イジメを題材にした 今書いている 児童文学です。
長文になるので、ほんのさわりだけ、、。
とある主人公の中学時代からの回想から、物語は始まります。
舞台は東京下町のとある中学校。
ボクが中学に入学したときのクラスでそれはありました。
暴力行為は無かったのですが、いわゆる しかと 言葉や態度の暴力はありました。
誰も、話しかけない、汚いもののような目線で見て、近寄ってきたら、わざとらしく逃げる。
これが信じられないことに、クラス委員の子も含めて、クラスメート全員。
なんだ?コイツら?人間か?
対象は、たった一人の女子。
いじめと言うのは、するのはもちろん、黙認するのも同罪だとその時、ボクは思いました。
でも、基本、心の弱いボクは、それを正論で、声や態度で、反論することが出来なかった。
すれば間違いなく、次のイジメの矛先は、自分へ来る。
卑怯な自分。
そんなある日の放課後、学校帰りの鉄橋に人影を見ました。
気になったボクは、鉄橋へ。
そこには、その苛められていた 女生徒が一人。
ずっと、線路を見つめている。
「お~い!何 カッコつけて黄昏ているんだ!日が暮れるよ、いっしょに帰ろう♪」
(・・・・・・バカ!)
翌日から、、クラスメートたちに反論、批判はしないけれども、ボクだけはその子と普通に話しました。
もちろん周りからは、ボクに対して、冷ややかな反応と批判が起こりました。
でも、気にしなかった。
気にもしない、鈍感なフリをして、その子と何気ない、挨拶程度ですが、毎日、会話を続けました。
すると、クラスメートがいじめに飽きたのか、気が変わったのかわかりませんが、だんだんと いじめが無くなり、二学期にもなると、何事もなかったように。
めでたし、めでたし
ですか?
苛めた期間の、イジメ行為に対する反省やお詫びは無いの?
苛められた心の痛みがわからないまま大人にしてもいいの?
今更、ほじくりかえすのもなんですが、どうもこのままで済ますのは気が収まらない。
イジメた全員の生徒や、それを察知できない鈍感な担任を、しっかりと罰するべきだ。
そうその時、思いました。
しかしせっかくいい雰囲気になっている今のクラスを壊して、更に、平穏に過ごしている苛められた女子生徒を、再び 暗くさせるのも?
さんざん、悩んだ、主人公が、とった行動は。
弱いものが、優しさを貫こうとする時。
正義だけじゃ無くて、知恵も必要だとボクは思います。
それが意外と ほんものの優しさだったりね。
大切なものを一つづつ失っていくのが、大人になることなら
ボクは一生、子供でいる
大切なものを一つづつ増やしていくのが、大人になることなら
ボクは、やっぱり大人になりたい
人の心の痛みがわからないのが、大人になることなら
ボクは一生、子供でいたい
人の心の痛みがわかるのが、大人になることなら
ボクはそんな大人になりたい
ゴメン と言えないのが、大人になることなら。
ありがとう と言えないのが、大人になることなら。
ボクはずっと子供でいたい
さて、少しだけ ヒント代わりに、今夜は、この曲で。
2曲続けてどうぞ♪
ありがとう♪ by Kokiaさん
やさしさに包まれたなら 松任谷由実さん
※本ブログの内容は、ノンフィクションの場合は、当事者が読んでも、わからないように、細心の注意を払って、書いております。
Posted at 2013/01/27 23:46:15 | |
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