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imoちゃんのブログ一覧

2022年04月18日 イイね!

2代目ボートドーリー着弾と山積する新たなる課題!!

さてジョイクラフトドーリー・ダブルタイヤ改を海にあげてきてしまった故に出艇自粛を余儀なくされている私でありますが.....
悩みに悩んだ末、アキレスのドーリーを購入してしまいました。
と言ってもいつもの通り中古品ですがwww。
まぁお値段手頃とまでは言えませんが比較的美品。
新品買ってもすぐに傷もいくし海水で錆びるので十二分なお買い物です。
痛いのは本来買わなくてもよかった余分な出費と言う事です。
現在この分を回収すべくガラクタ放出しておりますwww。
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で、タイヤはここ最近主流のノーパンクタイヤ8インチ。
よくあるショップ画像で見るテカテカのプラスチック感とは裏腹に驚くほど重たくて重厚な造り。
ただエアータイヤでは無いのでクッション感は勿論ありません。
メンテナンス不要を取るのか走行性能を取るのか?と言ったところでしょう。
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こちらはワンタッチで取り付ける際のアタッチメントで、基本別売のようです。
アキレスボートの高額艇を買う際にすでに付けてくれているモノもあるようですが、こんな小さな部品で0.5諭吉ほど。
まぁ純正品って何でも高いですねぇ。
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錆とコーキングで汚れています。
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こう言うの気が済まないのですぐに剥がすw。
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裏もまぁまぁ逝っとるなぁ。
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耐水ペーパーガシガシ磨いてある程度輝き戻る。
細かな部分は後日ワイヤーブラシで磨き倒してあげますよ。
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で、ここからジョイクラフトのドーリーとの違いをある程度比較していきます。
まず車軸部分、ジョイクラフトドーリーは車軸を貫通させたら固定はさせていません。
その代わり片軸側を大きなCクリップで抜け落ちないようにしています。
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技術的な面で言いますとアルミ円柱部分に溝を作らないといけないので素人には面倒な造り。



片やアキレス製は円柱を通してからボルトナットで貫通固定。
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う~ん、ずっとジョイクラフトを使用していた私からすると斬新(笑)!
比較面白いなぁ。



円柱の車軸は上がアキレスで口径20mm、ジョイクラフトは25mmでどちらも厚みは3mm。
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それに合わせてホイールセンターも当然違います。
こちらジョイクラフトは樹脂ベアリングと両側に樹脂カップが付属。
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アキレスはただ20mm強の穴が開いてるだけ。
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ちなみにパーツだけで取り寄せても結構な金額になる樹脂ベアリングなど。
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画像はZEROファクトリーから取り寄せたモノですが、何かある方がよいですね(笑)。
※樹脂カップですがZEROファクトリー製のものをジョイクラフトには使えません。
ベアリングは自己責任で使えると思うwww。



さてここから分解清掃しながら他も見て行こう。
とその前に車軸固定の貫通ボルト、粉噴いとるwww。
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普通のドライバーでは回せず.....



ショックドライバー活用。
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するもビクともせず、これ以上やったらネジ山潰す勢いです。
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て事で固着ネジ最近の一番使ってるやり方で行きます。
ヒートガンと冷却ルブ。
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まずネジ周り(回転する外側)すべてを熱して膨張させます。
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冷却ルブをネジに噴き付けます。
熱収縮で縮めたいのはボルトなので周囲に噴き付けず、ボルトに噴き付けます。
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ショックドライバーで一発です。
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見て!この錆の粉(笑)。
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あとはRピンなど簡単に外れるので、樹脂ハンドルを除きパーツ分解。
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おおよそのパーツが自作可能ですが、一番厄介なのはこの部分でしょうね。
ドーリー取付の根元部分になりますが、アルミ素材4mm厚。
ジョイクラフトはステンレス3mm厚となっています。
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こう言うカットは素人では無理だわwww。
レーザーか何かで処理してるんでしょうか?
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分解した状態でまずはアタッチメントも置いてみる。
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と、そこで作業箱に簡易設置を思い付きwww。
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おぉ、こんな感じかぁ。
8インチ、デカ過ぎるわ~!
※倒れ無いよう木箱の中に錘入れてます。
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そしてここでワンタッチ取り付けが、決してワンタッチで無い事に気付く。
これボルト貫通させた上で、内側よりネジを回す感じかな!?
これ相当めんどい上に、内側にロッドホルダーを設置したので無理やん.....
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逆に貫通ボルトをこのようにボート固定を考えてみたけど....
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アタッチメントがある意味カッチリしていて土台がはまりません。



