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先月末の上海旅行で、中国の欧州ブランド車には 独自のロングホイールベース版が多数存在することを確認しました。


我が VW でも、B8 Magotan (欧州や日本仕様の Passat セダン と基本設計は同じですが ホイールベースと全長が異なります） の他、




　


Touran L、Tiguan L　も確認出来ました。

（Tiguan の L は ホイール・ベースでは無く、リア・オーバーハングが長い と言う意味の "L" なのかもしれないですが・・・）



Touran L








カタログには Cross Touran L も載っていました。









Tiguan L










Tiguan L には PHEV も出ましたね







"L"のデザインの方がカッコいいと思いますし、私は好きです。

なんか、こちらを見慣れてしまうと、日本に導入されている Tiguan S（？）が寸足らずに見えてしまいますね（失礼・・・）。




BMW　（=華晨宝馬・・・華晨中国汽車との合弁会社。宝馬は BMW の発音から来ている当て字でしょう・・・） にも "L" モデルが多数ありました

330Li




530Li




530Le ・・・ PHEVです




X1 25Li






X1 25Le ・・・ PHEVです







AUDI （=一汽奥迪 ・・・これも発音から来ている当て字だと思われます） にも "L" モデルが多数ありました

VWは 2つの現地法人と合弁会社を設立していますが （一汽大众 ・ 上汽大众） 、VWとのグループ会社である　AUDI も 第一汽車との合弁会社で製造されています。

尚、大众 （日本の文字では大衆です）は・・・言うまでもありませんが Volks = 大衆 から来ています。


街中で観た A6L e-tron







A6 のロングホイールベース版自体も珍しい上に、最近、中国が国家全体で推し進めているPHEVでした。











一汽奥迪のHPによると（翻訳が間違っていなければ・・・）
A6L 40 e-tron は　8速自動トランスミッションケースを配備し、従来よりも強い動力と低いエネルギー消耗の両方に配慮しています。
搭載した2.0Tエンジンのパワーは180kWに達し、0-100km/hの加速は僅か8.7秒で、最高速度は210km/hです。
電気のみの巡航可能距離は50km、ガソリンを含めた巡航距離は850km。

・・・だそうです。　Passat GTE と同じシステムでは無く、2.0Lのエンジンを搭載している様です。



A6には　他にもこんなバリエーションがある様です。（一汽奥迪のHPより）




PHEVでは無い、ガソリンの A6L




A6 Avant や S6 なども売っているみたいですが、輸入車の様です。（輸入車には中国語のエンブレムは装着されていません）

上のイラストを見て戴くと、A6L/A6Le と A6 Avant / S6 のホイールベースが異なるのが解ると思います。（リアドアの長さの方が解り易いですかね？）　



他の車種でも・・・

A4 にも A4L があります・・・というか、普通のA4/A6は存在しません・・・。









同様に A4 allroad quattro や S4 もラインナップにありますが、輸入車です。　これも ホイールベース の違いが明白ですね。

実車も観ました（旧型？）。　やはり漢字のエンブレムは着いていませんでした・・・。





驚いた事に、





Q2 や Q5 にも "L" モデルがありました。　（Q3には無し、Q2は"L"のみ、Q5は"L"と通常モデルの両方がある様です）

実車を見る事は出来ませんでしたが。


Q2L









Q2も "L" の方が伸びやかでカッコいいと思います。


Q5L









ロングホイールベースにする事で、走行時のバランス等が悪くなってはいないか（特にコーナーリングの時）等の懸念もありますが、出来れば日本でも売って貰いたいモノも多数ありますね。

B8 Passat に比べて、A4/A6は「後席が狭い」という意見も良く耳にしますし。



そうそう、"L" ではありませんが、Q7 にも PHEVがある様です。

Q7 e-tron











A6L e-tron も Q7 e-tron も　AUDI の電動車の証である、スリット状の LED DRL がちゃんと着いていますね。


ベンツや他の車種については、あまり目にする機会がありませんでしたので （走ってはいましたが・・・）、状況は解りません。


以上、"L" の多い 中国の欧州ブランド車　でした。



他の観点からも、中国のクルマ事情について報告をしたいとは思っておりますが、仕事が忙しいのでもう少しお時間が掛かってしまいそうです。

ああ、皆さんが御興味があればですが・・・。

「中国の事など興味無い」と言う方もいらっしゃると思いますので、このブログの反響を見てから考えます（笑）。