2015年08月05日
第7回 オーディオ調整通信講座 オーディオ調整に役立つあれこれ 詰め合わせ
過去に書いたことのあることないこと、順不同で箇条書き。
愛すべき生徒たちへの夏休みの宿題である。
何? 社会人は休みがないだって?
……ねぇビュウ、大人になるって悲しいことなの……。
( ゚∀゚ )ヨヨかな?
一部の人のトラウマを無意味にえぐったことだし、じゃあ、いってみよう。
・200Hz~800Hzは音楽表現上、大切な帯域であり、不用意に凹ませないようにすること。
・大音量で聴くと音の反射成分が増えてしまい、酷い音になりやすい。
・普段自分の聴く好ましいと思える音量は、なぜそこなのか、把握しておくこと。例えば大音量で聴く場合、音の洪水に埋もれたいからなのか、音質を求めて音量を上げているのかでは意味がまったく違ってくる。音質を求めて音量を上げているのならイコライザー調整をすること。
・室内の響きが過剰と思われるときは毛布を置いたり掛けたりして吸音させることもひとつの手法。(お手軽に試せるから、効果があったら本格的なものを導入)
・音楽を鳴らす上で最も大事なことはバランスが整っていること。
・マイクを使ってイコライザー調整をする場合、マイクの位置は自分の耳の位置であること。
・マイク補正したイコライザーカーブがあなたにとって至上ではないことを知っておくこと。マイク補正して至上が簡単に得られるのならば(それがベストだが)誰も彼も苦労はしない。ひとつの基準としては信用できるが、あなたの好みとしては信頼できることではないことを知っておくこと。
・生の楽器の音を知っていると、最低限鳴っていなければいけない音質というものがわかるため、クラシックのコンサートに行く、もしくは自分で楽器を演奏できるようにしておくのも判断基準構築の手法。
・大雑把に分けて、クラシックを好む場合、低音を過多にすること。ジャズを好む場合、低音は少し控え目にすること。最終的にひとつのシステムで両方のジャンルが楽しめるようになる調整が理想。
・サブウーファーを導入した場合、「メインウーファー」になってはいけない。あくまで補助的な使い方をすること。
・木を見たいのか、森を見たいのか。森が見れるようになっていれば木も自ずと見えてくる。
・3kHz以上を改善したい場合には100Hz以下を改善することでよくなることがある。
・イコライザーで、ある帯域を上げることは隣接する帯域を下げることであり、下げることは上げることと同義である。
・イコライザーカーブはやや左肩上がり、右肩はなだらかに下がっていくカーブが、キンキンせず豊かな音質が得られやすい。(聴き疲れしない音質を好む人はこの傾向は会得しやすい)
・車内におけるオーディオの在り方で、平均的なスピーカー配置から考えて、縦型配置再生になることがほとんどであるが、既存の車の室内デザインから考慮すると何も手を加えなければ低音にディップが発生してしまうことを知っておくこと。(2シーターカーのように後ろがない横型配置再生タイプなら話は別。ただしスポーツカーは天井高が低いものが多いので偏に括れるものでもない)
・低音が出過ぎていると音楽の輪郭が損なわれる。しかし足ないと音楽のノリが出ない。
・3kHz~5kHzは音の硬さや鋭さに関わる帯域である。
・車内にスピーカーを取り付ける際、できるだけ振動板が自分の方を向いていること。
・本格的にイコライザーを触る場合、特性をフラットにしてから調整するようにして(触る前のデータは別で保存したり、写真に残しておけばすぐに戻せるので尻込みする必要はない)、自分のオーディオの素の音質を理解しておくこと。好みの音質の取捨選択がしやすくなるので「良い音」がわからなくなったときにリセットするという意味でも有効。
・アコースティック楽器の生音と比べてオーディオ再生の音がこもっている場合、全体的に消極的でモヤの掛かった精気のない音質になっていることが多い。生音よりギラついている場合、聴き疲れする音質になっていることが多い。
・聴いていて楽しい音が鳴っているとき、音楽は成立する。
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オーディオ調整通信講座 | 日記
Posted at
2015/08/05 15:54:04
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