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2020年08月23日 イイね!

Persona4 the ANIMATION Series Original Soundtrack 感想

Persona4 the ANIMATION Series Original Soundtrack 感想ペルソナ4ザ・アニメーション(Disc1、Disc2)とペルソナ4ザ・ゴールデンアニメーション(Disc3)の合わさった、お買い得な(?)サントラボックス。

劇中で『True Story』という、久慈川りせ(CV:釘宮理恵)というキャラクターが唄う曲があるんだけど、私が最初に聞いたのはPS VITAで発売されたゴールデン仕様のやつで「なんか微妙に下手だなー」と思っていた。

が、そもそもはアニメからの逆輸入で、ゴールデンでは別撮り版が使われてたわけだ。シチュエーションは、学園祭のようなノリの演奏として使われる曲。
(正確には学園祭ではない)

で、今回初めて正式な『True Story』を聴いてびっくりした。
少なくともゴールデン仕様のものより、歌を上手く唄っているのだ。
声をそのキャラに合わせて、歌い方を絶妙に変えている。

これは勝手な私の考察になるけれど、アニメの『True Story』は久慈川りせがアイドルとしてステージ上で大勢の観客の前で披露する場面で使われる。お金も取ってる舞台だし、ちゃんと唄おうとするのはプロとしては当然だろう。

でもゴールデン仕様はアイドルをやめている状態で唄っているものだから、ヴォイス・トレーニングもしてないし、気軽に仲間たちとの演奏で唄ってる感じがする。
そこを演技として唄い分けてるのだとしたら、芸が細かいなーと思った。

ぶっちゃけアニメの方はゴールデンしか視聴してないし、その他アルバム曲にはあんまり思い入れはない。アルバム自体はヴォーカル曲も多く、それぞれお洒落。他にはアレンジを抜いて全部、目黒将司氏が作曲ということで、アニメでの仕事となるとどんな仕事っぷりなのか気になったので買った。

OP曲の『key plus words』は格好良くてお気に入り。

『ほんとのきもち』は泣いた。
ゲームはしばらくやってないけどナナコン気質は抜けてないらしい。

『Dazzling Smile』という曲は声優の花澤香菜がマリーというキャラクターの演技で唄っているものと、花澤本人が唄っているものがそれぞれ収録されているが、本人版の方が歌が上手く聴こえるのが面白い(笑)

マリー版は、はっきり言って揚々もなく音楽表現として単調でツマラナイわけだが、キャラクター性のことを考えると、これも演技なのではと思ったりする。でも「歌下手じゃね?」とネットで散々言われてたのを思い出した。仕方ないよ、下手に聴こえるもん。私は本人版の可愛い声の方が好き(笑)

それとアトラスサウンドチーム所属の小西利樹氏によるアレンジ『key plus words -ATLUS Konishi Arrange-』が収録されてるんだけど、この人、特定の楽器にスポット当てるのが好きなのか、やりすぎちゃってたり、本当に出来不出来が激しいんだよねェ。今回のこれは音も軽いし、酷評されても仕方ない。多分、他のチームスタッフに監督されずに仕事したな。でも他の後輩チームスタッフ(喜多條、小塚の両氏)より良い曲を書くときは頭ひとつ飛び抜ける才能を持ってるんだよね。稀にだけど……。真・女神転生Ⅳの『Battle - c2』は凄く好きよ。愛の鞭を振るったところで、みんなも聴いてね(ダイレクトマーケティング)。因みに喜多條氏は土屋氏と同じくバランス感性に長けていると思うね。作曲はインパクトのあるやつはないから一見(一聴)パッとしないけど。トータルで凌ぐ目黒将司は流石リーダーなだけある。

目黒=土屋>小塚>喜多條>>>小西って感じ。小西頑張れ。超頑張れ。
もう一度言うが、愛の鞭だ。

私用リンク。
「ペルソナ」シリーズの音楽の魅力を、アトラスサウンドチームに聞く!【特集第2回/電撃PS】
Posted at 2020/08/23 20:26:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2020年08月22日 イイね!

