
ネタバレありで書いているため、プレイしたい人は注意。
いつだったか、60%オフセールをやっていたから買ってしまった。約3,800円。Amazon見たらPS4通常版が6,100円だったから買ってしまった。
時間泥棒!(初周通常クリア47時間)
前作(P5無印、もしくはP5Rのこと。便宜上「前作」と述べる)と比べると1周辺りは半分以下だが。
やってみて。
台詞のフォント。
まず、前作より台詞のフォントが滲んで(潰れて)見える。なんだこれ。 → 恐ろしいことにやっていると見慣れる。でも潰れていない綺麗なフォントを見たあとだとやはり汚いなと感じてしまう。
モデリング。
3Dモデルで杏などのキャラクターに口紅表現がされてるため、そこはかとなく違和感。見慣れるか? → 見慣れた。
キャラクター輪郭(主に竜司の髪)のジャギジャギが気になることが多い。見慣れるか? → まあ、見慣れた。
戦闘。
情報量が多い。2周目をやる頃にはこれも慣れるわけだが最初は面食らう。
一例。
バトル ↔️ 移動は至ってスムーズである。
プレイし始めはぎくしゃくしながらポチポチボタンを押して闘っていたものの、慣れるもので次から次へと処理できるようになるのがプレイヤーの経験値だ。
初周開始時のチュートリアルの多さ。見返せるけど1回では頭に入らない。
年かなァ(´・ω・`)←このショボンが年を感じさせるね。
コンボ出しの為にタイミングや間合いの練習。コマンド入力をただすればいいのではなく、リアルタイムで間合いを見てテンポ良く入力で発動。
移動中。
いちいち現実に戻らずショートカットで回復しても良かったのでは?
(その場で回復の選択式なら回復いらないでプレイし続けたい派も調節しやすいのに、回復目的だとジェイルを出入りしなければならず時間がかかる)
日付変わるときのロード待ちが長く感じる
(無印ならともかく、少なくともP5Rの方が早いため)
ストーリー。
各ジェイルの王たちも「何かあった未来」の仲間たちのようでキャラ立ちしていた。
柊アリスのやっていることの被害規模は前作のパレスの主に負けず劣らず。バトルとしては雑魚戦(今作の戦い方)に慣れた頃、適度に苦戦させてくれる。
夏芽安吾の「今のはアギダインではない、アギだ」はパクりの代表として。全体的に夏目戦の台詞は面白い。
氷堂鞠子のシャドウはなかなか出てこなくて、ジェイル入り口の女王様デザインだと思わせておいて、からの~で意表を突かれた。
沖縄ジェイルの唐突なホラー感はBGMも相まってお気に入り。クレーン移動の待ち時間がちとたるいが。
京都、偽怪盗団との一戦は全キャラ1vs1でやるとだれるからジョーカー戦だけにしたのかな? 物足りないともいえるし、冗長になりかねないし、難しいところか。それより1名マッスルポーズ取ってる世紀末覇者先輩に目が釘付け。そういう認知ってことですよね。善吉のペルソナ覚醒イベントは熱い。ジャン・バルジャンの互換の良さは好き。茜の生配信の「フン!」の口調は最初「うわ、なにこの子……」ってなったものの、すぐにジョーカーの物真似だと気付いてからはもうギャグにしか思えなくなった。今作、メニュー開く度にフンフン言ってることを改めて気付かせてくれる。でも獅童に予告して世間の目に大っぴらに触れたときフン!って言ってなかったような。どこで知った。
大阪ジェイルでは前作の獅童戦前口上と寄せて来たり。正義とは何ぞや、救済とは何ぞや、怪盗団の改心とは何ぞやとアンチテーゼを吹っ掛けてくる。
横浜では前作でまともに見れなかった花火イベント。
東京電波タワー。ああ、版権に配慮したんですね、わかります。真・女神転生Ⅴでは「東京タワー」になってるから版権料を支払って名前を使用できている模様。
一ノ瀬久音の心無いアピールに対して、心を伴ったソフィアがペルソナ覚醒するという対比、良い。そして熱い。ペルソナデザインもシンプルで良い。
ラスボス。
前作ヤルダバオトとの対比ではなく、男神と女神みたいな対比こそあれど、ここは同類神として、デミウルゴスなのが良い。最後の仲間全員一丸となって感のバトルも良い。
そしてそれぞれ「居場所をなくした者」が前作に引き続きコンセプトになっている点も良い。
私はコンシェルジュアプリは「何か気持ち悪い」から使わない派。レクサスのコンシェルジュですらまともに使わない。もったいない。でもこの分ならEMMAに改心されることはないな!