あらためてドーリーの足を比較。
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長さもこんなに違います。



大きさ的にはジョイクラフトに軍配。
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横の厚みはこんな感じ。
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どちらが良い!とかじゃなく、どちらにも長短あります。
ただジョイクラフトは素人で製作出来るようなパーツを少なくしているのが非常に見受けれられる感じします。
そしてかなりの重要要素となるホイールのランチングはアキレスの方が樹脂取っ手などありやり易そうに感じる。
ジョイクラフトのノーマル状態は本当やりにくいからねぇ。
まぁアキレスも段差で使うとホイールがランチング状態になるなど課題山積。
色々と改良されている方も見受けられます。
さぁこのままでは長くは使えんぞ!!
て事でドーリー購入したは良いが、悩める日々が余計に増えそうな悪寒に包まれている今日この頃。


で、前のZEROファクトリータイヤ2個失ったので、懲りずに今度はジョイクラフト6インチダブルをすでに計画しております(爆)。
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と言うわけでここらで船外機は少しお休みしてドーリーで悶々と悩みたいと思っておりますwww。
ではでは!。
2022年04月15日 イイね!

SUZUKI小型船外機 DT5・6・8シリーズ リコイルスターターカップの考察 その②

この内容がまさかシリーズとして発動するとはよもや夢にも思わなんだ.....
※前記事その①はこちら
てか、メッセージを頂きましたとある方・(とりあえずミスターXさんと呼ぼうwww)よりすぐにご連絡頂きようやくリコイルカップの形状における役割を80%くらい理解できました。
色々と詳しい情報有難うございます。m(__)m

その上で前回ブログにて書きました、カップの高さ変更だけで果たして対応出来るのか?と言う疑問も新たに発生。
こうなってくると.....
➀ 純正パーツを死ぬ気で探す。
② 一からパーツを製作する。
③ 形状の近いパーツをカスタムする。

と言う3択に絞られてきます。

今回➀が中々難しいため自ずと②や③の選択になりますゆえ、あらためてパーツの詳細を紐解いてみます。

まず教えて頂きましたリコイルスターターの仕組みなんですが.....
テンションが少し掛かる程度に軽くロープを引っ張ると、あら不思議!!
謎の突起もしくは天使の羽根ような樹脂製構造物がピョコッ!と出てきます。
ロープ交換で分解は何度もやってますが、ようやくこのパーツの役割が判りました。

1. 前期型リコイルスターター、ロープを引く前の状態。
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2. ロープを少し引いた状態にするため矢印に向けて手で軽く回す。
クランキング時にロープの遊びを感じるのは、この突起物とカップ窪みに引っ掛かるまでの遊び部分。
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3. 突起物がピョコッと飛び出てカップの窪み部分に引っ掛かる。
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では、後期型と比較。
1. リコイルスターター、ロープを引く前の状態。
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2. ロープを少し引いた状態にするため矢印に向けて手で軽く回す。
クランキング時にロープの遊びを感じるのは、この突起物とカップ窪みに引っ掛かるまでの遊び部分
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3. 羽根のような突起物がピョコッ左右2枚飛び出てカップの窪み部分に引っ掛かる。
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そしてカップの高さは勿論の事、パーツの役割として重要なのがカップの内径部分にあります引っ掛かりの窪み。
この窪み構造が突起部分ときっちりと噛み合う事によってフライホイールを回転させることが出来るんですね。
確かに手慣れないと難しいクランキング。
この構造を判ると最初少しリコイルロープを引き、引っ掛かりを感じてから一息に力強く引く意味がよく判ります。
ナルホド、ナルホド!