入院から戻ってきました

入院から戻ってきましたただいま。

死亡フラグ立てまくってましたが、
ある意味、トラウマ作って死んできました。

真っ赤になって戻ってきました。
思ってたより早く、退院「は」できました。

まだ患部は痛いんです。養生します。
次第に良くなるそうです。
尿管結石の時と似たようなもんで、
もう家にいても病院にいても治る早さは変わらないそうです。
仕事? 私なんかいなくても大丈夫大丈夫。

暇潰しにと「ベイシー」も持ってったんですがね、読む気力は出ませんでした。痛くて。そんなわけでやることなかったわりに(やる元気がなかったんで)ドキュメンタリー感バリバリのメモ書きを残してます。読んだらあなたも具合が悪くなること受け合い。なんせ包み隠さずだから、手前ながら読んでて実感あるわ(本人だからなだけかも)。まあ、まだ公開するか悩んでますが。

ともかく、これを言わせて。

音楽が聴けるって
素晴らしいことなの!!!
Posted at 2020/08/22 18:24:01 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2020年08月17日 イイね!

大腸内視鏡検査を受けた話

大腸内視鏡検査を受けた話これは治療日記の一環である。

ここだけなら抜粋してもいいかとブログ記事にする。
検査をこれから受ける人の参考にもなると思う。

あらすじ。
とある病のため、
都合上、大腸内視鏡検査を受けることになったウィック。
果たしてどうなってしまうのか。

前知識。
内視鏡検査は検査だけで済めば6,000円、ポリープがあったら除去するから30,000円掛かるとのこと(その日に終わる)。6,000円と30,000円の間に1万いくらのプラン(?)もあったが金額内容を忘れた。

「プルゼニド12mg緩下剤」(内視鏡検査用と入院前用、2錠ずつを2セット)と
「マグコロールP100g」。
このマグロっぽい名前のやつは、白い粉が容器に入っていて水500ccを入れて、混ぜて、更に1,800ccまで入れて飲み干すという結構つらそうなやつ。身体に入れるとアヘアヘになる粉ではない。


2020年8月16日
さあ、来た。内視鏡検査のための前準備。
今日は午後7時から飲食禁止。まあ、そもそも沢山食べるのはやめといた。
水、お茶、スポーツドリンクはOKらしい。ポカリスエット買っといた。
ペヤング食べて太るとか言ってたけど、全然太れてない。
午後9時。下剤の時間だ。プルゼニドを2錠飲んだ。

これだけだな。
なんか0時過ぎにお腹が緩くなる。催すまではいかなかったからしなかった。
した方が良かったのか?


2020年8月17日
朝5:30。起きる。マグコロール混ぜる。飲む。
急性で水中毒にならんのか、これ。うわ、ポカリの香り。
9時までに綺麗にならなかったら連絡してくれとあるが、
そんなに急に催すものなのか。
身体に吸収される前に全部出るから中毒にはならないんだろうか。

薄めたポカリスエットの様な味がする。
悪戯で入れ替わってたらわからんぞ。
夏場だし、エアコンで気温28℃湿度50%程度の空間にいたせいか、
約11時間ぶりの飲み物代わりとあって、思ってたよりゴクゴク飲める。
……あ、ネットでは一気に飲み過ぎてもダメだった案件が書いてあったな。
追加で飲めと出された例が……。
3600ccは拷問の入り口だろ。
そんなことはないと思うしできるだけ早めに飲み切れと説明を受けている。
若干、違うんだよなァ……。
水っ腹。600cc残して少し時間を空ける。

……うわ、満腹感出てきちゃってヤバい。飲みたくなくなってきた。

一口目を飲み始めて一時間後、反応してきた(何がどうかは察してほしい)。
食中毒と違って、水っ腹で張る感じ以外の腹痛はなし。
出るとひとまず安心する。
出切らないと移動中の車内で悲惨なことになるのが目に見えてるからだ。

腸が動くせいか、体温が上がる。カロリー消費してるっぽい。
冬だったり、ある程度前以て食べてないと熱がなくなって寒くなりそうだ。
ひとまず9時までトイレ占拠。
家族持ちでトイレが複数ない家は暴動が起きかねないな。独り暮らしの特権だ。
途中でくしゃみが止まらなくなる。副作用か?何故だかわからんが鼻水が止まらん。
上から下まで酷い絵面だ。

