前回製作したコレ
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とてもお安い材料費で出来たのでそれなりに満足なのですが、重大な欠点を発見!
ホームセンターで凡庸のM6サイズのノブの付いたネジを購入してカメラの底部を締めたのですが、
1回転チョイのトコで必ず、ネジが止まる。
やはりJAS的な、M6ネジと規格が違うので、あまり無理にそこからネジを締めるとネジ山が舐めそう。
なので、真面目に、ネジ類を買い直しました。
UNCネジ(ユニファイネジ:米英カナダのネジ)
UNC1/4-20(カメラの通常の三脚ネジ:細ネジ)
ネジの外径(山径)が1/4インチ(1インチ=25.4mm)、1インチに20山(つまり、25.4/20がピッチ)が通常カメラや三脚使われる細ネジとか。
見た目太さがほとんどM6ネジと同じ、多分直径の誤差は、0,3mmも無いぐらいかな?
使えるけど、1回転以上回すと、ネジ山が違うのでそこで抵抗がある。
幸い近所の大型ホームセンターには、ネジ類のバラ売りコーナーにユニファイネジも販売しています。
でも需要が少ない特殊なネジなので、種類は少ないです。
なので、唯一売っている、一番大きなホームセンターへ。
の その前に、某大手リサイクル・ショップへ。
数か月前から目を付けていたカメラのパーツ。
フリーツインプレートとか言うヤツですが、どうも作りからこれけっこう高そう?
多分、普通に買うと、3000円~4000円ぐらいします。
ずっと500円の値札で販売していたので、何回も見て、少し高いので買いませんでした。
今回、ボクは、そのパーツについているノブの付いたネジ2個のみどうしても欲しい。
家電専門店さんや、カメラ屋さんとかで、別途注文すると、多分、そのネジは、1個単体で300円チョイだと思います。
でも、それよりこの中古パーツのほうが、微妙に安いので仕方なくそのパーツを購入しました。
画像の一番したの黒いステーにネジが2個付いているパーツです。
※普通は、ストロボ増、及びカメラを2台 3脚に取り付けたりする用途に使います。
しかしたいそうなケースに入っているそのパーツ、ジャンクコーナーに無造作にあるので、何故か値札シールが取れていたので、そのまま持っていってレジで値段を聞きました。
しばらくして担当らしき人が来て、
「このままでは使えないパーツですが、300円なら。」と。
(このままで使えない???意味不明)と心の中で思いましたが。
「ボクはこのネジ2個だけ使いたいのでそれでも良いです、このケースは不要なので処分していただいてもよろしいですか?」
「ハイ、ケース不要なら 100円で良いです。」
???
別に値切った訳でもないのに何故か100円になりました。(笑)
上のワッシャー、ナット、ネジ類とステーは、別のホームセンターで購入したもので、全部で総額190円ぐらいでしした。
もう少しサイズの大きなZ型ステーも見たのですが、帯に短しタスキに長し。
丁度良いサイズが無い。
強度的には、このZ型ステーでも大丈夫だし、なので、今のZ型ステーで行こう。
カメラを支える部分は、ゴム製のブッシュは、車のトランクやボンネットに使うヤツで21円ぐらいだったかな?
これは別に買わなくても、使い古した消しゴムとかでもOKかと。
一応、ゴムの上、つまりレンズとの接点部分に、更に薄いウレタンスポンジを貼ってありますので、レンズには、傷もつかない優しい構造です。
少し買うと お高いけど、地震用の耐震マットとか小さく切って積層構造も良いかと。
そういった訳で、総額290円の追加投資だから、結局のところ今回のステー製作の総額材料費は、多分700円弱だと思います。
作業に入ります。
先ず、100円で購入した黒いステーから2個のネジを外します。

上の二つが新旧、左がM6規格サイズのネジと、外したUNC1/4-20規格のネジ
ネジの直径は、ほんの0コンマ3ミリ弱の誤差ですが、ネジ山のピッチが違うので。
この後、購入した1文字プレートを、湾曲のあるY型に曲げます。
曲げやすさと、強度の両面を考量してプレートを選択しています。
穴が開いているので、その穴の部分を上手く使ってペンチで簡単に曲げられる肉厚。
しかし、想定どうり、表面の塗料やメッキは、折れ曲がった部分は剥げますね。
えぇ~、、、、途中の作業工程は省略しますが、いきなり完成です。
一見レンズを支えているように見える丸く湾曲したY字ステーは、本日買った80円ぐらいの安い一文字型プレートを、曲げて加工したものです。
ただ曲げると、曲げた部分のクロームメッキが剥がれるので、家にあった黒いシートを貼りました。
これはあくまでレンズを左右に移動(ブレ)させない程度の控えの安全装置で、支えは、レンズ下の車用のゴムブッシュ1点支持。
なのでY字ステーは、レンズに干渉しない程度に隙間をあけているので、フォーカスリングにも干渉しないルーズな作り。
一応、レンズが当たっても傷が付かないように、ステーに内側に、クッションテープを貼りつけてあります。
完成品に比べたら、見た目の美的なクオリティーはイマイチですが、完成品は安いものでも6,000円~高いものでは、1万数千円するので、700円の材料費でできるので、あれば十分かな?
