昨日は久し振りに南の海が穏やかになる!と言う事で年休をとって片道200km以上の某所へ行って参りました。
年休取ってわざわざ?と思われるかもしれませんが、今年年度締め3月で2週間前に慌てて2日無理くり取った苦い経験がありましたので計画年休として業務に支障をきたさない月の中旬辺りで海の天候良さげな日をあらかじめ調べて取るようにしていますwww。
で、今回はドンピシャの非常に良い日和に行くことが出来ました。
準備は前々日辺りより進めておりましたのでバタバタする事も無く釣行前日の帰社定時と同時に出発(笑)。
途中寄ります餌屋でオキアミ値上げの知らせ.....
コロナ?ウクライナショック?こんなところにも値上げの波が。
どうやら4月1日より施行されているような貼り紙でしたが、撒き餌用オキアミ3kg税込み800円ちょぃだったのが980円にくらい.....
もはや刺し餌用の値段ですね!!
昔和歌山で撒き餌用が480円で売ってた時代が懐かしいです(笑)。
しかし完全フカセする私にとって、これは痛いなぁ.....
毎回3枚買っていきますが2枚に減りそうです。
で次は近くのスーパーで値引きされた食料の買い出し。
時間が19時すぎと言う事もあり総菜・お刺身コーナーは半額もありますので有難い。
この後釣り場より程近い(と言っても20分ほどかかる)銭湯で疲れを癒し....
21時過ぎ頃港到着。
まずは水銀灯下でゴムボートの組上げ作業。
暗いので慌てずゆっくりと一つ一つ確認作業。
通常30分程度で出来ますが、倍の1時間ほどかけて組上げ80%完成。
残りは明るくなってくる早朝に行います。
その後車内でプチ宴会の開催。
本日は初夏のカツオお刺身など(半額)。これは外せないwww。
で寝袋に潜りしまし就寝。
準備して夜明け即出航!
釣り場はものの10分程度で到着。
まだ他船なし。
この日は大潮で朝から西向きに強い流れ。
これ鯛ラバロッド(笑)。
道具なんて何でもエエんです。
波もウネリも殆どなく薄曇りで寒くない程度に涼しく非常に心地よい気候です。
こちらは2本継のマダイロッド。
数々の大物を釣り上げて来た歴戦のロッドです。
ネットでヤッスイの落札してかれこれ10数年は使っていますが未だご健在www。
勿論穂先折れも2回してるけど適当なガイド付けて何ら問題なく使えております。
そんなこんなで3投目くらいで35cmほどの綺麗なマダイが幸先よく第一ヒット。
水深22mのところを40mライン出して釣れました。
その後40cmクラスの大サバラッシュでまずはボーズからの呪縛は解放されます(笑)。
オキアミをパラパラと撒きますが、さすが初夏の海。
水温すでに20℃を示し魚探には上層・中層・下層と綺麗に魚の影が映ります。

