
ほい。
FYNE AUDIO(ファイン・オーディオ)のスピーカー、F500が我が家にやってきましたよ!
このロゴって『F』でありながら、ファイン湖と周りの山をデザインしているのでしょうか。だとしたら、お洒落ですね。グーグルマップで確認してみたら、周りにある山はそんな標高が高いものではなく、丘って感じでしたが。
さて、F500の個人的なレビュー、感想は今のところネットで見つけられなかったので(ショップの人の感想は見つけましたが……)、ちょっと責任感は……特にありませんが。いつも通り。くどいくらい単語入れて申し訳ありません。ネット検索で引っかかるようにしてみました。……あっ、申し訳。
(゜Д゜)あざといわー
(´・ω・`)いいの そのうち誰かの役に立つんだから
値段は定価\98,000(税抜き)が、支払い\95,200(税込み)だったので、定価10%くらい引いてくれてますね。買ったのはアンティフォンからです。
先日発注しに行ったら店主の松居さんもファイン・オーディオのスピーカーはまだ聴いたことないって仰ってましたが、なかなかどうして、良い音してますよ。私、音は聴かずに買いましたけど。「(試しで)聴きたいの?」って最初に訊かれたから、やっぱり確認してから買うのが普通なんだろーねー。悟ったよーなことをゆーよーだがよォ~。
こういう能力は育ってると思います。ステレオサウンドに載っていた故・菅野さんと柳沢さんの対談を思い出します。菅野さんは不見転(みずてん)買い派で、柳沢さんは絶対に試聴してから買うタイプだったっていう話。……前にどこかで書きましたね。それだけ私には印象に残ってる逸話です。菅野さんのやることは私と一緒だよォ~って。(余談ですがイコライザーの使い方、『f特より音質優先』というところは柳沢さんと一緒です)
不見転買いは成功して、予想したことがそのとおりハマッてくれると今のおれみてえにウププッってな笑いが腹の底からラッキーって感じで・・・・・・・・! 込みあげて来るよなぁ~~ 幸せってこういう気持ちをいうんだよなぁ~~~~ウプププッウププッとなるわけです。
ええ、今「買ってよかった、やったー!」って思いながらこれ書いてますから。
ニヤついちゃってすみませんねェ。嬉しいの。
因みに、いけると確信したのはステレオサウンドの三浦さんの評論を読んで判断しました。
あの文章、なんか興奮気味でしたし(笑)
前置きが長くなってますが、まだ序盤です。
では、開封の儀から。

ガンダムは煙草の箱的なサイズ比較のものです。RG GP01なので13cmくらいですね。
RC300hのトランクには入らなかったので助手席に放り込んで帰ってきました。

開けます。
英語の説明書と、何か入ってました。何かは……なんだろう。滑り止め?(未使用)
日本語の説明書は箱の横についてました。

発泡スチロールにロゴ印あり。

シリカゲルがふたつ入っていました。

蓋を取っ払います。手前の黒いのは保護ネット。

保護ネットはマグネットでスピーカーにくっつくタイプ。
だから保護ネットを取っ払っても美しいままなのです。ロゴの部分は触れるとひんやりしているので、金属製ですね。
でも上記した『湖の部分』は添付画像のような水色ではありません……。

保護ネットの裏側。格子はプラスチック製です。
次は、スピーカーを取り出します。
箱は逆さまにしてスピーカーを取り出せと日本語の説明書に図解入りで載ってましたが、少々気付くのが遅かった……。
傷はまったくなし。

ブラック・オーク。
下部のネームプレート(?)と台座は触れると同じくひんやりするので金属製だとわかりますが、スリットになっている部分はそこまでひんやりしません。でもプラスチックな感じではないんですよね。何かな?

ユニット、ほぼ正面。
触った感じサラサラしていて、叩くとポコポコ音がします。
……通常、ユニットはお触り禁止ですよ(苦笑)

F500だけにあるという、ひだ。

背面。雑さはなく、綺麗なスピーカーです。

端子部。バイワイヤリング対応。(低域側にシングルワイヤリングでつないでますが)
UKを押し出してる割りに「MADE IN CHINA」の文字が(苦笑)
あ~、だからこそ、この値段なのかもしれません。
まあ、日本企業のも大概こんなのありますし……。
がっかりなんてしてないんだからねッ!

