ローゼン

故・菅野沖彦氏の『僕のオーディオ人生』を読み返している。その中に氏の知り合いでデヴィッド（デイヴィッド）・ローゼンというユダヤ系アメリカ人が登場し、彼はローゼン・エンタープライゼス（プライズ）という輸出入貿易会社を立ち上げることになった……と、ここまでは記載されているのだが、これが後にゲームメーカーで有名なセガの元になっているということを初めて知った。（ちょっと『ローゼン・エンタープライゼス』で検索すれば芋づる式にわかることだが、前回読んだときはそこまでしなかった）

因みに貿易会社立ち上げの資金はキャバレーで、この経営に菅野氏は大いに関わっていたという。しかし後年、その貿易会社にも菅野氏は3年間関わることになるのだが、持病の喘息を拗らせて休んだことが元で喧嘩別れをしたとのこと。
そのローゼン氏はまだご存命のようだ。

セガは今やアトラス（メガテンやペルソナなどを包容するゲーム会社）を吸収しているので意外なところで自分と携わる歴史にぶつかった気になった。

ローゼン貿易会社は当時2分で写真が出来るフォトラマというものを売りにして儲けたそうだが、アトラスのプリクラも似たようなものである。そういう類似点があるのも面白い。

プリクラのマスコットとしてジャックフロストが女性利用客からプリクラ君と呼ばれていたのは有名な話。ヒーホー。