その後も大サバ3~4本の割合でメジカ1尾釣れ退屈はしません。
本命のイサギはアタリ無し。
大本命のシマアジはとんと見かけません。
最近この辺りで良く釣れていると聞いたんだけどなぁ。
途中珍しい外道が釣れました。
体調こう見えても80cmくらいございます。
何か判りますか?
コバンザメ(koban zame 爆)。
これ食えるとは思いますが、流石に海へお帰り頂きましたwww。
その後ウスバハギが集まってきたので、以前作っておいた4号仕掛けでトライするも、パワーが強くブチブチと切られました。
次回もっと強い仕掛けで釣ったる!!!(笑)。
そして時間9時半ごろにサメが見え始め、釣れたサバを追いかけて来たので場所を一気に東へ移動。
とりあえずここでも本日は大サバ祭りです。
40cmクラスのゴマサバがポツポツ退屈しない程度に来てくれます。
大本命のシマアジは今回ありませんでしたが、これ以上釣っても処理大変やし、塩氷として浸すのも限界となり、予定より3時間早目の11時に沖上りとしました。
ちなみに毎度の如くですが、この時期で2Lペットボトルアイスを6本用意して朝一に海水をバケツ1杯放り込み、冷たい海水(塩氷とも言います)を作ります。
釣れたサバやメジカ(ソウダガツオ)は首折りして血抜きと魚体温度を一気に下げるようにします。
あと出来れば速やかに内臓は除去。
出来ればグローブ付けた状態が好ましいですが、まぁここまでやっておけば例え危険なサバやソウダガツオでも自宅でお刺身が楽しめますよ。
尚港帰着後は魚を一度別の容器に移し(地べたには絶対置かない)クーラーボックスを一度綺麗に海水で洗います。
そこに氷一塊入れておけばOK.。
尚、お刺身画像を投稿しているので簡単に真似されると困りますので何度も書いておきますが、サバやソウダガツオは2点注意が要ります。
➀点目はヒスタミン中毒の予防。
血合いや赤身筋肉多く含まれるヒスチジンが魚の死後ヒスタミン生成細菌の作用によりヒスタミンを多く含む筋肉になると、深刻な食中毒を引き起こします。
魚が素手や地面などに触れる事や、温度の高い状態に晒されると細菌が増殖し一気にヒスタミンが増えます。
ヒスタミンは熱処理をかけても無くならないので文字通り煮ても焼いても食えない魚と化します。
重要なのは魚体を良く洗い温度の低い状態で管理する事が必須です。
よく堤防釣りなんかで見かけるバケツに海水張ってプカプカとサバなんかを浮かせているファミリーフィッシングの方なんて居られますが、非常に危険なので直ぐに締めてクーラーに入れることをお勧め申し上げます。
また生(き)ずし、締めサバと言ったお酢を使う生食は、ヒスタミン生成細菌の活動を抑えるための古くからの知恵なんですね。
②点目はアニサキス中毒。
青物類の主に内臓や筋肉と皮の間に潜伏する糸状の寄生虫ですが、特に内臓に多く潜伏しており、魚の死後は内臓より筋肉部へ移動します。
これ万が一胃の中に入ると胃壁に噛み付き大変な痛みを伴うとの事です。
絶対に胃の中に入れたくないですねwww。
コイツへの対処は、釣り上げたあと速やかに内臓を取る事。
これだけでリスクはかなり落ちます。
その後出来うることとして、目視・カット・熱入れ・冷凍の4つ。
とりわけサバのお刺身となりますと目視・カット・冷凍の3つの選択となります。
※イカなんぞはカットや冷凍が非常に良いです。
まずは特に腹側の皮と身の部分はよく目を凝らして注意する事が肝要です。
あとアニサキスはカットされると死にますが、口腔内での咀嚼(そしゃく)程度ではまず切れることはありませんので、包丁で薄く切るのも一つの方法ですが食べ応え少々無くなりますw。
また冷凍で-20℃以下24時間でも死滅します。
ただこれも家庭用冷蔵庫では相当長い時間が必要です。
と言う訳で目視が非常に重要チェック項目になります。
ちなみに冷凍する場合は酢で締めたサバなんかには非常に良い方法です。
※但し酢のみでアニサキスは死滅しません。
とまぁ、サバを生食するためには正しい知識と面倒な管理が必要となりますが、まずは氷をふんだんに使う事と血しぶきが上がってでも速やかに血抜きと内臓除去をする事(環境)が大事ですね。
ただこれも遊漁船とかでは汚れの問題や時合いを逃すなどの問題もあり中々難しいです。
こう言った場合独りボートの特権でなんでもありですね(笑)。※後始末大変ですが.....
さて持ち替えり後数えたら大サバ14本、メジカ(ソウダガツオ)4本、鯛1尾とまずまずの釣果で楽しめました。
これぐらいなら遊漁と変わらんくらい楽しめた感ありやし、これ以上獲っても鮮度悪くなる上配るのが正直大変です。
十二分ですな。

ちなみにここで釣れるのはきまってゴマサバと言う種類のサバでして、一般的な魚類図鑑などではマサバより味が落ちるとか書いておりますが、私は決してそうは思いません。
ゴマサバはマサバに比べて脂乗りが年中一定していると言うのが正しい言葉です。
それに対しマサバは季節により脂乗りが極端に違います。
さて3時間も早上がりとなり夕方までに高松へ戻る事が出来ましたので、会社のメンバーへ魚を配りに立ち寄り、一部は自己責任で食べられるものはお刺身をふるまいました。
自己責任が事故責任にならぬよう細心の注意を払いましたが、ピカピカに輝いたサバのお刺身最高です!
下記二皿あっという間になくなるし。
こちらはメジカですが小振りの個体にも関わらず、めちゃくちゃ脂乗ってます。
もう飾りもへったくれも無くブツ切り、まるで漁師料理みたいな感じですが、魚19尾の掃除があるので飾る時間も無しwww。
とりあえず3尾のサバは自身で持ち帰り、締めサバ3枚。
締めサバ、関西で生(き)ずし。
煮付け1尾と残り半身は塩サバとして冷蔵庫に。

こちらは本日の昼に3人で食べて終了です!
処理早いでしょう?
美味しいうちにとっとと喰らう。
で、また食べたいな!と思う事が肝心で食べ飽きないようにするのが肝www。
しかし身体は結構筋肉痛となり昨晩は即爆睡となりました。
気温が暑くなる前にもう一度行っておきたいな~。
ではでは!