「弘法は筆を選ばず」
と言う有名な格言もありますが、正直、ボクはあれは嘘だと思います。(笑)
車の整備用の工具なんかもやっぱり良いものは良いですよね。
ゴルフを始めとするどんなスポーツだって、靴やスポーツ用品は、ある程度の物のほうが良い。
で、お絵描きですが、水彩画系だとやはり水彩絵具、水彩色鉛筆、使用する紙もピンキリです。
そうですね、計算した事ないけど、お値段の差って数十倍あるんじゃないかな?
で、早速、お安いほうのスケッチブックと水彩色鉛筆をダイソーで買ってきました。
先ずはスケッチブック。
何種類かあったので真剣に選びました。
ボクがコレを手にしたら、そばにいた小学校低学年ぐらいの男子も真似してそれを手に取りました。
すると傍にいたお母さんらしき人が。
「ダメ、それは針金付いているから、分別して捨てるの面倒だから止めて、こっちにして!」
男の子はシュンとしつつ、隣にあった糊で閉じてあるほうのスケッチブックにチャンジ。(笑)
ボクが選んだ基準は、画用紙が一番厚くて、色がピュアホワイトだったから。
(お母さん、親の事情では無く、お子さんにはやはり紙が厚いコッチのほうが使い易いと思うよ、あなたのお子さんの選択眼は確かだと思う。)(笑)
で、隣のコーナーにあった、12色の水彩色鉛筆が108円だったのでこっちも試しに購入。
自宅に戻ると、恒例行事ですが、試し塗りしてカラーチャート作り。
画像では、100%色感が伝わらないかと思います。
下の2段がダイソーの水彩色鉛筆。
上段がそのまま、下段が水で伸ばしたものです。
上から2段目は、発色比較用の水彩では無い普通の色鉛筆(ファイバーカステル)
薄い色の発色がやや弱い反面、色の濃いのは、やや水解けが悪く筆後が残る。
色鉛筆の芯もやや粒子が荒く、ポロポロと粉がほんの少し落ちますが、十分このクオリティーなら使えそうです。
特に肌色に使えそうなライトベージュ系色が入っているので、流石にお子さん向きの配慮はされていますね。
早速、プラモのパーツの塗装の乾燥時間の合間に1枚描いてみました。
今回は30分では無く、真面目に1時間ぐらいかけて丁寧に描いています。
前回の作品よりは少しだけマシに描けたと思いますが。
クローズアップ画像です。

※ 模写参考原画 いわさきちひろさん 緑の風のなかで
今回も練習なので 敬愛する画家 いわさきちひろさんの絵の模写ですが、少し色鉛筆の細い線をあえて加筆して、水彩絵の具+色鉛筆の合体絵にしてみました。
デッサンの線の描き方が独特なので、多少真似しましたが、あの揺らぎ曲線は難しいですね。
ただバランス的に、少し髪の毛の量と描き方がリアル過ぎて若干浮いています。
でもこれはあくまでボクの腕の問題であり、この108円のダイソーの水彩色鉛筆とスケッチブック。
十分工夫しだいで使えると思います。
確かにお高い画材はそれなりに良いとは思いますが、お安い画材でもその特徴を理解して逆にうまく利用すればそこそこのレベルの物は描けると思います。
んっ?それって自分自身にも言える気がする。(笑)
もし将来、万が一展覧会にでも出すレベルになったら、少しお高い絵具や紙とか買おうかとは思いますが。
絵ははやはりとても奥が深いです。
とくにこの絵の原画のように、空白の美あるいは余白の美 とでも言うのでしょうか?
これは多分世界中で、日本人だけが持っている感性と特有な美意識だと思います。
余白を残す、あえて全てを描かない。
観る人の想像力や物語を引き起こす手法。
言葉で言うほど簡単では無いですね。
さて、所用も全部片付いたので、明日は、日帰りで もし頑張って、早起きできればですが、数年ぶりに安曇野に行きたいと思っています。
ちひろ美術館・東京の40周年、安曇野ちひろ美術館の20周年記念映像
https://youtu.be/3VePNlIAJlY
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Posted at
2017/07/09 21:55:22