で、もう一つ謎だったカップ外周部分の切れ込み。
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こちらは何らかの理由でリコイルスターターが故障した際の非常用スタートする為のロープの引っ掛ける場所だったんですね。
大昔の船外機はそもそも手巻きでしたが、現行船外機で万一ゼンマイ式リコイルが使えない時にこちらのカップにロープを巻き付けて対応するそうです。
そう言えば非常用工具の中にクランキングロープ入れとりますが、実際の使用は全く考えておりませんでした(笑)。
ナルホド、ナルホド、ナルホド!!

まぁ正直のところ、あんましここを使うような状況にはなりたくねぇなwww。

これで小型船外機リコイルスターターの構造が更に深く判って参りました。

で、話また戻りまして実際に②か③で対応するとなると.....
ある程度精度の高い寸法で違う素材か何かで形状の近いモノを作り上げる事。
例えば金属の円柱を旋盤などで削り出し加工するなどしてお椀状のカップを製作し新たに取り付けるなども一考。
ただ重くなるし素材によっては難しいし、何よりも材料費が嵩む事とプロでしか製作出来ないような特殊な技術と工作機械が確実に必要。
例えばアルミのような軽い素材を材料に使っても金額がバカ高になるのではと思います。
ちなみに純正素材は安そうな2mm厚の鉄板をプレス加工した後に穴を開けている模様(笑)。
うーんエライ違いになりそうですな(笑)。


で、そうなってくると一番安くて確実に行けそうなのが③の形状の近いパーツのカスタマイズ。
ただしよくよく見ると微妙に形状が違います。
まずは本来の後期型カップ。
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ピンク部分のスリットと言うか窪みと言うのか、内径も狭いですね。


そしてこちらが前期型。
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内径部分でつごう6mm直径で違ってきます。
て事で左右約3mm分変わります。
問題はこの3mmが樹脂製の羽根に与える影響です。
内径約60mmの後期型専用カップよりもより高負荷が掛かりますと間違いなく良くない。


て、事で高さ調整は必須事項ですが一番良さげなのはスペーサー的なモノを高さ(幅)20mmで溶接などしっかりした形で取付け。
鋼板の3mmでカップ形状内側に合わせしっかりと取付できれば完ぺきかな?
イメージで言うと黄緑色の部分に溶接。
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全て私の勝手な判断ですが、この部分だけ厚みを増やせば完璧かなぁと思いますが、それはそれでまぁまぁ面倒な作業工程です。


そして一応念のため後期型リコイルスターターで形の異なる2種類の手動テストを実施。
ミスターXさんの懸念としてセンター部分樹脂製の羽根の部分。
左右3mm引っ掛かりが少なくなる分、羽根の広がりが増えて樹脂パーツに負荷が増大。
繰り返しリコイルを行ううちに破損しないか心配があるとの事でした。
確かに高負荷を繰り返すうち海上で破損してリコイルできなくなり、それこそカップにロープ巻いて帰還なんて洒落にならんわなwww。


後期型リコイルスターターがNSIセットと言う面倒なロック機構が働くのでとりあえずガムテでニュートラル状態にしておきます。
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これぞ最新のテスト方法やなwww!
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方法は単純!
裏返したリコイルスターターのセンターにカップを乗せて出来るだけセンター位置に置いて左手を添える。
次に右手でカップの引っ掛かりまでロープを伸ばす。
そして引っ掛かり具合、手の感触でトルクの掛かり具合を見る。
下記画像は501型式のロングカップ。
内径の広いカップですね。
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で、こらは後期型の内径の小さいカップ。
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どちらも同じような感じで何度も何度もロープを引いて、突起物がカップに引っ掛かる際のロープストロークのチェック。
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右手から飛び出すロープの位置は大体30cm前後。
これはどちらのカップで複数回行っても同じ結果です。


こちら上とは別のカットですがカップを前期後期入れ替えても突起の飛び出し具合も同じで全く判別できません。
特に内径の広い前期型で引っ掛かる際のトルクを手の感触で比較しても同じくらい。
羽根が飛び出し過ぎる心配をしておりましたが、判別不能なくらい同じ飛び出し方でした。
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ですので、あくまでも私個人主観ですがカップの高さ変更でどうやら後期型への移植は可能と推測できます。
でも断定ではありませんから、カスタマイズについては完全自己責任で宜しくお願い申し上げます。
って、こんなマニアックなカスタムするの日本に何人くらいいるのだろうか(笑)?


