
ペルソナ4ザ・アニメーション(Disc1、Disc2)とペルソナ4ザ・ゴールデンアニメーション(Disc3)の合わさった、お買い得な(?)サントラボックス。
劇中で『True Story』という、久慈川りせ(CV:釘宮理恵)というキャラクターが唄う曲があるんだけど、私が最初に聞いたのはPS VITAで発売されたゴールデン仕様のやつで「なんか微妙に下手だなー」と思っていた。
が、そもそもはアニメからの逆輸入で、ゴールデンでは別撮り版が使われてたわけだ。シチュエーションは、学園祭のようなノリの演奏として使われる曲。
(正確には学園祭ではない)
で、今回初めて正式な『True Story』を聴いてびっくりした。
少なくともゴールデン仕様のものより、歌を上手く唄っているのだ。
声をそのキャラに合わせて、歌い方を絶妙に変えている。
これは勝手な私の考察になるけれど、アニメの『True Story』は久慈川りせがアイドルとしてステージ上で大勢の観客の前で披露する場面で使われる。お金も取ってる舞台だし、ちゃんと唄おうとするのはプロとしては当然だろう。
でもゴールデン仕様はアイドルをやめている状態で唄っているものだから、ヴォイス・トレーニングもしてないし、気軽に仲間たちとの演奏で唄ってる感じがする。
そこを演技として唄い分けてるのだとしたら、芸が細かいなーと思った。
ぶっちゃけアニメの方はゴールデンしか視聴してないし、その他アルバム曲にはあんまり思い入れはない。アルバム自体はヴォーカル曲も多く、それぞれお洒落。他にはアレンジを抜いて全部、目黒将司氏が作曲ということで、アニメでの仕事となるとどんな仕事っぷりなのか気になったので買った。
OP曲の『key plus words』は格好良くてお気に入り。
『ほんとのきもち』は泣いた。
ゲームはしばらくやってないけどナナコン気質は抜けてないらしい。
『Dazzling Smile』という曲は声優の花澤香菜がマリーというキャラクターの演技で唄っているものと、花澤本人が唄っているものがそれぞれ収録されているが、本人版の方が歌が上手く聴こえるのが面白い(笑)
マリー版は、はっきり言って揚々もなく音楽表現として単調でツマラナイわけだが、キャラクター性のことを考えると、これも演技なのではと思ったりする。でも「歌下手じゃね?」とネットで散々言われてたのを思い出した。仕方ないよ、下手に聴こえるもん。私は本人版の可愛い声の方が好き(笑)
それとアトラスサウンドチーム所属の小西利樹氏によるアレンジ『key plus words -ATLUS Konishi Arrange-』が収録されてるんだけど、この人、特定の楽器にスポット当てるのが好きなのか、やりすぎちゃってたり、本当に出来不出来が激しいんだよねェ。今回のこれは音も軽いし、酷評されても仕方ない。多分、他のチームスタッフに監督されずに仕事したな。でも他の後輩チームスタッフ(喜多條、小塚の両氏)より良い曲を書くときは頭ひとつ飛び抜ける才能を持ってるんだよね。稀にだけど……。真・女神転生Ⅳの『Battle - c2』は凄く好きよ。愛の鞭を振るったところで、みんなも聴いてね(ダイレクトマーケティング)。因みに喜多條氏は土屋氏と同じくバランス感性に長けていると思うね。作曲はインパクトのあるやつはないから一見(一聴)パッとしないけど。トータルで凌ぐ目黒将司は流石リーダーなだけある。
目黒=土屋>小塚>喜多條>>>小西って感じ。小西頑張れ。超頑張れ。
もう一度言うが、愛の鞭だ。
私用リンク。
「ペルソナ」シリーズの音楽の魅力を、アトラスサウンドチームに聞く!【特集第2回/電撃PS】
Posted at 2020/08/23 20:26:54 | |
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音楽 | 日記