
画面の演出で言えばTVシリーズで蓄積されたものが遺憾なく発揮されてる感じ。終盤に近付くにつれ、(主にターニャに一目惚れした同志ロリヤのせいで)TVシリーズにおいて今まで圧倒的な戦力を示してきた第二〇三航空魔導大隊の処理能力を大きく上回る戦力が次から次へと押し寄せ、各隊員が奮闘する中(中隊長各位がかっこいい)、最後にメアリー・スーがターニャへ襲い掛かる……。
各キャラ「どうしてこうなった」を繰り返す映画。
存在Xはあの程度の描写でいいと思う。劇場版から触れた人がTVシリーズを見てそこで色々わかるくらいのやり方で、上手いなと思った。
効果音も相変わらず重みがあって良い。
ロリヤの後半の演技もとても良かった。CVのチョーさんってもっと穏便で淡々としてる役でしか知らないからびっくりした。
ただ、一点見てて個人的につらかったところがありまして。
それはメアリーがターニャに馬乗りになって一方的に殴打するシーン。
音は重いわ、誰も助けに来てくれないわで、なんか、えぐい。音だけで絵としては描写されない数発のシーンが特につらかった。なにこれ、何発続くの……?って。戦争じゃなくてただ復讐の怨嗟が出てるシーンだからなのかなぁ……。中身はおっさんだけど、見た目は幼女が殴られてるだけのシーンだからか。レーザー撃ちまくってるところは「ガンダムシリーズにも勝るとも劣らないなァ」で済んでたんだけど。νガンダムとサザビーの格闘シーンなんてもんじゃあないんですよ……。
髪型が個性的な甥っ子ドレイク中佐は良いキャラしてるだけに、規律を守らないメアリーを抱えることに対して同情してしまう。
でもそのシーンからスタッフクレジットが流れるまではそこそこ時間と場面展開があるし、ターニャもわりと元気そうになるので、そこは救いかな。
こういう「なんか嫌だな」というシーンって他にも色々ある(今作ではない)んだけど、何回見ても慣れないんだよねェ。毎度見るのに覚悟がいるというか。
ついでだから書くけど、けいおん!の律と澪が険悪になって喧嘩するシーンと、響け!ユーフォニアム1期で麗奈が膝を叩いてうざいを連呼するシーンと、2期で麗奈が八つ当たり気味に久美子に突っかかっていくシーンと、同じく2期で香織が明日香の靴紐を結ぶときの不穏なシーン。麗奈についてはまだ精神的にお子様だからというのを理解してからはそこまでじゃなくなったけど、これらは本当に慣れないわー……。
律と澪は仲直りするし、麗奈も優子に信頼されるようになるし、久美子とも仲直り(?)するし、あすかも香織と(晴香と)仲良く喫茶店に出かけるし、問題ないって言えば問題なくなるんだけどさァ。最終的には良ければいいってものじゃなくて、その瞬間瞬間が、しんどいし、心象として重い。だから、ターニャの傷が治ればいいって話ではないのだ。
閑話休題。
ともかく、幼女戦記、TVシリーズ第2期やってくれるよね?
サラマンダー戦闘団編も楽しみです。
BD-BOXの特典としては書き下ろしの小説もあるし(まだ読んでない)、その他も充実している。ターニャのようにこき使われ(?)そのハイペースから過労働じゃないのかと疑われている(苦笑)、東條チカによるマンガも何かあるかなと思っていたが、小説の冊子に載ってたイラストだけだった。いや、充分なのですが、毎度TVシリーズのBDには付いてきてたものですから。おまけ映像の映画館でのマナーアニメは面白かった。
そうそう、figmaから出るターニャのやつ、予約しました。初figmaです。部屋のなるべく高い位置に飾りたいですね。肌の関節は抵抗がある(これが理由でメガテンのピクシーも買ってない)のですがこれは衣服なので、まあ、いいかと。
ヴィーシャも出していいのよ?
(゜Д゜)こちら、アニメ準拠で作成するのでムーミンになりますが
(´・ω・`)マンガ版のヴィーシャがいいなぁ
Posted at 2019/08/23 20:45:20 | |
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