ところで今回の記事を書くに至るまで、リコイルスターターカップの違いなどミスターXさんと、かなりのやり取りをさせて頂き、私自身リコイルスターターの構造詳細をようやく理解できました。
ひょんなきっかけではありましたが、非常に勉強となりました。

最後におさらいですが......
この構造が判るとリコイルの引き方において、注意点がよく判ります。

1.リコイルロープのハンドルを持つ。
2.軽く引っ張り始め、ロックが掛かるところまで持ってくる。
3.ロックが掛かったところより一気に思いっきり引き抜く。

よく見かけるのは遊びのある状態で目一杯引かれる方、ゴルフでインパクト同様に肝心なところで減速しエンジンが起動しない上、カップとロックがぶつかる衝撃で中のパーツを傷める恐れがございます。
そう言った意味からも上記方法でのリコイルスタートを習得致しましょう!!
ではでは。
2022年04月13日 イイね!

SUZUKI小型船外機 DT5・6・8シリーズ リコイルスターターカップの考察 その①

さて前回ブログの通り電気系パーツの突然死によるレストア計画の一時中断。
どこか寂しげなDT8ちゃん。
現在は物置でひっそりと黄昏ておりまするwww。
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で、しばらくの間(原因究明&CDI調達がなされるまで)塩漬けとなります故、一部パーツについて降格処置を行います。
大きく変更したのはこちらのリコイルスターターキット。
あくまでも船検通過を目的とした取り付けですが、一旦取り外してロックの掛からない旧式タイプに戻しておきます。
その方が起動テストはやり易いからです。
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CDIユニットもリコイルスターターも取り外します。
そんでもってフライホイール周りに取付ける青枠のブラケットを取付け、それからカップと言う鉄製の文字通りカップ型の留め具を取付け、最後にリコイルスターターを取り付けるのですが.....
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そもそも今までこのカップについてなぁーんにも考えてませんでした。
何て言うのかな.....
そんなに注目もしてなかったし、転がっているモノをただただ取り付けていたようなwww。
何となくパーツを放り込んだ段ボール箱に手をやり、適当に当てがったらキッチリと取り付けられていたからwww。
まぁこれがたまたまだったんですけどね。
まず旧式のリコイルスターターを取り付けるべく最初に拾ったカップを取り付けると、背が足りず使い物にならない。
こんだけDTシリーズいじくっていて、ここで初めて旧式と新式とのカップの高さに気付きました。
まぁここまでは当たり前のように理解可能。
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左が一番高さの低いタイプでH28mm。
次に右側の背の高いタイプを取り付ける。



ムムム.......
今度はリコイルカバーが浮いてボルト穴の部分が10mmほど浮いている.....
ここで初めて3種類ある事に気付く(爆)。
まだパーツあったっけなぁ....と言っても、先日分解しただけに捨てることはあるまいしね。
無造作にパーツが投げ込まれた段ボールの奥の奥につい先日外したであろうDT8 801用らしきカップが見つかるwww。
やっぱりあった!!
で、全て並べてみるとこんな感じで全て高さが違います。
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がDT5の501型式で使われた113ccシリンダ用で高さが約49.5mm。
②がDT8と同じ164ccシリンダに取付けられるもので高さが約37.5mm。
※➀②がいわゆる前期モデル。