8時15分頃。
比較的収まってきたので風呂場に逃げる(汗流すため)。
鼻、いつのまにか治る。

10時頃。
この間何もなかったがどうにもまだ緩い感じ。出掛ける前にもう一度トイレへ。何故なら車内で(ry
1500ccくらいでも良かったんじゃなかろうか。
いくらなんでもどれだけ出たのかはチェックのしようもないし、
いつ終わるのか、はっきりしないのは困る。
何が困るって検査時に催すのがだよ。伝説になりかねん。
それと本物のポカリスエットを飲んで体が誤動作しないか心配だ……。
アクエリアスにしとけば良かったか。(大差なし)

出かける。
運転中もずっとお腹がギュルかった。

30分で着く。
クリニック。
(治療が終わって日記を書き終えて、投稿してもいいかなと思ったら名前出す)

後ろに穴があるパンツと専用の衣服に着替えて診察台へ。
パンツは使い捨てのものだと思う。
横になる。あー、結構硬い。仰向けは腰痛い。
先生が来るまで毛布を掛けてもらう。カロリー摂ってないから冷えないための熱保持目的なのか、毛布効果で落ち着かせるためのものなのか。部屋はそんなに冷えていなかった。

先生と助手のスタッフさんが3人くらい?
検査開始。最初、スタッフさんから肩に注射をされる。
「えっ、麻酔じゃないよな?麻酔しないことになってるし」
と思ってる内にブスリ。
はっきり言ってマグコロールのせいでお腹がギュルいのでもうなんでもいいわ状態。あとで診断書を見たら腸の動きを止める注射だった。失念していた私も私だが、一言、言って欲しかった。

さて、ローションのようなものを塗られる。
「直腸のカーブだけが痛くてあとはそんなでもない」
(ただし痛みの度合いは人による)
これは内視鏡検査を受けることになった時のスタッフさんの言である。

ドスっとした感触と共に内視鏡が入ってくる。
はっきり言ってしまえば出口(入口じゃないが入り口)の感覚しかわからなかった。
……内視鏡、それ自体は。
あとから空気が入ってくる。これがつらい。結構つらい。本当つらい。
人によっては内視鏡が出入りするのがつらいとも言う。

確かに、直腸カーブに当たったときの痛み、これはそんな痛いと思わなかった。
だが空気による膨張の痛みは話が別だ!
そうだな。グーパンチがメリメリ入ってくる感じとでも例えようか。
(勿論、実体験はない)
うう…っ、とか、あうう…っ、とか、
つらい場合の喘ぎ声(息)!つかずにはいられない!
鳩尾(みぞおち)まで痛い。

素顔は知らんからこんなことを言うが、
マスク効果だとしても、若くて可愛い、ああ、いいな。もう一度言っておこう。
若くて可愛いスタッフさんが(若干暴れないように優しく押さえつけるかのように)ぽんぽんよしよししてくれなかったら、邪なことを考えなかったら、頭がおかしくなりそうだった。恐ろしいものの片鱗を味わったぜ………。ポルナレフ状態。
や、空気が入ってるのは分かる。
だって何ももう入ってないのに急にお腹ギュルギュル、ボコボコし出すんだもの。蠕動。

そして何のためにそのスタッフさんはいたのかと言うと「はい、お腹押さえつけて」と先生が下す指示を実行するためだったのだ。(無慈悲)

「ウィックさんも画面を見ながら~」とか検査前に言っていたが、
このときの私は多分死んだ魚の目をしていたに違いない。
見る元気なんてない。天井のシミでも数えとくわ。

そして、とある方から内視鏡検査を受けた感想をもらっていて
「上向いて~、横向いて~」と先生に言われる度に殺意を覚えた。
と仰っていたが、言葉でなく、心で理解できた。
ブッ殺すって思った時はすでに検査は終わってるんだよ。

文句を言ってもこういうのは検査上必要だからやってることだし聞かないに決まってる。
作業を中断しても再開すりゃどうせつらい。天井のシミでも数えとけ。

検査結果は良好。異常なし。

料金は5,200円だった。麻酔すると6,000円になるのかな?
麻酔した方がいい。
今後があるなら絶対麻酔してからにしてもらう。
「次の検査は2年後」なんて字面がプリントに見えたが。当面やりたくないね。

ポカリも今は飲みたくねーなー……‎(´・ω・`)

帰宅途中どこかに寄って用を足すのが正解で、家まで我慢すると非常に辛い。
帰宅後もガスは抜けきってないから抜こうとするとマグコロール出てくるから。
(もらしてません)


抜粋、終わり。

でも大腸が健康だろうがなんだろうが、明日から入院。

ノシ
Posted at 2020/08/17 16:00:20 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2020年08月10日 イイね!

