
だいぶスピーカーが歌うようになった。嬉しい。
100時間鳴らして、Music CenterのアプリによるEQ設定は、
100Hz +6
330Hz -2
1kHz +5
3kHz +5
10kHz +8 としている。
これが私のこのスピーカーで望みうるバランス良く再生される無難なところだが、良くも悪くも癖でどうしようもないものもある。例えば、この設定でも低音が出過ぎているとは思うが100Hzと330Hzを下げるとピアノのアタックがスカスカになってしまったり。バンドの目が横にも縦にも粗いから仕方ない。
というか、EQ設定できなかったら目も当てられなかった。怖い怖い。
さて、あくまで私のメインオーディオ(私の求めるもの)と比べてなので差額やらコンセプトやらから来る絶対的な面で「そんなの出るわけないだろ」というものや、そもそも伸びしろが既に頭打ちを起こしているっぽいというのは念頭に入れて読んでほしい。できれば
ファーストレビューと
セカンドレビューもご覧になられると、なぜこう言ってるのか、より参考になるかと。
良い評価。
・3月31日まで¥5,000キャッシュバックキャンペーンをやっている。
・ペールゴールド色は嫌味な色じゃなくて上品。
・パッと見、ネジが見えない綺麗な造り。
・置く場所によって音の広がりと質感が変わるので良いポイントを探す楽しみがある(できる)。
・価格の割りには低音が再生される。
・あくまでBGMとして使うなら必要にして充分。
・楽器の数は少ないものが得意。
・横の繋がりが強いからどちらかと言えばクラシック向き。
・ヴォーカルやヴァイオリンはしっとりとしていて意外と良い。
・拍手も掌の湿り気が再生される。
・Music Centerアプリを使うという面でもスマホで鳴らすくらいが丁度良いため、スマホ持ちならそれを媒体にすれば良い。
・アプリ経由でニコニコ動画などもスマホよりよっぽど良い音で聴ける。
悪い評価。
・振動板が小さいから音量を大きくしても迫力はない。
・強烈に持続する低音だとボトミングを起こす。
・元々のフラット設定だと低音が出がち。高音が弱い(上述のEQ参照)。
・ハーモニーが出ると言えば聞こえは良いが、全体的、特に低音域は音がくっついて団子になりやすい(楽器間の分離が悪い)。
・シンバルの厚みが薄い。
・解像度は低いので楽器が増えると個性が混ざりがち。
・縦のキレが弱いからジャズはやや不向き。
・ガッツは出てこないからギンギンのエレキギターが控えめ。
・性能の良いウォークマンは荷が重すぎる。
・音像はあるけど、ないと思え。
まとめ。
私のリファレンス曲から察するに、三味線、和太鼓(グランカッサ含む)、ナイロン弦のクラシックギター、ピアノ(雰囲気)、女声、頑張らないドラム、小編成の弦楽もの辺りが値段を考慮すれば感心するほど及第点で、ロック&ヘヴィメタのエレキギターとシンバルの図太さはまったくもって赤点(;´Д`)
鳴らしたい曲がハマれば強みを聴かせる個性的なスピーカーで、ソニーが言うところの如何にもリズムに強い感じの広告を打っているが、ズンドコが好きならそれもいいかもね……な感じなので騙されてはいけない。キレを求めると量感が邪魔をする。量感を排除すると軽くなり過ぎる。私がBGMで鳴らすのはクラシックが多めになりつつある。
ついでに言うと、レクサスのマークレビンソンは低音が出る。出ると言うが分解能があるし、中高域もピーキーなので(笑)、団子にならないことを再認識している次第。……なんて音作りしてんだよ。
非防水なので濡らせないが、浴室に響かせて鳴らすという当初の目的等には役目を果たしてくれている。25年ほど昔の10万円クラスのミニコンポくらいの音は出ると思ってくれていい。そういう意味ではコスパに優れているスピーカーである。
2月末までには100時間レビューをと思ってましたが、日をまたいでしまって守れませんでした。ごめんね。レクサスのアンケートが悪い(笑)
Posted at 2020/03/01 07:55:42 | |
トラックバック(0) |
オーディオ | 日記