がDT5・6・8後期型164ccシリンダに急発進防止装置対応のリコイルスターター用カップで高さが約28mm。
※但しDT5 503~504は除きます。

全てアナログノギスで計測なので若干の誤差がありますが、そんな感じで同じケース形状のエンジンとして3種類存在します。


パーツリスト図説、前期型。alt




パーツリスト後期型図説。alt

さてDT8ちゃんのカップを接写。
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で、一番気になる前期型と後期型を並べて検証。
最初に並べた3つの比較で言いますと②と③は形状全く同じで高さのみ異なります。
ですので➀と②で比較。
違う部分は赤で表示。
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違いは2点。
見ての通りカップ上部の縁、②の厚みが約8.5~9mm対し③が約11mm数ミリ単位厚くなっています。
赤い直線部分の長さですが、画像は高さ違いによる遠近法的な感じで3つ全てのカップの外径が違うように見えますが全て同じです。
中心部の穴も同じです。
※水色直線にて表示。

異なる点2つ目は外径部分にあります謎の切れ込み。
➀と②が1つに対し③は2つあります。
しかしパーツリストイラストにはどちらも切れ込みが2つwww。
まぁあんまし影響は無さげだなwww。

ところでリコイルスターターのカップの役割ですがゼンマイバネの入ったリコイルにカップの上部が圧着して回転するようですが、特に特別な仕組みでのロック機構などは無い模様です。
ですので勝手な推論ですが、少々形状が前期と後期で変更されているものの、何らかの形で高さ調整さえ出来れば、後期型のカップとして流用できるのでは?と考えています。

後日追記:高さ変更だけでは解決出来ません!!

一応前期型リコイルスターターの裏側画像。
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こちらは後期型。
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形状こそ違えど基本どちらもツルッとした樹脂部分を接点として回転するようです。


実は今回とある方よりメッセージを頂きました。
DTの前期型を同じくレストアされているとの事でスターターカップについてご質問を頂いた次第です。
くしくもこの記事を書くべく画像撮影をした翌日に問い合わせをいただくと言う奇跡(笑)。
どうやら後期型のスターターカップは終売となった模様.....
たまたま当ブログを見て頂いてたとの事でメッセージを頂いた次第です。
一番見て頂きたい方にちゃんとブログが届いておりちょっと嬉しくなりました。
そして後期型の一番背の低いカップが余っていればお譲りできたのですが、当方もこれが最後の1個でして残念ながらこのDT8ちゃんに使用してしまいます。
ただ逆に前期型をリメイクして使えれば今後の新たな情報となりますゆえ、それはそれで良い事だと思っております。
しかしながら注意したいのは保安上非常に重要な場所でもありますので、ある意味失敗も許されない場所でもあります故、まだまだ様々な情報を取らないといけないかもしれません。
とりあえず私も要らない前期型113ccシリンダ用を一度改造してみようかと思っております。
ちょっとマニアックなネタになりましたが、今後DT5・6・8においてレストアする際、急発進防止装置付きのリコイルスターターの取付けは.....
➀ 113ccシリンダの場合は完全カスタムのスターターカップが必要。
② 164ccシリンダの場合は、品番18411-98110高さ約28mmの純正パーツもしくはそれが無い場合にはカスタムスターターカップが必要となります。
しかしそう言えばDT5 501(113cc)に急発進防止装置付きリコイルスターター取り付けてるの見た事無いなぁ.....
未だに某オクションなどで沢山取引されていますが、どこに行ってどうなっているんだろうねぇ.....
て、事でこの記事を見てカスタムされた方は是非ご一報くださいませ。
ではでは!

その②に続く
2022年04月13日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルをレストアしてみる!? ザックリ組上げ編 その⑤ 始動テスト...

毎度暇人の極みブログにお付き合い頂き感謝申し上げます。
今回のDT8再生ミッションブログもええ加減に終わらして、次なるミッションに移りたいんだけどなぁ....
と冒頭より意味深発言を宣言しておきますwww。

さて毎晩夜なべして組上げました頂きモノDT8ちゃん!
少しの好奇心が私の貴重な時間と財産を奪っていきよりますw。
頂いたT船頭さんがこれを見てたら本当怒られますが....
タダほど高いモノは無い?(爆)。
今この船外機必要なんか?と聞かれると、答えはNOです。
ただこの先の先の先辺りにちょっとした計画がございまして、そのミッションを遂行させる上でこのDT8ちゃんは必要になって来るのですwww。
と言う訳で先週末組み上がりました本機の起動確認を日曜日に執り行いました。

