![トゥインゴGT試乗記、続き。 トゥインゴGT試乗記、続き。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserDiary/11963291/p1m.jpg?ct=248df679154a)
えーと先週に書きかけたルノーのニュートゥインゴ、その上位車種のGT試乗したことですが…
また放置していました、悪い癖なもので…
なので、印象を忘れてしまわないうちにまとめておこうか、と思います。
キーをひねり、ミラーとシート位置を合わせ試乗開始。クラッチもシフトも軽く、操作そのものは特に問題あるわけではありませんが、少々気になったのはシートとABCペダルの関係。当方(身長182cm)が座ると、ペダルが上から押さえこむ格好になるため、膝がステアリングボス下部あたりに触れることが多くなります。
街乗りではさほど問題でないかも知れないところですが、ワインディング等で素早い操作を繰り返す際は??
数分走れば、神○製鋼のフェンスが並ぶ、見通しのよい2車線。パワー&トルク特性を図るには格好の場、ここで2~4速でシフトアップ、ダウンを試し、フルスロットルもくれてみました。
昨今のターボは昔のようなドッカンではなく、過給圧を落として圧縮を上げ、フラットな性格が多いですが、このトゥインゴもその例に漏れず3000~4500の中回転域で最大トルクを発揮。
実際、乗っていても全くその通りで、ボトムエンドが極端にないとか、ある部分からカムに乗って一気に吹けるといった印象ではありません。
これならどんな場面でも乗りやすいでしょうし、燃費もそれなりに期待できるかも?と思います。
ただ、裏返せばドラマチックな盛り上がりに欠ける、というのも事実ですし、エンジンフィールやサウンドも”ブオーン!”といった、ちょっと前のシトロエンや3気筒エンジンを連想させ、”ぶん回す”という気合で乗るエンジンでもなさそうです。
あと、ヒール&トゥはそれほど難しくないのですが、先に書いたペダルと着座位置の関係、それにスロットルに対するエンジン回転の反応もちょっと鈍く、奥まで踏み込んでやらないとタコメーターは跳ね上がりません。
足回り、ブレーキは、30分そこいらの試乗で全容は勿論分かりませんが、さすがフランス車というもの。
GTは55扁平を履きますが、それでも日本車や独車に慣れた体には十分新鮮でした。ふわりとしたシートとともに、乗り心地はフランス車を選ぶかなり大きなメリットでしょう。
リアブレーキはドラムですが、少なくとも2名乗車で破綻をきたすこともなさそうで、初期制動はカチッとしたタッチでした。
下りてからリアのゲートを空けて荷物スペースを拝見。
リアシートはこのように2分割で前方に倒すことが可能で、工夫次第で広大なトランクスペースがうまれます↓。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserDiary/11963082/p1.jpg)
金具剥き出しですが、これで納得。
簡単に総括しましたら↓
○(良い点)……奇抜で斬新なインテリアデザイン。
多彩なリアシートアレンジによる実用性。
ふんわりしたかけ心地のシートとサスペンション。
フラットで実用なエンジン。
とにかく軽量で、なおかつMTがあること。
▽(気になった点)
……シートポジション。
液晶のパネルは光の反射の具合で若干視認性が?
スロットルレスポンスが若干鈍いエンジン。
選択できるボディ色が少ない(4色)こと。
クルマの性格を考えると高価(\2,400,000)。
あと、これはトゥインゴだけでなく、ルノーの正規輸入体制について言及しておきたいのは、とにかく日本への上陸タイミングが遅いこと。
このトゥインゴも欧州で発表のち、1年経過でようやっと2車種が入りましたが、先輩格たるルーテシアも遅れ気味、走り屋羨望のRSは2年経過した現在も正規輸入の目処はたっていません。
ルノーは日本の市場をあまり重視していないのか?それとも売れないを踏んでいるのか、輸入かつ販売元の日産に聞いてみたい気がする…
と思ったら、両方とも社長は同一人物でした(笑)。
そんなわけで、さらにトゥインゴの走りモデルたるRS、これに今度こそ早期導入を期待したいものです…できればゴルフといい勝負の価額で。
Posted at 2009/01/30 23:02:52 | |
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