グーグル先生の名は伊達じゃない

この前の、しのさんのオーディオ調整をやってるときに唐突に「これ、吉田兄弟のあゆみって曲？」と言い出すものだから「知っているのか、しのさん！」てな気分だったんだけど、グーグル先生に聞かせてたらしい。なるほど。曲をマイクで拾って検索を行うってやつ。文明の利器って感じ。

じゃあ、ちょっと意地悪な気持ちで、クラシックの場合、曲名はわかるだろうけど演奏者までは混濁してわからないだろうと、バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調 BWV 1006 第1楽章 プレリュード』を聞かせたら、ヒラリー・ハーンが弾いていると演奏者までしっかり当てるのね。

グーグル先生、おそろしや。

他には諏訪内晶子とイザベル・ファウストが弾いてるCDを持っていますが、ヒラリー・ハーンのやつはこの中では一番中庸、それでいて下手なオーディオにかけると死んだ表情になるから使い勝手がいいのです。

因みにイザベル・ファウストのやつは、高域がきつく出ているオーディオだと、眉間にしわが寄りそうなくらいギスギスした音が出やすいし、諏訪内晶子のやつは足取りが重いオーディオだとパっとしない演奏になりがち。


それから半ば告知になります。
時間はかかると思いますが、手持ちのCDで厳選に厳選を重ねたものだけ取り上げて紹介する企画を考えています。ここ何年かは買ったCDはレビューしていますがそれとはまた別枠で。ただ、音質に特化するのか、曲として好きだから、あるいはその両方をクリアしたらなのかという定義が完全に定まっていません。厳選だから両方クリアでいいのかもしれないけれど。

オジー・オズボーンなら、『Blizzard of Ozz』より『Diary of a Madman』の方が音質は良いし、けいおん!なら『Cagayake！GILRS』より『GO!GO! MANIAC』の方が音質が良いし、ザ・クインテット・フューチャリング・ライアン・カイザーなら『Jordu』より『A Night in Tunisia』の方が音質が良い。とは言うものの、良し悪しという観点としても別に聴いてられない悪さではないので、こういう場合はどうしたらいいか悩む。


音の良いのはわかったから悪いのはどんなだよ、という要望もあるかと思うので、邦楽、デビューアルバムというカテゴリーに当てはまるもので少し紹介します。

YUI / FROM ME TO YOU
HIGH and MIGHTY COLOR / Go Over
倉木麻衣 / delicious way

とりあえずこの3枚。ボーカル音質は良い。しかしそれ以外は重奏感や表情、奥行きがないという意味で一枚板のような薄っぺら音質。特にGo Overは酷い。曲は好きでも、音質は嫌い。そんなCD。

ああー、有名人のCDを非難するのは勇気がいるなぁ☆（ゝω・）v