
ジャケットには『Sa・Ga』ではなく『SaGa』とあるので、一応その通りのタイトルにした。
そのジャッケットは紙ジャケで、なんとブックレットも加工仕上げ。小林智美のイラストも相まって飾っておきたい。というか、しばらく飾ることにした。
ジャケットの裏側に曲目がリストアップされているのだが、文字も小さく、加工仕上げの凹凸も手伝って、視力の悪い人には少々見づらいかもしれない。でも緑色が良い感じ。
曲についてはリストをざっと見て『クジンシーとの戦い』と『玄城バトル』があったのが購入の決め手。好きなの。(ロマサガ好きならバトル曲を嫌いな人はいないと思うが)
音量レベルはやや大きめ。ただしプリアンプのボリュームを絞るほどではない。
後半の生演奏曲もごちゃごちゃするほど音数が多くはないので、一つの楽器の音をずっと追いかけていくこともできるし、ハーモニーを堪能することもできる。浸れる。
音質はクリア。響きも綺麗。音像は割と手前に出るタイプ。だから迫力あり。
音像が前に出ると書いたが、ゲームのサントラのような前面に張り付くような出方に近いし、だからと言ってのっぺらぼうではないので、そういう意味ではゲームのサントラを聴いた後にこっちへ直で移行しても違和感はないと思う。
ただし、7曲目の『 四魔貴族バトル1 from Romancing Sa・Ga 3』からは
音像がやや引っ込む。
そしてその7曲目から8曲目『四魔貴族バトル2 from Romancing Sa・Ga 3』にトラックが移るときは構成が見事! 7曲目後半のアレンジパートにおいて、ひとまず休符、と思わせて、そのままアレンジをしつつ8曲目に入るのだ。間が絶妙で、トラック数を見ていなければ、いつの間にか8曲目に入っていたことに気付くことになる。
アレンジパートの旋律音を聴いていると『サガ スカーレット グレイス』のサントラを彷彿とさせる音作りになっている。スカグレのどの曲に、ということではなくアルバム全体を通した雰囲気として、ということ。
あえて厳しくケチをつけたいところもいくつか。
2曲目の『バトル2 from Romancing Sa・Ga 1』は、ややベースがもたついているところがある。『ソ ラ ラ# ソ ド ラ# ラ ラ#』の部分ね。そこが弦を弾いたアタック音とボディの胴鳴りが一体感がないというか。モソモソしてるの。
9曲目『ラストバトル from Romancing Sa・Ga 3』の録音、マイク位置がいまいち想像できない音像の出方をするのが気になる。自分が弾いてるような聴こえ方、いや、でもこれは客観的に聴いてる位置で聴こえるような……、という。
10曲目、サルーインの曲は曲名にもあるように、サルーインと対峙したときの『邪神復活』からメロディーが収録されているのが大変よろしい。しかし、欲を言えばそこのコーラスはもっと重厚、潤沢な感じでも良かったと思う。すっきりしてて良いという見方(聴き方)もできるので判断は人任せ。
でも、ロマサガ好きで、良いオーディオ使ってて良かったって思えたアルバムです。
ヘッドフォンで聴くのはもったいないぜ。
Posted at 2019/01/30 21:58:57 | |
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音楽 | 日記