ペヤング超大盛やきそば

ペヤング超大盛やきそばペヤンG騒動のことは忘れたことはない。
原材料名にGの明記はない。
食べ物の恨みって怖いよね。
他の食産業の人も気を付けてね。

食べた。
マヨネーズ自前で入れても余裕でした。
Gは入ってませんでした。

入院に備えて太っておいた方がいいかなと。
(入院当日は点滴のみになりそうだし、多分病院食だと3食食べても痩せるから)

ところで治療記をブログにしようか悩んでいる。
(一応、メモで事細かに日記を残してある)

実は結構悩んでる人は多い病気みたいなんだけど、症例が症例だけに大っぴらに語る人はいないと思われる。ハンドルネームでも、リアルとの付き合いがあると「あの人アレなんだって」と言われるのが怖いんだろう。だからこそ、治療日記は役に立つかなァとは思うんだけど。偽善者だからこんなこと言ってみる。因みに何人かには言ってあって、ちょっと開き直ってきた。慣れって怖いねー(笑)

だからと言って急にここで語りだすかって言ったら、まだ躊躇するわ。

あ、言う言わないはその場のノリみたいなものなので、聞かれなきゃ答えてないし、キュゥべえみたいなものだよ。
「聞かれなかったからさ、知らなければ知らないままで、なんの不都合もないからね」
そう、私が黙っててもあなたには被害が及ぶわけではないのだ。
僕、私は聞いてないよ!なんて憤慨しないでね。

それに、聞いたら、想像、しちゃう、でしょ。

どんなMプレイだよっていう。
ある意味ドSなんだけど。
Posted at 2020/08/10 13:00:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2020年08月05日 イイね!

「オーディオつれづれぐさ 春日二郎・著」読書感想文

「オーディオつれづれぐさ 春日二郎・著」読書感想文アキュフェーズの故・春日二郎氏の「オーディオつれづれぐさ」を読んで想いを馳せる。

時代は一気に90年代後半。
アナログ再生とデジタルファイル再生がメインでない私には、SACD発足当時前後の話が面白く読めた。(デジタルファイル再生はPCとカーオーディオでやっている)

SACDが発足(1999年)して、もう20年以上が経った。
私は未だ、発足当時においては超高額機扱いされていた「CLASSE OMEGA SACD Player」を愛用している。メカエンジンはソニーが世界にSACDの優位性を示すという使命を帯びたもの。一度、回転機構が壊れた。最近たまにディスクを最後まで読み込まないなど変なこともあるが、概ね現役だ。今日も良い音を奏でてくれた。

それよりは安価であるものの、同じメカエンジンを搭載する兄弟機、あるいは姉妹機と呼びたい「Accuphase DP-100+DC-101」を選択しなかったのは、見た目を比較したらその当時は好みではなかったことと、デジタル情報をアナログへと変換するDAC部分において、失礼ながら、技術と言うより、出力される音楽に対して海外製に一日の長があったように思え、純国産とはしなかった。これに関しては「メカエンジンは日本製でもDACは海外製が良い」と拘る人と同じと言えるだろう。昨今で言えばエソテリックにせずdCSのプレイヤーにするようなものだ。日本人には日本人なりの情熱はあると思うのだが、感性が音楽に寄り添ってないとか何とか言われたりもする。日本が音楽の国と言われるようになるくらいでないといけないのだろうか?日本という国のイメージが第一に音楽大国であるという認識ならば、違ったのだろうか。更にはセパレート式をやるだけのスペース(コンセントの空き)がなかったことが要因。