後、市販されている完成品との最大の違いは重量です。
凡庸でいろんな機種のカメラやレンズに使うので仕方が無いと思いますが、どれもかなり肉厚の金属を使い、強度の高いステーとか 二重ステー構造になっています。
そのせいか重量がかるく200gを超えています。
そこは、自作の最大の利点ですが、自分の機材に合わせて最小限の強度+若干の予備強度で作成できるので、無駄なく軽量化が可能。
※強度計算は、専用計測器具も無いのでアナログですが、作成したZ型のステーの左右を手で持って、たわむかどうか?
人間の手の力でたわまないステーなら、数キロの重さのカメラとレンズには耐えるはず。
今回、この製作したステーの総重量は、ナット、ワッシャーも含めて、約85gです。
使用してるZ型ステー(全長約135mm、幅約16mm、厚さ約2mm)も200円チョイで買える物なので、もっと重たいレンズやカメラとの組み合わせで強度が心配な方は、2枚重ねにしても良いかと思います。
このサイズのZ型ステーで、三脚の取り付けポイント位置は、約48mm前に出ます。
レンズ取り付けステーの製作DIYはこれを持って完了です。
さて、ここで、悲しいお知らせと、嬉しいお知らせがあります。
先ず、悲しいお知らせは、手持ちの3脚に、このステーを取りつけ、カメラを乗せて、緩いので、雲台のハンドルを締め付けて回したら、ネジ切ってしまった。(笑)
そんなに力を入れたつもりは無いのですが。まぁ、それでもなんとか、ギリ使えるかな?と。
が、しかし今度は3脚をたたむ時に、ハンドル位置が、合わないので手で、雲台部分を回したら、バキっと。
別のハンドルの付け根の樹脂パーツが、もろ解体しました。(笑)
意外とチャチイ樹脂パーツなんですね。
もう完全に使用不可能なレベルです。
何せ、新品でも980円で安く購入した軽量3脚なので、もし樹脂パーツのみ取り寄せが可能だったとしても買ったほうが安いかも?
それに樹脂パーツが、こんな強度なら何度パーツ交換してもね。
で、嬉しいお知らせですが、先日、入札した、3脚のオークション。
誰も競争入札しなかったので、そのまま開始価格で落札できました。(笑)
十分予算内なので良かったです。
ベルボンのE5300ですが、多分早いと明日には届きそうです。
さて、ネジを外して残ったフリーツインプレートですが、捨てるのもったいないので、製作中の宇宙戦艦アンドロメダの内部に重し代わりに入れてみます。
とても肉厚な金属で、これをプラモの船底に仕込むと、超合金的な重さで重量感と安定感がでます。
後、壊れた3脚ですが、壊れたのは雲台のレバーのネジと、付け根の樹脂パーツ。
3脚の足部分は無傷。
これも全部廃棄するともったいないので、雲台部分のみ廃棄で、雲台部分を、最軽量タイプの自由雲台に交換。
多分、1000円ぐらいで買えますので、それに交換してそのまま使用するつもりです。
コンデジなら十分これで十分だしね。
それとも今度届くベルボンの3脚を自由雲台に変えれば、付随してる3way雲台が不要になるので、それをこれに付けてもね。
レンズ取り付けステー改良したり、3脚壊したり、3脚落札できたり、良かったのか悪かったのかほんと 良くわからない不思議な1日でした。
YUI 『feel my soul ~2012 ver.~』
https://youtu.be/el4DrR64Qns