
ちょっと経験したことをまとめてみた。
全身麻酔の前の下半身麻酔。(仙骨麻酔)
尾骨(尾てい骨)に釘を撃たれたかのような瞬間的な痛みが走る。持続性がない分マシだが、もし続くようだったら結石の痛さをトータルで上回りかねない。これが何回か不規則に来る。麻酔が注入されると比べたらまだ弱いと言えるが、まるでじんわりと全力でひっぱたかれるかのような痛みが押されるように来て、麻酔を注入されるため全身が緊張で震える。ここまで来ると医師に触られるだけで警戒心から硬直する。麻酔のための麻酔が欲しいレベル。思い出すと乾いた笑いと身体の震えに襲われるトラウマを患う。子供だったら最初の一発でギャン泣き確定だろう。(大人だって泣きたいくらいの痛さだろうけど)
尿道カテーテル。
亀頭が裂けるんじゃないかってくらい痛い。痛いのは膀胱に入るまで。つまり主に亀頭から根元までは押し込まれる度に痛い。要はほとんど痛い。痛さのあまりこれまた全身が力んで震える。膀胱まで挿れられたらお腹を押して出してくれるわけだが緊張が取れないので上手く押し出せずいつまでも露にしてなければならず情けなさから羞恥心がなくなる痛さ付き。あと自力で出せてもカテーテルが出入りする痛みを出てる間はずっとしばらく伴う。看護師にあれこれされるなんて羨ましい!と思ってるやつは現実を知らないお坊っちゃんだ。更に何もしてなくても痛みが走るときがある。ぐいぐいと数mm口径の何かを挿すると擬似体験できるが冗談でもやってはいけない。下手な奴がやって裂けた話がネットに転がっている。
尿管結石。
身体の中、膀胱の斜め上辺りにラジオペンチか万力を突っ込まれて容赦なく捻られ締め付けられるような痛み。やや押し寄せる波があるが、来るときは全力で締め付けられる痛さ。これが「膀胱に石が落ちるまで」続く。水分多めに摂ってるときに来ると、もういっそのこと死んだ方がマシじゃないか、殺してくれと願う痛さ。何もない状態から下腹部がちくっとしたら10分後にはいい大人が転げ回るはめに。しかも一度来たら後日何回か来る前触れ。ほうれん草やタケノコ、紅茶など、口にするのを躊躇する後遺症を発症する。
腸閉塞。
本来はそこまで痛くないらしいが痛みの度合いは結石と同様だった。ひょっとしたら併発したのかもしれない。そんな奇跡いらない。腸の内部を吸引する管を鼻から入れられる。当然そこまで行ったものが鼻から出てくるので精神的にも痛い。しかも喉越しが最悪なので吐く。因みに鼻腔が狭いと出血して、トリプルスプラッタ。
急性虫垂炎。
痛みのあまりうめき声が出るが車の運転は気合いでできる。仕事してれば治るだろと高をくくって職場に行くと具合の悪さから心配されて病院に連れていかれ、点滴を打たれて即入院コース。携帯の充電も所持金もないと何もできない痛さが付いてくる。入院中当初は点滴生活なので周りの人のご飯を食べる音や香りでつらい。
大腸内視鏡検査。
ガスを入れられると痛みのあまりうめき声が出て全身が緊張で震える。医師の指示で何回も仰向けになったり横向いたりしなければならない。みぞおちまで痛くなってくる。所要時間は20分ほど。
親不知の抜歯(3本)。
麻酔が切れると押されるような重い痛みが顎全体に走る。鎮痛剤がないと頭おかしくなりそうになる。
通風(外反母趾と区別がつかないことが多いらしく私もわからない)
親指付け根に塊ができて、不意にズキズキとして完全に意識がそっちにいくくらいの痛さ。風が吹くと痛いというが、拭かなくても痛いときは痛い。親指が反らなくなってつま先立ちがしにくくなる不便さを患う。
肋骨にヒビが入る。
その瞬間から、痛くて呼吸が出来なくなる。出来ないことはないけどビキビキってなるから無理。腕も上げられないし、笑うことも出来ない。くしゃみが出ると軽く死ねる。肋骨が動かない程度の浅い呼吸で小動物並みの呼吸早さになる。「ちっ、肋骨が何本かイッたか…」とかで戦闘する漫画やアニメのキャラクターはフィクションです。声も出したくないわ。寝返りをすると痛みで目が覚める。布団が重く感じる。冬はつらかろう。
退院後の痔核療養。
くしゃみ、咳、しゃがみ、笑い、股を開く、座る、何かする度に針を刺される痛みが走る。これは1週間くらい続く。
番外編。
精神性の痛みである失恋。
上手くいった場合の未来の可能性の自分を生きながら殺されるんだから、そりゃあ所謂「死ぬほどつらい」わけだ。ロマンチスト、妄想屋に顕著。相手が物でも起こりうる。
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Posted at
2020/09/22 19:37:25