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2022年03月10日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルを早速バラしてみる!? プロペラ修復編

前回船外機本体の汚れと錆び落としまで進みましたが、新たな課題としてこちらの折れたプロペラの処遇に頭を悩ませておりました。
捨てるには忍びない程度の欠損。
新品で購入すると1万8千円ちょい(笑)。
専門業者で補修すると1万超えwww。
一番悩ましいところですが、正直今使う船外機でもあるまいのでカネ掛けたくねぇし自分で補修する能力もねぇしなぁ.....
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とりあえず各所分解しているので取り外しておりました。
傷も錆もえぐいです。
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センター部分はええ感じに腐食。
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こんな感じでプロペラの先が欠けています。
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もう一枚は擦って削られたような感じですね。
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唯一羽先の残っているペラも周囲がガタガタです。
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裏側にピッチが記載。
古いモデルはインチ表示ですね。
ダイヤ7-1/7(200mm) ピッチ7-1/2(190mm)
プロペラについてはあまり詳しく無くてお勉強中ですが、ダイヤが羽根の回転する外径だったと思う。
ピッチは1回転で進む距離?
確かな情報ではございませんが、DT8搭載ペラはピッチ180と190があるとかないとか....
ちなみにDT5や6のチューニング機に『ピッチ180は良いポテンシャル出せないよ!』と雅工房の長松社長様より事前に情報を頂いておりました。
こちらは190だったのでちと安心。
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こちらは型番とでも言いましょうか?
F710と言う形式です。
ちなみに後期モデルの丸い羽根(ダイヤとピッチは同じモノ)はこの型番がF711と下1桁に1が付きます。
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さて既存状態のプロペラはこの辺りで置いといて......



プロペラの処遇何て全く考えて無かったある日、たまたま燃料ホースのクリップやガスケットシートの買い出しに立ち寄りましたアストロプロダクトの溶接コーナーの棚に置いてあったDVDモニター付きプレイヤー。
よく販促のための商品デモンストレーションを延々と流しているやつなんですが.....
何とそこで薄いアルミを補修する溶接棒の動画が流されていたので思わず見入ってしまいました。
そして何と船外機のプロペラ補修もおこなっているじゃぁありませんかwww。
1本千円ちょいと溶接棒としては少しお高めではありますが、これで補修できるならと心が揺らぎますwww。

ちなみにYouTubeでその一部がありましたのでこちらに貼り付けさせて頂きました。
簡易アルミ溶接動画その1。




簡易アルミ溶接動画その2。




こちらアストロプロダクツでパッケージされて販売されておりますが、販売元は大阪にある旭エンジニアリングさんと言うところらしいです。
※関連URLに貼り付けておきます。
海外製のケミカル商品など色々と卸業販売されているようで、これも元々は海外の商品なのかな?
商品名がアルミ用ロッドAL450(商品CD:1053)

以下商品説明。

設備要らずの簡単溶接!!
はんだ付けの約5倍の強度

サイズ×容量:Φ3×450mm
荷姿:5本
作業温度(℃):379~391
抗張力(PSI):39,000
圧縮強度(PSI):60,000
せん断強度(PSI):34,000
導電率(%IACS):24.9
※こちらの商品は通常使用の場合アルミ用フラックスAFは必要ございません。
但し接合作業で濡れ(浸透)が必要な場合はアルミ用フラックスAFを使用ください。
融点約380℃ 5mm以内はガスバーナー、5mmを超える場合にはアセチレンなど強い熱源をお勧めします。


ちなみに製品サイトやネット通販は5本入り6600円ですが、アストロの店頭に行けば1本千円ちょいで購入できます。
※買ったんだからwww
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作業決行日は帰省時に決定。
何故ならトーチバーナーを使う関係上屋外作業となり高松では困難ゆえ実家のガレージで実行することにしました。
そして大阪帰省した当日にまず準備したモノ.....
耐火煉瓦2個(笑)。
綺麗に盛り付けるのは耐火煉瓦などを敷くと良いと販売元の旭エンジニアリングさんに書いてましたのでBBQ煉瓦をコーナンで2個購入。
1個200数十円ってところです。
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まずは母材(プロペラ側)の金属を盛り付ける周囲は磨き処理が必要となります。
ここをしっかりと処理していないと溶けだした金属はひっつかないようです。
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準備は整いました。
羽根の先端を耐火煉瓦上出来るだけ平らに載せるよう角度を決めます。
適当に転がってるパーツで位置を決めてwww。
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対処部分拡大!
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研磨は持ち帰る前に事前に作業を進めていました。



トーチバーナーで母材を熱して380度くらいになると棒が解け始めてこのようにひっつきます。
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習うより慣れろwww。
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まぁダメだったらまたやり直したら良いだけなので今回は適当なところで切り上げました。



