
コロナコロナと暗い話ばかりしてるのもアレなので、少しは景気の良い話でも。
去る17日の出来事。
オーディオ店に電話をする。
「初めまして、ウィックと申します」
「不躾ながら質問がいくつかありまして」
「これこれこうでオーディオリプラスの商品を扱っていると聞いたので、電源タップのMQP-2-SIG-MK2(以下略)が欲しいんです」
「この商品って在庫、生産数が決まってるんですか?」
「まだ組み立て前のパーツがあるから大丈夫ですよ」
「わかりました、ありがとうございます」
「118,000円(SAA-6SZ-MK2RUS。以下略)と348,000円(MQP、以下略)はクリーン電源を通してもやっぱり音は変わりますか?」
「変わりますね。MQPの方がより静かになります」
「ウィック様のお使いの機器は~」
「かくかくしかじかです」
「どういうようにお使いの予定で~」
「アキュフェーズのこれこれうまうまです」
……あら、随分親身になってくださるのね。
単純に高いものを売りつけようとしてるわけではなさそうだし。
在庫もある、音質も違いがある(と言い切っている)。
逝くか。
「では、如何致しまょう?」
「じゃあ、買います」
で、買っちゃった。
2か月くらい悩んでたことになる。「買うと決めて動くまで」が長かった。
悩んだと言えばジャケ・ドローの腕時計は1か月悩んだっけ。
音は聴かずにお得意の不見転買い。慣例化してる。
この値段なら聴き比べするのが普通だけど、気は確かです。狂気は確かです。
支払いは振り込みという手段があったのを思い出す。
(いつも現金叩きつけるタイプだから本当に失念していた)
それを以って発注を正式にかけてもらう。
いつもは2~3日で完成するそうだが、1日で完成したようだ。
品物は郵送で送ってもらう。福井に行かなくてもいい。
で、私の手元に。そんな流れ。
因みに待ってる間、店員さんがアキュフェーズに問い合わせてくれたようで
「お客様がフラグシップのプレイヤーに繋ぐんだと仰ってたんですが、そんな情報もう出てました?」
「いえ、2021年を目途にやってますけど」
「ですよね」
「というように聞いたのですが」
「あ、50周年記念で出すのは分かってるので完全に見切り発車です。タップが欲しいときに売り切れてると悔しいのでもう買おうとしてただけです(笑)」
という寸劇をかました。
ふふふ、奇しくも情報を手に入れたぞ。やっぱり5年周期だったか。
2021年が楽しみだ。
では、ここから開封の儀。

箱。

発泡スチロール。

お目見え。

取り出す。(指が入らないからひっくり返した)

基本的にオーディオ機器は素手で触らないのが信条。(リモコンとかは仕方ない)

スパイク受け(ピントずれ)インシュレータが付属。

4つで10,800円のやつ。(税抜き?)

上はこんな感じ。下は普通に平ら。

ひとつ26g。(計量器が汚くてすみませんね)

おや、ひとつだけ25gと26gの境目。気にしない。

敷く。(ボケてるし)

円の大きさぴったり。

で、お尻にアキュフェーズのAPL-1をさしてPC本体は元々のケーブルを戻して、常時通電目的でモニターのケーブルと一緒に繋ぐ。
いやー、酷い所に置いてるなァ(笑)
音の面ではD/Aコンバーターに主に影響している。
アンプは今まで通り有体なタップから。
分かりやすい画質比べ。

APL-1を繋いだときの写真のスクリーンショット。

MQPを繋いだときの(APL-1接続を撮った)写真のスクリーンショット。
違いがわかるだろうか。間違い探し(?)してね。
拡大するとより明らかに。

APL-1使用、拡大。

MQP使用、拡大。
この通り、ノイズが乗っていないのだ。
……んん? 比率、違わないか?
これじゃあ厳正な比較にならんぜ。すまんかった。
色の濃さは変わらないのに、どんどんモニターが明るくなっていって、白が眩しい。目が痛い。モニターのBRIGHT設定を85にしてたのを70まで下げて元の具合。
アキュフェーズのクリーン電源は色温度も濃くなって明るくもなったけど、まあ、MQPはノイズを落とすのが目的だから、色々違うんだろう。
エージングは100時間と指定があった。
ソニーのウォークマンといい、Bluetoothスピーカーといい、どうして100時間のものが多いのか。とにかく長くやれということなのか。
筐体を人差し指第二関節で小突くと、響きの押さえられた硬いコツコツ加減。
リンのアンプの角を小突くのと同じくらい。

これの角ね。
音質の違いは、もう一日待ってから(ほぼ待機電力でしか通電してないけど)聴き比べ。
100時間も待ってられなーい。
PCオーディオなので、サウンドカードはクリエイティブ Sound Blaster AE-9、プリメインアンプはフライングモール CA-S3、スピーカーはファイン・オーディオ F500。ついでにRCAケーブルがオヤイデ電気 ACROSS 750 RR 1,3m。
これらを合わせても、まだタップの方が高価だ(笑)
音の質感、勢い、ともに変わらず、垢が削ぎ落ちたような音になった。
切れが良くなった。リズミカルになった。きつさはない。
熱量が上がった。(これは音量小さいとわからないが、音量を上げるほど顕著)
音像の位置は変わらない。
まだ時期尚早だから音の感想はこの辺でやめとこう。(変にイメージ持ちたくない)
ともかく、これでうだうだ考えなくて済むようになった。
脳みそすっきり。財布もすっきり。
因みに店の売れ筋は上述のSAAと40万円のやつ、と仰っていたので多分SBT-4SZ/HG-MK2-SRのことだろう。どうせならと清水寺の舞台から極楽浄土へ飛び降りてる人が多数いるのかな。40万円のタップが売れ筋ってのも凄い話だ。
そして私は浄土に辿り着いても耕すことを忘れない。
アキュフェーズのプレイヤーが出るまで居座ってもらおう。
プロフィールのところも更新しておこう。
追伸。
show_300Bさん、店員さんへの根回しの程、ありがとうございました(笑)
Posted at 2020/04/19 23:59:48 | |
トラックバック(0) |
オーディオ | 日記