
これは治療日記の一環である。
ここだけなら抜粋してもいいかとブログ記事にする。
検査をこれから受ける人の参考にもなると思う。
あらすじ。
とある病のため、
都合上、大腸内視鏡検査を受けることになったウィック。
果たしてどうなってしまうのか。
前知識。
内視鏡検査は検査だけで済めば6,000円、ポリープがあったら除去するから30,000円掛かるとのこと(その日に終わる)。6,000円と30,000円の間に1万いくらのプラン(?)もあったが金額内容を忘れた。
「プルゼニド12mg緩下剤」(内視鏡検査用と入院前用、2錠ずつを2セット)と
「マグコロールP100g」。
このマグロっぽい名前のやつは、白い粉が容器に入っていて水500ccを入れて、混ぜて、更に1,800ccまで入れて飲み干すという結構つらそうなやつ。身体に入れるとアヘアヘになる粉ではない。
2020年8月16日
さあ、来た。内視鏡検査のための前準備。
今日は午後7時から飲食禁止。まあ、そもそも沢山食べるのはやめといた。
水、お茶、スポーツドリンクはOKらしい。ポカリスエット買っといた。
ペヤング食べて太るとか言ってたけど、全然太れてない。
午後9時。下剤の時間だ。プルゼニドを2錠飲んだ。
これだけだな。
なんか0時過ぎにお腹が緩くなる。催すまではいかなかったからしなかった。
した方が良かったのか?
2020年8月17日
朝5:30。起きる。マグコロール混ぜる。飲む。
急性で水中毒にならんのか、これ。うわ、ポカリの香り。
9時までに綺麗にならなかったら連絡してくれとあるが、
そんなに急に催すものなのか。
身体に吸収される前に全部出るから中毒にはならないんだろうか。
薄めたポカリスエットの様な味がする。
悪戯で入れ替わってたらわからんぞ。
夏場だし、エアコンで気温28℃湿度50%程度の空間にいたせいか、
約11時間ぶりの飲み物代わりとあって、思ってたよりゴクゴク飲める。
……あ、ネットでは一気に飲み過ぎてもダメだった案件が書いてあったな。
追加で飲めと出された例が……。
3600ccは拷問の入り口だろ。
そんなことはないと思うしできるだけ早めに飲み切れと説明を受けている。
若干、違うんだよなァ……。
水っ腹。600cc残して少し時間を空ける。
……うわ、満腹感出てきちゃってヤバい。飲みたくなくなってきた。
一口目を飲み始めて一時間後、反応してきた(何がどうかは察してほしい)。
食中毒と違って、水っ腹で張る感じ以外の腹痛はなし。
出るとひとまず安心する。
出切らないと移動中の車内で悲惨なことになるのが目に見えてるからだ。
腸が動くせいか、体温が上がる。カロリー消費してるっぽい。
冬だったり、ある程度前以て食べてないと熱がなくなって寒くなりそうだ。
ひとまず9時までトイレ占拠。
家族持ちでトイレが複数ない家は暴動が起きかねないな。独り暮らしの特権だ。
途中でくしゃみが止まらなくなる。副作用か?何故だかわからんが鼻水が止まらん。
上から下まで酷い絵面だ。
8時15分頃。
比較的収まってきたので風呂場に逃げる(汗流すため)。
鼻、いつのまにか治る。
10時頃。
この間何もなかったがどうにもまだ緩い感じ。出掛ける前にもう一度トイレへ。何故なら車内で(ry
1500ccくらいでも良かったんじゃなかろうか。
いくらなんでもどれだけ出たのかはチェックのしようもないし、
いつ終わるのか、はっきりしないのは困る。
何が困るって検査時に催すのがだよ。伝説になりかねん。
それと本物のポカリスエットを飲んで体が誤動作しないか心配だ……。
アクエリアスにしとけば良かったか。(大差なし)
出かける。
運転中もずっとお腹がギュルかった。
30分で着く。
クリニック。
(治療が終わって日記を書き終えて、投稿してもいいかなと思ったら名前出す)
後ろに穴があるパンツと専用の衣服に着替えて診察台へ。
パンツは使い捨てのものだと思う。
横になる。あー、結構硬い。仰向けは腰痛い。
先生が来るまで毛布を掛けてもらう。カロリー摂ってないから冷えないための熱保持目的なのか、毛布効果で落ち着かせるためのものなのか。部屋はそんなに冷えていなかった。
先生と助手のスタッフさんが3人くらい?