そのまま仕上げもしたかったんだけどグラインダーが四国に置きっぱなしだったので、一度持ち帰りましてそこから慣らし研磨作業に入ります。
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削りすぎだけ注意しながら厚みを整えて行きます。
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まぁ素人なんだから適当でええんすよ適当で。
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そもそも欠けていない部分も使用による凸凹などもありますのでそう言ったところも修正。
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その後目の粗いのから細かいのまでサンドペーパーで慣らし終え.....
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防触亜鉛メッキ塗装。
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裏面も行います。
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メッキ塗装が完全に乾いた後はダイソーの110円スプレー缶ホワイトで塗装(笑)。
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メッキ塗装乾いた表側。
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近くで見るとまぁまぁ雑いですが、そもそも船外機のプロペラってそんなに綺麗じゃありませんwww。
よってここまで1,200円程度で修復出来れば御の字じゃないでしょうか?
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まぁ世の中には便利な素材あるんですねぇ。
これで生き返ったら儲けもんですなぁwww。
ご参考になったかは判りませんが、ペラもその性能を発揮してナンボのもの。
そのうちこちらのペラでフィールドテストも実行し、強度面や性能面で問題ないかはまた検証させて頂きます。
ではでは。
Posted at 2022/03/10 10:06:23 | コメント(5) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記
2022年03月08日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルを早速バラしてみる!? パーツ錆び落とし編

船外機レストアにおいてショップでは基本的にやってくれない作業。
本体の錆び落としwww。

まぁ部品交換などでどうしても触らないといけない部分はともかくとして、べらぼうな料金を払わないと基本的にはバラシてくれませんwww。

何故ならって!?
車やバイクなどと違い、剥がせば剥がすほど大変だから.....

まず塩害による固着で程度の悪い船外機ほどボルトが折れる、ケースが割れるなど複合的にリスクが大きくなり嫌がられますwww。
ひらたく言いますと動いていたモノが下手に触ったために動かなくなるリスクが発生するから。
そしてこの固着剥がしに莫大な時間と労力が科せられますwww。
なので大抵はショップに持ち込んでも.....
『新しいのを買い替えた方が安いです』とか『うちではそこまで分解しません』とかなる訳でして....
※まぁ、正論?っちゅうたら正論かもしれませんね。

なのでどこの馬の骨とも分からない中古船外機においては、相当なリスクをはらんでいることをお忘れなく。
まぁ今回触っている船外機についてはタダで貰った上に、共用するパーツを過去の部品取りよりある程度持っているから!と言う理由で半分遊びも含めて弄っております。

それでも消耗パーツ交換や最低限の錆止め塗装なども含めるとそれなりの金額になりますね。
ハッキリ言いますと中古でもある程度の整備保証のあるショップさんの船外機もしくは新品を買う方が最初は絶対に安いです(笑)。
でも最低限のメンテナンスしないとすぐに屑鉄と化しますからその辺りが難しいwww。

そしてある程度動く!+容易なメンテナンスが可能!と言うところまで復元させるにあたり、本体の錆び落とし&錆止めは必要不可欠。
未だ半ばではありますが、ブログが必然的に溜るのを恐れ錆び落としや洗浄などレストアの様子を画像とともに追いかけます。


さて船外機の心臓部であるエンジン本体。
ヘッドカバーのM8ボルトは無事解除できました。
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ガスケット周りは当然塩の結晶や酸化したアルミ粉が固着。
しかしながら使用回数が少なかったのか?通路を塞ぐような大きな塊などは見受けられませんでした。
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シリンダー側!
冷却水の循環する水路は多少の錆があるものの、過去いろいろ触ってきた感じでは許せるものです。
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まぁ年数が年数ですしねwww。


水路は根気よく鉄ヤスリでゴリゴリ除去。
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アルミが腐食するとこのように白い塊に変化。
コイツは確実に落としておかなければなりません。
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こちらはヘッド部分。
メタルガスケットを剥がします。
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並行して水路のお掃除も。
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ヘッド部分洗浄するとバリが目立ちますね。
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更に拡大すると鋳物型の筋やバリが目立ちます。
何てええ加減な造りなんだwww!
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こちらは後日ヘッド容積が変わらない程度(ノーマル)で面取りを行いたいと思います。


合わせる部分の面取りもある程度まで施します。
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更に進めてヘッドのレストア第一弾はとりあえず終了。
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同様にシリンダー部分も第一弾完了。
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今回はあくまでもノーマルプチレストアにつきお金を掛けませんwww。
なのでリードバルブやクランク部分を割る事はしませんのでここまで。


さて塩害まぁまぁありましたエグゾースト。
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赤丸はボルト破断(爆)。
まぁなんとかボルト穴復元させれたので良かった.....