おっと話が逸れて....
ちなみに金曜日の夕方、急遽3回目ワクチン接種を打ちました。
県外者の私は香川県高松市で接種する際、余計な手続きもあるもんですからかなり遅れるだろうと思っていたのですが.....
現在予約状況割と空いております。
1回目の時は予約取るのにかなり苦労したんですけど。
で、今回は前日予約で簡単に取れる始末www。
この日の昼からは万一の際の食料や飲料を買い込んで寝込んだ際の準備は万端!!
色々な方から3回目は熱出てしんどいぞ!と副反応恫喝で脅かされましたのでわざわざ体温計まで買う始末(笑)。
結果ですが、2回目同様打たれた方の肩に少しだけ重い筋肉痛を感じるモノの....
夜になっても変化なし。
朝になっても特に変化なしwww。
土曜日の夜なんてピンピンしとりましたわ(爆)。


もう私の身体の細胞は80歳くらいなんでしょうか?
逆にショックを受けております。

そして日曜日は予定通りエンジン起動....
と、その前に先般パンク修理を直したばかりの折り畳みチャリ後輪のタイヤ交換。
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パンク云々以前にあらためてタイヤを見たら溝があらへんしひび割れも始まっとりまふ。
これじゃぁまたトラブルすんぞ....
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と言う訳で、安心のパナソニック製タイヤをはめてチャリの方は新しい足元に変わりました。
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さていよいよギアケースを組み込んでからのエンジン始動とパイロットウォーターの確認。
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エンジンについては初爆以降も数回確認してますので何の心配もなく燃料タンクと合わせて水道ホースのある表まで移動。


ついでと言っては何ですが船外機スタンドのタイヤを元のファクトリーゼロのモノに変更(笑)。
片足だけのドーリーとなりましたので、元の鞘に収まった形ですwww。
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さて燃料ホースを繋ぎ、燃料タンクのエアーベント開放。
水洗プラグも取付けホースのドッキング完了。
冷却水の放水。
いよいよエンジンの始動。
シュコシュコとポンプを数回押してキャブレター内に混合燃料を満タンに。
そしてチョークを引き!
リコイルスタート!!
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あれっ?

..........あれっ?

...........................あれっ?


明らかにおかしい.....


圧縮の感触はめちゃくちゃエエんやけどなぁ.....


仮にキャブのセッティングなどに不具合があっても軽くの爆発も起こらない。


一番嫌な予感が頭を過ります......


嫌な予感から目を背けたいですが、まずはプラグを外してエンジン本体に付けて点火確認。


ハイ!火花飛んどらんしwww。


これぞ経年劣化したパーツの恐ろしさよ.......


ちなみにこれで2度目のCDI君逝去。
購入時からの不調を合わせると3度目っス。
これが中古機の現実ですので、皆様も覚悟の上お取り扱いくださいwww。
単車なんかでもこんな感じかな?知らんけど。
まぁまだフライホイール内のコイルなどの死亡説もございますが、雰囲気からして恐らくCDIの突然死でしょう。
色々と調べましたが経年劣化と使用時間による突然死はアルアルだそうです。
特にこのような20年では利かない旧い本体では尚更。
つい先日まで元気に動いていたのに....
と言うか今回の内容、実は海上で一度経験しとります。
海上で調子よく走っていて、エンジン切って移動の繰り返し。
とある場所でリコイルしたらウンともスンとも掛からない。
とりあえずまずは安全な位置まで移動し、あらゆる措置を施すも無理と判断してなんとか海岸に上陸。
勿論母港ではありません。
陸揚げ後にプラグ外して点火確認しましたが火花が飛ばず、持ち帰ってCDIを他に交換した瞬間に快調に生き返った次第です。
まぁ片付けなど難儀したのは言うまでもありませんが.....。
とんでもない所でそのような故障になったら?と思うとゾっとしますね。
勿論このような故障は不可抗力ではありますが、命が掛かってますから本当怖いですね。
今回ある意味テストで壊れてくれて逆に良かったのかもですわ。
で、CDI故障についてあらためて深く探りますと.....
➀ 本体の経年劣化
② 長期の使用時間による故障
③ 熱による影響
④ プラグを刺さないでのリコイル