底面。歪さはなく、平ら。

保護ネットをくっつけて上から撮った図。
少し隙間があるため、埃から完全に守ってくれるわけではないようです。
なお、匂いはクラッセのプレイヤーを買ったときと同じ匂いでした。
発泡スチロールの匂いでしょうか?(笑)
でもLINNやKEF、クアドラスパイアもこんな匂いはしなかったんですよねー。
保証期間はBOSE 125と同じ、5年。
BOSEは「自信があるから5年間保証!」と謳っていたような。
ファイン・オーディオも1年だと思っていたので、これはびっくりしました。
中国製でもやはり品質に自信があるんでしょうね。
次に、交換の儀。
BOSE 125、本当に今までご苦労でした。ありがとう、ありがとう、ありがとう。
君の良さはF500が引き継いでくれていますのよ。
ということで、

これが、

こうなりました。(撮影角度違っててすみません)

保護ネットあり。

大きさ比較、①。

大きさ比較、②。

これで元通り。
とりあえず、ティッシュを下敷きに、少し前に出して保護ネットの隙間を被せてあります。天板が平らなものはモノがいっぱい置けていい感じ。地震きたら死ぬけど。

BOSE 125のスタンドも綺麗してあげます。汚いまま渡してはダメですね。

鏡面、つやつや。
F500、音質レビュー。
エージングは5時間、70dBで色々鳴らしてる段階ですから、時期尚早。数日置いてから書こうと思っていましたが、この時点でBOSE 125を超える良い音がしてるので、傾向だけでも書いておきます。イコライジングやスピーカーセットアップは当然私の手で終えた状態です。変わったら今後も記事にして書いていくでしょう。
サウンドカードがオンキョー SE-300PCIE、アンプはフライングモールのCA-S3で、デジタルファイル再生。音量は最大時68,5dBで聴いています。スピーカーまでの距離は80cm。耳の位置は天板より少し上。内振り角度は右目で左のスピーカーを見て、右側側面が平に見えて、左目で右のスピーカーを見て、左側面が平に見える角度で保護ネットは装着してます。
BOSE 125と比較するまでもなく、単独で聴いたとしても、よく低音域が伸びていて、それも重みを伴う私好みの低音。グルーヴィー。高音域、中音域も(少なくとも私にとっては)癖がなく、出だしから数時間でこれなら、素性の良さがあるのでしょうね。尖り過ぎない程度のキレもありますし、聴いていて気持ち良いです。ブラスの柔らかい音も心地良い。
ただ、この距離で耳の高さをユニット正面直線上で聴くとハイ上がり。ただし1m以上離れていれば減衰するため、きつく聴こえることもないでしょう。(※メーカー推奨距離は1m以上)
意地悪で強烈に持続する低音を突っ込んでも、70dBくらいならどの帯域もビビったり、音割れしません。それ以上はそんな音量では聴かないし、近所迷惑なので長時間試していません。そこまで大音量出さなくてもニアフィールドリスニングなので、よく聴こえますし。出ないわけではないことは確認しました。むしろ離れると部屋の特性上、低音がより良く鳴ってます。これは定位置に座らなくても少し広めのリビングで置いても良いはず(笑)
最低域の低音は圧力で聴かせるのではなく、(今のところ)質感で聴かせてきますね。
ボーカルの音像は拳をギュッとグーにしたくらいよりも小さいです。像の前後位置はスピーカー線なので前にも出ず、奥にも行かないですね。小音量でも位置は変わりません。これは御しやすいと思います。
全帯域で空間の響きが綺麗に出るので、臨場感があります。そして実体感があります。音にコクがあるのです。だから、私はさっきから未だニヤついているのです。タイピングしてて、低音の響きがびしばし手に伝わってくるのです。スリットから低音が360°で放射されてるようですが、至って良好です。奥で鳴る音像も勿論奥で鳴ってくれます。ああ、素敵。ティンパニもグランカッサも良いんですよ。ドラムも全般良い。良い良いと、書くに決まってるでしょう(しみじみ)
曲の得意不得意はなさそうです。何でもよく鳴りますね。
クラシック、ジャズ、ロック、ヘヴィメタ、ポップス、ゲーム音楽、なんでもござれ。
さっきから低音が出る曲ばっかり選んで鳴らしてる私。
「この音は分解能が優れているだろう? どうだ!」という音質寄りな硬派な音ではなく、『音楽』を聴かせるタイプだと思います。でも私は「そもそも音楽的な音として良くなければ『音楽』は鳴らない」と思っています。S/Nも優れてると思います。だから大音量でなくても色々聴こえるのです。
これが10万円以下。素晴らしい買物でした。フライングモール CA-S3もやるじゃん!って感じですけど(笑)、求めている方向性は変わらず、グレードアップ。
BOSE、BOSEと書いてきましたが、KEFもうっかりしてる場合じゃないですよ。ファイン・オーディオは同じく同軸型なので定位感に引けを取らないですから。
それにしても、ここまでの文章量をですます調で書いてきたのは久しぶりですね。
読んでくれて、どうもありがとうございました。
追記。
2020年2月21日より価格改定で114,000円になりました。
結構な上げ幅だなァ。