もう時効だから、そっと書きますが、東日本大震災の後、2か所ほどの避難所でボランティアをしてた時の話しです。
ボランティアと言っても、まとまった休みが取れなかったので、仕事が休みの週2日だけですが。
そんな中で、行った場所の一つが、埼玉県の旧騎西高校にあった福島県双葉町さんの避難所。
ピーク時には、町民の約1/5程度の1,000名以上が避難されていたと記憶しています。
さて、そんな折り、正直な話し、体力よりも気力が限界になりかけました。
心が折れそうになった出来事は多々ありますが、ボクは多少、感受性が強いので尚更だと思うのですが、高校の屋根付きの自転車置き場が、洗濯物干場なんです。
と書くとイメージ湧きますか?
そう、自転車置き場一杯に、洗濯物が干してある。
ボクは、男だから気にしないけど、下着とかも干してあるのを見て、女性の方は、たまらないだろうな?
と。
プライバシーも人間の尊厳もあったもんじゃ無い。
垣根の無い、教室内での寝泊りもしかり。
男のボクには理解できないけど、成人女性が長い期間ノーメークで、生活を強いられることもしかり。
慣れるとか諦めとか心境もあるにせよ、長期間続くと、精神的にも大変だよね、きっと。
子供達との会話の中で、大人として、明日や未来の事をどう話したら良いのだろう?
努力さえすれば、必ずこの子たちにも明るい未来がきっと来ると言っても良いのだろうか?
何をどう頑張れば、この子たちが幸せになれるのだろうか?
そんな事を毎回、考えるにつれ、心はどんどん 下に重く暗く沈んでいく。
もう、正直、ボクの心は折れる寸前。
その後、自治が確立し、そこでのボランティア需要が少くなったので、別のもっと小さな某避難所へ行きました。
しかし、そこでも更に心は折れまくりで、もう限界点。
もう ダメだ 心が持たない ボランティア活動、止めようと思いました。
そんなある日のこと。
1人の小学2年生の男の子と仲良くなった。
で、会話の中で。
「ねぇ 今、何が食べたい?」と聞くと。
「半熟卵が入った月見ラーメン。」
そこの避難所には電気もガスも来てるから、鍋でラーメン作ることは可能です。
ただ他にも子供たちはいるので、人数分、鍋で、半熟卵の月見ラーメン作るのは、かなり困難。
そこで、考えました。
大量に集会室に積んである支援物資のカップ麺。
カップ麺で、半熟卵の 月見ラーメンを作ろうプロジェクト。(笑)
その時、作ったレシピを特別に公開します。
生卵はあらかじめ、数時間前に冷蔵庫から出して、常温に。
①先ず、ヤカンに沸かしたお湯を、ゆっくりとカップ麺に割って入れた卵の黄身の上に、ピンポイントで、チョロチョロと、黄身を割らないように注意してそっとかけます。
ヤカンのお湯を、黄身にそそいだだけでもこのぐらいな感じになります。
↓

②カップ麺の蓋をして、上にまだ少しお湯の残ったヤカンを乗せて、4分待ちます。
③出来上がったら、スープを入れて、玉子の黄身を避けて、軽くかき混ぜ。
④蓋を取ったカップ麺を、電子レンジに入れて、軽く10秒チ~ン♪
白身にはしっかり火が通り固くなり、黄身は程よい半熟の 月見ラーメンの完成です♪
※卵は電子レンジで加熱しすぎると破裂するので、注意!
この手法の理論的裏付け
(生卵を常温に戻し、カップ麺内の熱湯の温度低下を少し防止し、尚且つ、直接黄身にお湯をかけ、
カップ麺容器の唯一の熱の逃げ場所の蓋部分に熱湯の入ったヤカンを乗せることで
内部の熱の逃げ防止と完全密封状態を作り、仕上げに電子レンジで、卵の黄身に熱攻撃を加える)
「おおおおおぉ~!半熟玉子だ~!」
そんな子供達の歓声の声を聞いて、折れていたボクの心が一瞬で繋がりました。
些細な事ではありますが、努力+工夫 が、未来を繋ぐ 回答の一つと発見しました。
さて、かなり早いのですが、4月1日のエイプリールフール用のブログ こんなのどうですか?
「2017年4月1日、政府は、衆参両議員の議員会館を、災害用の避難所へ転用する事を決定しました。尚、現議員会館は、日比谷公園内と隅田川の河川敷に建設される4畳半のプレハブ小屋へ移動るする事もあわせて閣議で決定しました。」
議員会館は、新宿ガード下の段ボール小屋で良いとまでは、流石に書けないね。(笑)
いつもながらに、枝葉が無駄に多いブログですが、 半熟月見カップ麺 是非 皆さんもお試し下さいネ♪
KOKIA - ありがとう...
https://youtu.be/z2bVk_nP9JM
Posted at 2017/03/15 17:21:45 | |
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