因みにEMMAというのは恐らく「Emmanuel」から来ており、「God with us(神は我らとともに)」という訳になるそうだが、ストーリー展開を振り返ると良い命名である。対してソフィア(Sophia)は「知慧」である。面白いのは「ソフィア エマ」で検索をすると「ブリングリング」なる映画がヒットして、これが怪盗ならぬ強盗もので、少年少女の青春の日々の話であるとのことだ(笑) 女優エマ・ワトソンと監督ソフィア・コッポラ……で検索ヒットしたわけだ。
BGM。
全く以って素晴らしい。喜多條氏の今後も楽しみである。コエテクの皆様も良い曲を書いてくれてありがとうございます。
バグ。
ちらほらネットでも情報を散見できるが、私の場合、リクエストのケルベロスを倒したあと、フォックスのレベルが上がったらフリーズした。やり直したときはフリーズしなかった。3周して今のところこれ一度きりだが、むしろあれだけごちゃごちゃしてるゲームでフリーズや遅延が抑えられているのは凄い方なのではなかろうか。プログラミングのことはよくわからん素人だけど。
ここがこうだったらなァ問題色々。
それぞれのリクエストをLRで切り替えられたらテンポが良かったのに。
メニューを開くと3Dアクションが都度入るため、装備変更やペルソナスキル確認など、多くやることに対してのテンポはやや悪かったり、一括閉じができないなどで不便な点も。特にチュートリアルを確認するとき時間がかかる。「あれ、なんだっけ確認したい」というときに間が空く。一度で覚えきれない年寄りが悪いのか?またしても(´・ω・`)ショボーン
バトルでは総攻撃の最中、カメラの視点移動ができれば良かった。
回復アイテムの種類多すぎで、探すのに苦労する。
ジェイル突入時のウニョウニョは半分でもよかった。ロード時間のごまかし演出ではなさそうだし。
ショウタイムゲージがブラインドではなく視認できたら良かった。
街中でダッシュが出来たらなァ、いや、してるんだけど。
総括。
よく言われてることのようだが、ペルソナ5好きならやって損なしに偽りなし。ストーリーはよく練られており、色々と対比があり、またキャラクターたちの成長が見れる、まさに第二期シリーズなのであり。第一期(前作)はキャラクターや世界観の壮大な紹介だと割り切るとそう思える。新たな仲間となる新キャラクターも良いし、まつわるサブキャラクターも良い。鏑木管理官が素敵キャラ。大和田は獅童ほどの悪役ではない小物だったけど。
個人的にペルソナ5のキャラクターは見た目は、それまでのシリーズの誰かしらっぽさというものがあるように思えるのだけれど(竜司は4の完二、杏は2のギンコ、祐介は3のキタローと2の淳……など)、今作は内面として、創り物であるAIのソフィアは3の人型兵器アイギス、警察官の身でペルソナ覚醒を果たす善吉は2の克哉と、妻を交通事故で亡くし一人娘を育てる4の堂島を彷彿とさせる。
リクエストで仲間の依頼をクリアしておくと、その場限りで終わるものではなく、後々響く演出はとても良かった。やっておいて良かったと感動した。
まあ、前作の事件から半年でまたも大衆は怠惰に捕らわれてしまっていたのだった。何はともあれ事件を解決し、怪盗団の面々はまたそれぞれの人生を歩み続けるのだ。また交差することもあるだろう。しかしあるゆる方向に自由に行き交うことができる。スクランブル交差点。
「苦悶しつつ、迷いつつ、学びつつ、楽しみつつ、人間は試行錯誤を繰り返しながら歩いて行く。」
……と、オーディオメーカーのアキュフェーズ、故・春日二郎氏の著書「オーディオつれづれぐさ」にもある。
難易度リスキー。
チュートリアルで始まる本作品。そのチュートリアルで死ねるのがリスキーなのだが、慣れるもので何とかやっていける。Rボタン押しっぱなしでペルソナ召喚攻撃できるに気付いたのもリスキーをやってて。普通の難易度で遊ぶ分にはSPが気になって連発しないから、そのクールタイムの短さはチートというか、救済策というか。
それでもデミウルゴス・極と刈り取るもの戦の2戦はきつい。特に刈り取るもの戦は後半になると剛魔が出て来てちょっと気付いたら3人瀕死になってて壊滅的状態になってることもザラ。(倒しても無限湧きだろうと、放置して刈り取るもの一点狙いにしたから被害甚大。)ダメージ1457って出てたのには目を疑った。ラクカジャ、タルンダしてなかったけど酷いダメージ(笑)貯めに貯めた回復アイテムが炸裂するぜ。主に復活アイテム。反魂香がカンスト(大阪剛魔で確定ドロップ)してて良かった。ここまで見越すなら、回復アイテムはストーリー中コマメに集めておくか、ソーマを大量に集めておくのがいい。
刈り取るもの戦報酬の「全能の真球」はそんな猛攻をも、ものともしない真のチートアクセサリー。全員分集めるのがやり込みなのか。これナビに装備させたら防衛戦が楽になるのかな? ついでに言うと刈り取るもの戦のドロップでパワーインセンス75個。……力全員カンストしてて無意味だったのには苦笑。