時代は下って現在。
冷静に思えたアキュフェーズの音質もその範疇で次第に熱(暖かみ)と色気を伴うようになり、持ち前の精緻精密さと合わさり、だいぶ好みになってきた。最近の外観デザインは「DP-100+DC-101」よりも好みだ。他の機器でアキュフェーズ製のイコライザーやクリーン電源も使うようになり、意に寄り添ってくれている。

そんな折、50周年。
世界初のCDトランスポートとDACのセパレート式CDプレイヤーを世に送り出して以来「ディジタルのアキュフェーズ」と呼ばれていたメーカーが50周年を迎える。アンプから始まった半世紀分の歴史で培った結晶を体現するのだ。でありながら、これから先をも見据えた、年月が経過しても容易に陳腐化しない音を創りあげてくれるだろう。期待しない方がどうかしてる。尤もまた5年も経てば、更に良いものが出てくるとは思うが、それを言ってたらいつまでも購入できないし、
SACD発足から約20年ということも考えると、いい加減最先端のものに触れたいなと思う次第。

そしてそれは2chである。
私は知らなかったが、95年頃「これからのユーザーは更に高度なものを求めるだろう。だから4chないしマルチチャンネルに進むべきだ」と提唱する動きがあったという。反対意見としては「場所も取るし費用も掛かる、そのくせ効果対費用は悪い。そんなものが浸透するはずがない」というものだったという。未来である現代の答えは……2ch特化である。25年経ってもコストパフォーマンス、利便性は覆せなかったのだ。結局、聴くとなれば多人数より個人が優先される趣味であるし、メーカー側も開発に難儀するし、結果的にマルチの方が面倒だと思う人が多かったのではないか(ソフトも少ない)。今やマルチチャンネルはAV方面、2chはピュアオーディオ、と住み分けされているのが主な現状だ。マルチ対応のハイエンドSACDプレイヤーは探す方が大変なくらいなのだ(最早ステレオサウンドでも取り上げ方が絶滅しているも同然)。ベストを尽くす場合、2chの方が到達しやすいことも無関係ではあるまい。結果が出にくいものは敬遠しがちなのだから。

しかし忘れてはならないのは、新たなプレイヤーを使って今まで聴こえなかった音が聴こえるようになったからといって、のほほん漠然漫然のんべんだらりと聴くのは良くない。聴こえるようになったら聴こえるが故に自ら聴きにいくという行為は疎かになりがちだ。そうなったら趣味としてのオーディオの何割かは成立しないだろう(よく誤解されるが、自ら音楽を聴きにいく、極めて能動的な趣味なのだ)。ただ入れ替えただけで聴こえるようになった場合、それは機械の力であって主たる我々の能力ではないのだから、そこで止まることなかれ。貪欲に更に良い音、良い音楽を奏でようとする行為、それこそがオーディオ趣味の真髄のひとつである。PCで文字を入力する内に漢字が書けなくなっていたというような、良い機械を使ったら良い音を追いかけなくなっていたというのは何としても避けたい。

それにしても手持ちのオーディオ機器には不思議なことに買い替える気がまったく起こらないものに出会うこともある。目星を付けて購入したものがそうだったりもする。「CLASSE OMEGA SACD Player」も勿論そういうつもりで購入したわけだが、よりによって一番高価なものを買い替えることになるとは複雑な心境だ(売り飛ばすわけではないから、少し違うが)。

AVについて。
これはヘッドフォンシステムの方で実践している。しかし本格的ではないかも、とやや消極的に言う。ただしA寄りではある。だが映し出される映像は自分なりの好みに調整して、映ったものをそのまま享受しているわけではない。受け身で見るのではなく、能動的に観ている。ではAはどれくらい本気でやっているかと言われたらオーディオテクニカのヘッドフォン、ラックスマンのヘッドフォンアンプを使って、尚且つdbxのイコライザーまで入れてやっている。2ch特化だ。つまり、スピーカーを周りにずらりと並べたマルチチャンネルはやったことがないため、本格的なものはやったことがないということだ。しかし、およそ80万円(有機ELテレビのBRAVIAを加算したら120万円ほど)のものを本格的ではない、と断言するのもどうかなと思わないでもない。Aに取り組む気持ちとしては音楽を良い音で聴きたいというピュアオーディオに通ずる想いと同等である。先述の通り、Vに関してはプロジェクター&スクリーンではない。「自分なりの映像美」を実践してるので引け目を感じる必要はないのだが……。こんな私はAV派に片足を突っ込んでいると言えるのか?第三者にしかわからない。そもそもホームオーディオも他人に「ガチ勢ですね」と言われるまで自覚がなかった。そういうものなのだろう。成るべくして成った、それだけである。