エグゾーストカバーにプレート。
コテコテに塩害を被っておりますね。
ちなみに右側のプレートはすでにパーツ在庫終了しておりますので捨てないようにwww。
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ルーターのワイヤーブラシで磨き込みますが、まぁ酷いのなんの.....
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プレート部はガスケットはがしのためにキャブクリーナーに漬け込みます。
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排気ポート部などオイルの通るところは塩害勿論ございません。
画像上側の細い水路が一番目詰まり起こす部分です。
ガスケットケチらず、ここを頻繁に開けて掃除すればエンジンかなり長生きしますよ。
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何とか息を吹き返したエグゾーストカバーとプレート。
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裏面(内側)です。
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そしてクランクを割らないのにフライホイールは一度撤去。
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この作業嫌いだわ(笑)。
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何故外したのって?フライホイールも錆びてるから!
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あとエンジン本体も薄ら汚れ多数なのでそちらの掃除も兼ねて分解。
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こう言った汚れが意外に取れないし手が届かないから。
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こんな汚れも....
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ある程度ですが綺麗になりました。
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さてその他パーツはダイジェスト版で!
スイベルカバーグリスニップル周り。
えぐい腐食ですな。
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ロアーケースはあちらこちらに積年の汚れと浮き錆がありますね。
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砂や埃まみれです。
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リバースロック部分。
また詳しくブログにも記載しますが、ここも確実に塩害を受けるパーツかつ絶版パーツです。
スプレー浴びるので仕方ないのかな.....
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分解に成功したクランプブラケット。
折角分解出来ましたが、どうやら今回コイツの出番は無くなるかもです。
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お湯、中性洗剤、スポンジである程度の汚れを除去。
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冷却水の真鍮チューブなどもこの際汚れをしっかりと落としておきます。
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洗浄、錆び落とし、洗浄を繰り返し何とか使えそうなところまでレストア。
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先程も書きましたがクランプブラケットのみとある理由から一部別のモノに変更する予定です。



とりあえず塗装準備が整うまで一旦保管。
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何気にこの作業.....
かなりの重労働ですね。
こんな作業、専門業者に任せたらそりゃぁそれなりに取られても仕方ないなwww。

と言う訳で何とか3月度内にまで組上げ完成させたいんだけど、ここに来てペースダウンの感じです。
まだまだ格闘は続きます.....
ではでは!
Posted at 2022/03/08 11:49:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記
2022年03月03日 イイね!

スズキ DT5・6・8 共有の絶版パーツについて ロアカバー編 

2000年初旬に絶版となりましたスズキの2スト船外機。
製造終了から20年近くが経過し、消耗パーツについてもメーカー終売の案内やパーツ価格改定などが非常に多くなってきています。
その中でも金属パーツについては比較的部品取りからの流用が可能なモノのゴムや樹脂系もモノについては劣化が進むため非常に困ります。

その中でも各機種共有かつ非常に重要なパーツについてはリプロダクトと言う形で海外の知らない所が社外品として製作しているようです。
その代表例としてはインペラや高額なCDIイグニッションなどがあげられます。

さて今回は微妙なパーツではありますが、絶版品となっていますので自身への覚書としてブログに残しておきます。
ちなみに個人調べにつき情報が正しいかどうか判りません。
そこはご了承ください。


今回はロアカバー周りの部品。
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まず赤丸部分は絶版商品。


2番のエンジンロアカバーのラバー。
大抵錆と汚れで硬化して交換したいパーツではありますが、安定の終売部品ですwww。
なので汚れていても丁寧にパーツクリーナなどで拭き取りを行いまして大切に使いましょう。




今バラしてクリーニングと錆び落とし中のロアカバー。
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ラバー取り付け部分は塩害おびただしい場所でもございますね。


裏面もかなり傷んでます。
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ボルト取り付け部分やくぼみなど走行時のスプレーを浴びたりするとどうしても乾きにくく、そう言った箇所から錆の進行が始まるようです。


めちゃめちゃ汚かったラバーもとりあえず拭き取りして大切に取って置きます。
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貴重なパーツなので捨てないようにしてくださいねwww。



さて先ほどのロアーケースを繋げ止めるドライブシャフトハウジング。
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黒い緩衝材も図面3番の通り、すでに終売となっています。



こちらも汚れが凄かったですが、チギれないよう丁寧にお掃除www。
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寸法は縦120mm×横184×高さ10mmと言ったところ。
素人採寸に付き誤差はお許しいただきたいですが、こちらは最悪スポンジの緩衝材なるものが色々販売されています。
カットは少々難しいですが、代用品作れそうですね。
あと耐油性でなくても行けそうですが、グリスやガソリンなどもよく付着するので出来れば耐油素材の方が良さげ。


このようにどんどん失われていくパーツが多数ありますので、代用できるものは代用。
仕方の無いものは現状維持で使うしかありませんね。
数少ないDTオーナーの為に覚書として残しておきます。
ではでは。

【注意】
赤丸以外に実際にオーダーをしてから終売が確認されるものもございますのでご注意ください。

プロフィール

「生存報告と最近ハマっているモノ。 http://cvw.jp/b/1672597/48480086/
何シテル?   07/09 11:07
大阪→名古屋→髙松(香川)→大阪とあちこちに飛ばされ続ける、哀しきサラリーマンのおっさんです。 フォロー/フォロワーについて... 折角興味頂いた方に対...

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