
今月は趣味に投資しないと言ったな。
すまん、ありゃ嘘だ。
マランツのUD7007-Bというやつ。
定価15万円だけど年数経ってるし、68,000円で
ここ最近値下がりしなかったから買ってしまったのですよ。
遅くても来月には買うつもりだったから、まあ、休みが待ってる前に買ったほうが利口かな、と。
夜遅くにまたしても佐川に持ってきていただいて、
目の前にあるならそれはセッティングしないのは冗談だろう、ということで開封の儀を行い四苦八苦。
とりあえずで接続するものの、そこまでやったら音を確認しないのは愚か者だろう、と夜中の2時半まであれこれやってたわけ。
だが付属品ケーブルの長さが帯に短し襷に長しで予定していた「テレビの横にラックを置いてそこにプレイヤーを収納するという野望」は儚くも潰えました。
左に置き、HDMIを優先するとRCAがプリアンプまで届かない。右に置き、RCAを優先するとHDMIがテレビまで届かない、そんな始末。じゃあ折衷案よねってことで中間に鎮座ましましていたレコーダーを追い出してそこに収納したんですけど。
あちゃあ、もうラック頼んじゃってるよ。(こっちはまだ届いてない)
ケーブル長い奴買ってくれば済む話だけど、出費は抑えられるなら抑えたい。
さて、このBDプレイヤーに期待する点は、現在使用しているレコーダーよりもブルーレイの画質と音質が向上してたらいいな、スピンドルの音がしなければいいな、立ち上がりが早ければいいな、といった点。
それらの点はいずれもクリアで、本来の役目はもう充分果たしていると言える。
具体的には画質はドットが細かくなったこと(その分、荒れも見えるのでここは画質調整で誤魔化すつもり)、発色が若干良くなったこと、残像が少なくなったことが大きな違い、なんだけど、正直感動するレベルではなかった。モニター変えた方が恩恵はっきりしそう。
スピンドルの回転音は静かなもので、良いですね(音がしないとは言っていない)
トレイは最初の1回だけ引っかかるように開いたけど、2回目以降はスッと開く。
立ち上がりはクイック起動ではなく、通常状態でも早い。
音声出力はHDMI出力→テレビのアンプ経由→オーディオテクニカのヘッドホンと、
アナログRCA出力→ホームオーディオ(リンのアンプ→KEFのスピーカー)の聴き比べ。
出力後はいずれも付属品ケーブル。
で、オーディオオタクである私が一番批評を出せる音質。(ここからが今回の本番)
ここでは上記の接続通りなので、主語をそれぞれ、HDMI、RCAとさせていただきます。
判定ソースはけいおん!。
……うん、私が持ってるBDで絵と音に最も馴染んでるの、これなんだよ……。
気を取り直してレビュー書くよ。
ちなみに目覚めさせてから2時間以内というエージングもろくに済んでないドSレビューだよ。
HDMIは高域が爽やかになってややハイ上がりになった。うるさいわけではない。
しかし低音が貧相になったわけではないので、むしろバランスは取れているとも言える。
人の声は質感はそのまま、明瞭に聴こえるようになって良し。
印象に残ったのは、背景の音声がすごく聴き取りやすくなっていて、けいおん第1期1話で唯が職員室にてプリントをぶちまけるシーンのバサバサーって音がいつも聴いてたより量が多かった。
聴こえなかった音が聴こえるようになった、というあれです。
このようにHDMIはレコーダーが相手なので定価の価格差約12万分の効果はあると言えるでしょう。
12万の価格差でそれだけなの?という意見もあると思いますが、オーディオの対費用ってそんなもんです。
ここからRCAレビュー。
ソースはいつも私が使ってるオーディオ調整用のCD。
以前ブログに書いたクリスタルケイのやつです。
相手は愛用機クラッセのオメガSACD。
更に電源はCSEの電源コンディショナー(現在は廃番モデルなんだなぁ。悲しい)から取ってないという不平等であり、合わせた定価の価格差、なんと200万超。
数字を見た瞬間、あ、こりゃ期待できないわ。そう思ったでしょう、私もです。
だけどクラッセのは2001年式、今回購入したマランツは2012年式と、2001年当時のフラグシップモデルと、値段が安いとは言え、技術が進歩している(はずの)11年後のプレイヤーなわけで、これをパソコンに置き換えると理解も早いと思うのですが、11年前の最先端のPCと言っても現代のスペックの足元にも及ばないでしょ? むしろそんなゴミクズスペックいらねぇわwwwと、そういうのを期待してるわけ……。
結果。
低音出てない。ウーファー壊れたかってくらい出てない。けど焦ってはいけない。
エージングしてないからだ。断言できる。だってオメガも鳴らした当時はミニコンポより酷い音質だったもの。だから絶望はしていません。いや、どこまで伸びるのか、楽しみなくらい。
でもHDMIは低音出てたんですよ? 不思議。
単純にデジタルとアナログの出力の違いなのか、プレイヤーの底力なのかどうなのか。
なかなか興味深いです。
確かに我が愛用機は低音出るプレイヤーですよ。目覚めてからはドスンと出ますよ。
CSEに繋げば尚更ね。
つくづくこいつに支えられているんだなぁと、思慕の情を募らせる結果に。
仮にもSACD/BDプレイヤーと銘打っているのでSACDも聴いてみたわけですが
まだ(´・ω・`)ショボーンなままで、これはしっかりエージングするべきだな、と
まさにこれを書きながらやってる次第です。
てことでアナログ出力の方はまたしばらくしたら再レビューしたいと思います。
UD7007-Bを純粋にSACDプレイヤーとしても使いたい人向けのブログになりそう。
まあ、価格を考えたら大したもんです、って
偉そうに書きそうなんだよなぁ(笑)
おまけ。
付属のケーブルがさぁ。こんなでさぁ。
リンのプリアンプは差込口が離れてるからさぁ。そのままだと繋げないわけさぁ。
で、こうしてやったのさぁ。

股裂きの刑。
