先日、安く購入したパイプファンを、段ボール箱で作った手作りの塗装ブースに取り付けました。

やや堅めの段ボールを2枚合わせにして、ビス止めです。
ビスは手持ちのあり合わせでやったので、チグハグですが。
柔らかい段ボールとはいえ、流石に6か所もビスとナットで止めるとしっかり止まりますね。
パナソニックのパイプファン FY-08PF8
消費電力2,2W 換気風量 48,5m3/h 騒音27db 重さ0,5kg
重さも軽いし、振動も少ないのでこれで固定も十分だと思います。
一番楽なのは、ファンの背面にそのまま蛇腹のアルミダクトをポン付けできる事。
ファン側にゴムのパッキンやハズレ止めの金具も付いているので、この程度のファンなら結束のギミックもテープでの養生も必要ないので非常に楽です。
もし自作で塗装ブースを作られる方がいれば、この100mmのパイプファンはとてもお勧めです。
※このパイプファン単体で1個の場合の換気風量は、48,5m3/h
代表的な市販品のデータは。
Mr.スーパーブース 115.0(50Hz)m³/h
ブラックホールツインファン 105.6m³/h
タミヤ ペインティングブースII(ツインファン) 126.0m³/h
一方で騒音は?
Mr.スーパーブース 57db
ブラックホールツインファン 63db
タミヤ ペインティングブースII(ツインファン) 56db
自作したブースに取り付けたパイプファンはこれを見るとわかりますが、とても音が静かで、消費電力も少ない反面、単体で1個だと換気風量が、市販品の半分以下程度。
排気側に換気扇をもう1個増設して、更に排気ダクトの排気を吸えば、理論的には、市販品の換気風量を超えると思います。
計測装置が無いので数値は出ませんが。
パイプファンの取り付け位置ですが、最初は上部にするつもりでしたが、吸気効率を考えて背面に変更。
あえて、上部に開けた穴に貼った換気扇フィルター部分は、明かり窓として残します。
匂いの少ない、水性塗料ならこのまま、匂いのきつい油性塗料とか缶ぺなら蓋をすればい良い。
後は、仕上げにフィルターカバーに、換気扇フィルターを貼って、その手前に、猫の爪とぎの段ボールを買って、ハニカム構造にすれば完成です。
排気が背面なので、ハニカム構造にすれば大部分の塗装の跳ね返しも防止できそうです。
1次吸気 ハニカム構造の段ボール、2次吸気換気扇フィルター 、3次吸気窓用換気扇外に、お茶を吹きかけたた換気扇フィルターを付ければ、かなり完璧に除塵と吸臭も出来そうです。
ここはクレオさんの塗装ブースの構造を、一部参考にさせていただきました。
クレオさんの塗装ブースの1/3以下の材料費で完成したので、満足です。
※参考までに市販品の価格一覧
クレオス Mr.スーパーブース ¥13、000
タミヤ スプレーワーク ペインティングブースII(シングルファン) ¥13,000
タミヤ スプレーワーク ペインティングブースII(ツインファン) ¥18,000
エアテックス エアテックス SPB-01 スプレーブースBLACK HOLE(シングルファン) ¥11,000
エアテックス エアテックス SPB-03 スプレーブースBLACK HOLE(ツインファン) ¥17,000
※価格コムさん
吸い込みのパワーもそんなに強くないけど、そのかわり音が静かだし、塗装ブースの面積も大きく取れたので良かったです。
ただ背面吸気式にした弊害。
奥行きが大きくなるので、常時、机の上に置くと邪魔。(笑)
なので、使わない時は、机の右側に塗料系を収納している凡庸のカラーBOXの上に鎮座。
100mm径のアルミの蛇腹のダクトも70度以下に、緩い角度で曲げているので、実験したらそこそこ排気も出ていました。
これも匂いの少ない水性塗料ならこのまま窓へ。
匂いの強い、油性塗料系なら、窓の換気扇に接続するギミックにしています。
このサイズなら大型プラモも車の小さなパーツも、エアブラシで描く絵も、A3ぐらいのサイズなら十分描けそうです。
とりあえず市販の1/3程度の材料費で出来たので満足です。
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プラモ | 日記
Posted at
2015/10/26 02:02:24