
ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~33巻を読んだ。ネタバレして感想を書きたい。
古代。ルビスは勇者アルトに気があると思わせておいて、実はゾーマに惚れていた。という叙述トリックっぽかったのは面白かったが、精霊ルビスがだいたい悪者扱いというのも仕方ないか。
ルビスは仕事として勇者を守らなければいけない。仕事を優先して恋は諦めるわ!そしたらゾーマがアルトに嫉妬して闇落ちした。手の届く距離にいるからこそ想いは募るばかり、なのに心の距離は一向に縮まらない……と。闇の力でアルトを殺害して、魔王として力を得て、ルビスを石にしたり。力を求めるために暗黒のオーブを求めるようになって(オーブはルビスが隠したものの)、破壊工作に明け暮れる。でもやっと手に入れた頃には強くなり過ぎてて大して恩恵もありませんでしたというオチ。いや、ちょっと待て。それを求めるため破壊工作をしてた期間ってのがDQⅢの内容になってしまっているんだが……。
さて、その一方で恋を諦めたはずのルビスの気持ちが分霊になってクインゾルマとなってゾーマに尽くしていた。幸せ。クインゾルマは魔王となったゾーマの望むように魔物を生み出していた。魔物は人間を襲う。人間の中から勇者が発露する。勇者と魔王の戦いの始まり。でもそんなでも魔王ゾーマは人間だったときにルビスと語らい合った、光に溢れた世界を望んでいました、って……。えーっと、なんじゃこりゃ。壮大な痴情のもつれってことでいいですかね……?
小島秀夫監督の『スナッチャー』を思い出したわ。あれこれ世間を巻き込んでおいて、その原因は女絡みの嫉妬でズコーってやつね。
紋継を読んでない方でもDQⅢは知ってるわって人がこれを読んで「おい嘘だろ」って思うかもしれませんが、ロト紋設定で公式です。
堀井雄二は本当にこの設定を使ってしまって良かったのか。
人妻ヤオもルビスにキレてるし。ルビスさま最高、ルビスさま世界の希望、ってみんなして言ってたのに、真相が知れたら手の平クルーって総勢言葉攻め。端的に言うと「バカじゃねーの!?」って聖戦士たちに罵倒されるルビス。
こうなっては温厚なアルスとティーエくらいしか味方してくれないんじゃなかろうか。違う意味で収拾付かないぜ。
そのティーエと竜王が対等な感じになってたのは、前作を知ってる身からするとフフッってなったが。
そして魂が入って復活したら巨大形態から人間サイズへと小さくなってしまったゾーマ。どういう原理だよ。巨→小は異魔神っぽい終わり方になりそうだから不安だ。でもグノンのときのように話数を引っ張られても困るわ……。
(゜Д゜)結論をどうぞ
(´・ω・`)やっぱりロト紋のヒロインはティーエだと思う
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2019/08/28 12:43:29