。
あとは問題であろうギアケースカバーの方は専用のベアリングプーラーが無いのでしばらく塩漬けに.....
前々からこれに使える内掛け式のプーラー欲しいんだけど、高いんよまた!
その内に専用工具を作ってやろうかと考えてしまうほどのお値段ナンス(笑)。
とりあえずは今週末もエンジンぶち回してチェックしたいと思います。
皆様もくれぐれもメンテナンスはこまめに行いましょうね!
ではでは!