音像定位は必要である。
くっきりはっきり濃厚に混濁なく音が視認化すると、より音の区別がしやすくなる。目で見て音像の区別がつくということは、聴き漏らしていた音さえも認識できるということだ。つまり「こんな音が入っていたのか」と気付き易くなる。実在感も増すし、上下左右前後に展開する音像定位は必要である。尤も音の質感が出ていない音像は求めていない。

良く出来たSACDプレイヤーはCDの音質もSACDの音質に肉薄する程良いと言える。安価で「鳴ればいいレベルのSACDプレイヤー」のSACDの音質よりも上回る。ここに関してはできればCDとSACDの優位差は質感の向上に努めてもらいたい。ハイ上がりに鳴るSACDの音質は願い下げだ。

海外製スピーカーを使うこと。
私も使っている。なぜか。外来文化崇拝からか?否。カーオーディオは国産メーカーで揃えたため、ホームオーディオは翻って海外製で固めようと決めていたから。それに科学の産物である以上、特性は大事だが、肝心なのは聴いてどう思えるかだ(決して測定反対派ではないことは述べておく)。残念ながら当時の国産スピーカー群よりもKEF Model205が優れていると判断した。ステレオサウンドでの柳沢氏、和田氏両名のレビューはユーザーとなってから読んでも概ね当たっていると思える。つまり当時のKEF開発責任者のAndrew Watson(アンドリュー・ワトソン)氏が私の好みに沿ったものを作ってくれたということになる。彼はベースも嗜む人だ。

オーディオ音楽の描写は芸術でありフィクションでもある。
虚構には際限がない。追い求めさえすればどこまでも自己表現を求めることができる。しかし、オーディオにおける決まり事である一定のルールに従って、というのがミソだ。この辺り、小説・マンガ・アニメなどが氾濫しているが、それらにも一定のルールがあり、何をやってもいいわけではないというのは意識無意識に限らず周知の通りだろう。

アメリカでの生活。
日本ではない出来事という意味でも「非常に」面白い。交通違反事情は神経質そうな日本の方が緩いようだ。その国の恋人を作るのが語学に良いというのはマンガ「暗殺教室」で、とあるキャラクターの台詞にもあったのを思い出した。

運命の流れ。
初めて読んだ気がしない。というか、多分どこかで一連の出来事を読んでる気がする。宴会の最中、金賞受賞で沸き立つ社員たちの逸話は印象的だから、他と間違えようもない。P-300を今の時代の最新最先端スピーカーで鳴らすとどういう感想を持つのだろうか?当時は至極高価なアキュフェーズ製品だったが、今となってはむしろ安価に思える(無論、高級価格帯の中に限る)。

科学技術を通して人間性の向上に尽くす。
「アキュフェーズに参画する企業はこの価値観、倫理観に共通した企業を望む」とある。なるほど、私の勤め先の企業理念も似たようなものだ。だからアンプに○○を使ってくれてたりするのだろうか。手に入りやすいとか安価であるとか特性が優れてるとか、色々あると思うが、仮にそういう企業のものでも人間云々どうでもいいと理念を掲げていない企業のものは使わないと、そういうことなのだろう。

See'sのチョコレート。
現代は物を求める時代はとうに過ぎ去り、豊かな価値と創造を求める時代に突入している。最早テレビが欲しい、冷蔵庫が欲しい、洗濯機が欲しいという時代ではない。物品に満たされた人々が次に求めるものは何か。マズローの法則にもあるが、そういうものなのだろう。オーディオを駆使し、求めるものは間違いなくそこに叶ったものである。

良い内容だった。
精神面での話も多いので、時が経とうとも通用する話が多かった。

オーディオは楽しくてたまらない趣味だ。
Posted at 2020/08/05 23:03:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記

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