注目すべきは④ですね。
プラグを刺さないままリコイルすると高圧が本体に溜まり解放されず故障の原因になるようです。
今回思い出してもそんな事してねぇし、海の上でCDIがお亡くなりになられた時なんか外してないしwww。
て事で初爆確認後の検水確認でまさかのリペアミッションが頓挫(笑)。
笑ってる場合チャウケド!
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コイツだよ!コイツ。
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ここだけはブラックボックスなのでどうにもならんのよね。


今DTシリーズの純正パーツとしてCDIを注文すると.....
こんな感じ。
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➀はマグネト内のコイルなので無視してください。
②がプラグコード一体型、旧式のCDIユニットで現在の価格がお取り寄せで50,380円。
かなり高騰しとりますwww。
んで、プラグコード&イグニッションコイルとCDIユニットが分割された後期モデルの場合で26,400円。
前回見た時より更に5,000円くらい上がっとるしwww。
恐らくよく壊れるCDIユニットゆえ、製造後期はイグニッションと分割して容易に交換できるようにしたのでしょうね。

で、例え壊れたCDIとは言え故障にも色々あるので、全く火花が飛ばない!と言う症状じゃない場合はテスト用として置いております。
とりあえずの爆発確認は出来ますから。
その代わりアイドリングはもの凄く不調ですけどwww。

ちなみに死んでるCDIの在庫が他に2つあります(爆)。
後期モデルはこの2つのパーツが点火系パーツとなります
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で、今回とりあえずテストだけでもしてみっぺ?
と思い×印のモノを持ち込んだんですが......



一応パーツリストの図説も掲載。
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濃紺〇がCDIユニットで水色〇がイグニッション。



ここで新たな落とし穴が.....
まず旧式のCDI図面です。
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品番の下5ケタの違うパターンがありまして、パーツリストは98110と古いモノより進んだ番号となっております。
その理由は配線のカプラー。
後期型とのコイル配線とカプラー1つで繋がるようになっています。


ちなみにDT8ちゃんは?
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ギボシ端子www。
確認すら容易できなくなった......
あぁ~~、面倒くせぇwww。


と言うわで完成目前でミッションが暗礁に乗り上げましたwww。
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て、事で残りの5%を残し4月度は方向転換し、いよいよドーリーの品定めを行いたいかと.....
それとCDIユニットについては、現在供給されている外品の新品パーツを身をもって検証してみようかと検討中です。
海外サイトにのみならずヤフーショッピングで1万そこそこで一体型のギボシ端子仕様が販売されておりました。
インペラ同様に使えるのなら?と皆様の生贄として身体張って検証してみるかもですwww。
ではでは。
Posted at 2022/04/13 16:23:49 | コメント(8) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記
2022年04月09日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルをレストアしてみる!? ザックリ組上げ編 その④ ギアケース組付け

さていよいよ大詰めとなりました古い船外機のレストア。
こんなニッチな所に需要があるんか?と思われる方も多いはず(笑)。
ただ某オークションサイトなんかを拝見していますと.....未だ取引されておりますね。
ただそのままポンッと取付けして使えそうなのは私の勝手なデータですが20台中1台ってところ?
およそ半分がジャンク(不動)で、およそ半分が可動確認済み。
ジャンク品は勿論整備必要ですが、可動確認済み商品ってのが逆に厄介で、下手すると致命的なところの故障もままありますから、ある意味クジを引くようなもんですwww。
恐らくそう言った方で未だ私の知らない方の少しでもお役に立てると嬉しいですわな。
そして私はこれで金を稼いでいないアマチュアです。
ですので情報は惜しみなく提供しますが、ここでの工程を真似されて不具合や事故などがありましても一切責任を持てませんので、全て自己責任でお願いしたいと思います。


