12月に買った1970年代のビンテージなアコギ。
定規が少しずれていますが。
12フレットの6弦の弦高
約3.1mm
決して弾けない高さではないのですが、弦高が高いと左手の指が痛い。
ハードピッカーでは無いので、2.6mm迄落とします。
弦高はギターメーカーやプレイスタイルにより違いますが、概ね2.2mm ~3.0mm で、基準平均は 2.5mm。
ですが、まず2.6mm迄落として様子を見たい。
この綿棒が指している白い棒
サドルと呼ばれているパーツです。
素材は、象牙、牛骨、人造のアクリル系
様々ですが、このサドルは多分牛骨。
これを抜いて底を削ります。
↓

ブリッジの表面が乾燥ぎみだったので、ついでにアーマオールでブリッジを磨きました。
弦を目いっぱい緩めたら、薄いゴム板をクルクル巻いた物を、ブリッジそばの弦に差し込む。
巻いたゴムの中に、左手の人差し指を入れてグリグリと弦を持ち上げる。
弦のテンションが緩んだ隙に、右手でミニペンチでサドルを持ち上げると、スポッと抜けます。
※弦を交換するタイミングで弦を外した状態の方がもっと楽です。

↑
画像に見える白いテーピングは、外したサドルを戻す際に、左右を間違えると、笑えるミスになるので目印に貼りました。(笑)
※弦が太い6弦側が高くなってますから、
間違えはしないとは思うけど。
削るのが楽なので砥石を付けた電動ドリルやミニルーターでもよいのですが、今回は実験的に紙ヤスリを使います。
事前に用意
角材に両面テープで
60番
400番
1000番の耐水紙ヤスリを三面に貼ります。

サドルの底側に、1.2mm幅の線をマジックで描きます。
この線を、ほんの0.2mm残して1mm削ります。
※お名前ペンの太いほうがだいたい普通のテンションで書くと1.2mmぐらいです。
先ず400番の耐水ペーパーで削る
硬っ!
牛骨素材なので、1mm削るのは、やはり400番だと時間がかかる。
こんな事も想定して60番の紙ヤスリを用意してました。
なので裏側の60番で荒削りしてから、400番で中削りし、仕上げに1000番で、バリ取り
このように真っ直ぐに立てば。
よく出来ました♪
花丸です。^_^
弦を巻いてチューニングしたら、
12フレットの弦高を計測。
おおおぉ〜!
一発で、目標数値の、2.6mm
成功です♪
やはり12フレット上の弦を0.5mm 下げる為には、 約1.0mmサドルを削る計算で合っていたみたいです。
※厳密には、ナットとサドル間の距離を計測し、角度からサドルの高さを計算すれば良いのでしょうが、面倒なので倍数で計算しました。
30分以内で完了。
こんな簡単な作業でもショップさんに頼むと、多分3,000円ぐらいとられます。
30分で、3,000円!
バイトしょうかな?^_^
早速弾いてみました。
おおおおおおぉ~!
弾きやすい。
弦を抑えるのが楽になった♪
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Posted at
2021/01/13 16:51:54