さてギアを組み込みましたギアケース。
ここの分解画像が過去何度見てもあまり存在しません。
何故かって?そりゃぁ手がオイルまみれで写真撮れないから(爆)。
ここの組上げさほど難しくはありませんが、そうは言っても最初の頃は色々苦労の連続でした。
機会あれば一度みっちりと記載したブログを開放してみたいと思っております。
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こちらはウォーターポンプケース、所謂インペラケースもしくはインペラカバーと呼ばれるもの。
1970年代の頃から変わらぬパーツ。
現在の小型船外機のモノと比べると相当しっかりとしております。
ここは海水ならびに排ガスに晒されるかなり劣悪な環境ゆえにゴム類が大抵ダメになっています。
て事でオイルシールとグロメットの交換。
オイルシールがまぁまぁ高いっす。
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ベアリングと違い挿入は比較的楽ですね。
シリコングリスを湿布した後ゴムハンマーでコンコンしても入りますが、まぁアルミ挿入器具を使うのが一番良いですよね。
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何でも新品パーツはええのぉ、特にゴムや樹脂類はwww。
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インペラは他の機種より状態の良かったのを移植。
判断基準は柔らかくて弾力があり癖の残っていないモノ。
また上記状態であっても少しでも断裂などが無い事を確認して扱っております。
そしてこうした世界中で未だ使われているにも関わらずどんどんと高額となっていくスズキオールド船外機のパーツ達。
モノによってはリプロダクトと言う復元品が出回っております。
自動車や単車などでは特に多いですが船外機も例外ではありません。
uxcellと言う中華系の雑貨企業でも販売されているくらいですから。
今後はそう言ったモノを敢えて使用してみてレビューも行って行きたいかな?と。
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さて何とか再生しましたウォーターポンプ周りは組付け完了。
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この後エンジンを一度下ろしてドライブシャフトハウジングに接合。
ギアシフト嵌入確認など少々めんどくさい作業がありますが、それら細かい作業もおいおいリポートしていきたいと思います。
何せ手がオイルまみれだと何も出来んwww。


次に新たなるミッションとしてジンクアノードの新たなる取付け。
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恐らくの推測ですが、~'86までのブルーメタリック本体のモデルについてはアノード取付の概念が緩く、結果的に'87以降のシャンパンゴールドカラーのモデルからアノード取付が追加されます。
旧式モデルにおいて腐食の多いのが目立つのもこう言った部分が改良される前のモデルであるところも大きいと思います。
その1箇所であるキャビテーションプレートに取付けるアノードのボルト穴を作成。


一応他のキャビテーションプレートと合わせながら穴の掘削位置を決めます。
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目打ち後、細軸から.....
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太軸へ。
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M6用はより精度を上げるため先・中・上と3段階で開けるモノ新たに追加購入。
格段に滑らかな良いネジ山が出来ます。
ちなみに安心のトラスコ中山製。
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先タップ。
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中→上タップと順番に掘り進めます。
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最後にM6ボルトと研磨済みのアノードを取付け。
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そして最後の仕上げはギアオイル注入。
画像暗いけどお許しを。
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このシャンプーボトルにしてからギアオイルの注入は本当楽になりました。
たっかい専用キットなど販売されていますが、そんなの全く要りませんね。
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とりあえずかなりの回数をシュコシュコと左手で押しますが、チューブ直接でやる場合と作業性を比べると雲泥の差があります。
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上からオイルが漏れ出るとすぐにドレンボルトで蓋をします。
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そしてポンプからのチューブを抜き去り下部ドレンボルトを締結。


最後はトルクを掛けられるように軸にナット頭の付いたトルクドライバー+3で押しながらギュッとおよそ1/4回転締め付けて終了。
押し7に対し回転3くらいの手加減でネジ山を潰さない様かつしっかりと締め上げるのがコツです。
※ここはネジ山にオイルが浸潤しているので少々固着しても開放可能です。
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手直ししたペラもパッと見、綺麗に見えるでしょう(笑)?
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反対の角度からも。
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とりあえず一応組み上がりました。
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トップカウルを載せて一旦完了。
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あとは冷却水の上りとエンジンの吹き上がりチェックを終えれば終了です。
上手く起動すればあとブログ1回でこのミッションは終了となります。
ではでは!
Posted at 2022/04/11 11:20:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記

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