検査開始。最初、スタッフさんから肩に注射をされる。
「えっ、麻酔じゃないよな?麻酔しないことになってるし」
と思ってる内にブスリ。
はっきり言ってマグコロールのせいでお腹がギュルいのでもうなんでもいいわ状態。あとで診断書を見たら腸の動きを止める注射だった。失念していた私も私だが、一言、言って欲しかった。
さて、ローションのようなものを塗られる。
「直腸のカーブだけが痛くてあとはそんなでもない」
(ただし痛みの度合いは人による)
これは内視鏡検査を受けることになった時のスタッフさんの言である。
ドスっとした感触と共に内視鏡が入ってくる。
はっきり言ってしまえば出口(入口じゃないが入り口)の感覚しかわからなかった。
……内視鏡、それ自体は。
あとから空気が入ってくる。これがつらい。結構つらい。本当つらい。
人によっては内視鏡が出入りするのがつらいとも言う。
確かに、直腸カーブに当たったときの痛み、これはそんな痛いと思わなかった。
だが
空気による膨張の痛みは話が別だ!
そうだな。グーパンチがメリメリ入ってくる感じとでも例えようか。
(勿論、実体験はない)
うう…っ、とか、あうう…っ、とか、
つらい場合の喘ぎ声(息)!つかずにはいられない!
鳩尾(みぞおち)まで痛い。
素顔は知らんからこんなことを言うが、
マスク効果だとしても、若くて可愛い、ああ、いいな。もう一度言っておこう。
若くて可愛いスタッフさんが(若干暴れないように優しく押さえつけるかのように)ぽんぽんよしよししてくれなかったら、邪なことを考えなかったら、頭がおかしくなりそうだった。恐ろしいものの片鱗を味わったぜ………。ポルナレフ状態。
や、空気が入ってるのは分かる。
だって何ももう入ってないのに急にお腹ギュルギュル、ボコボコし出すんだもの。蠕動。
そして何のためにそのスタッフさんはいたのかと言うと「はい、お腹押さえつけて」と先生が下す指示を実行するためだったのだ。(無慈悲)
「ウィックさんも画面を見ながら~」とか検査前に言っていたが、
このときの私は多分死んだ魚の目をしていたに違いない。
見る元気なんてない。天井のシミでも数えとくわ。
そして、とある方から内視鏡検査を受けた感想をもらっていて
「上向いて~、横向いて~」と先生に言われる度に殺意を覚えた。
と仰っていたが、言葉でなく、心で理解できた。
ブッ殺すって思った時はすでに検査は終わってるんだよ。
文句を言ってもこういうのは検査上必要だからやってることだし聞かないに決まってる。
作業を中断しても再開すりゃどうせつらい。天井のシミでも数えとけ。
検査結果は良好。異常なし。
料金は5,200円だった。麻酔すると6,000円になるのかな?
麻酔した方がいい。
今後があるなら絶対麻酔してからにしてもらう。
「次の検査は2年後」なんて字面がプリントに見えたが。当面やりたくないね。
ポカリも今は飲みたくねーなー……(´・ω・`)
帰宅途中どこかに寄って用を足すのが正解で、家まで我慢すると非常に辛い。
帰宅後もガスは抜けきってないから抜こうとするとマグコロール出てくるから。
(もらしてません)
抜粋、終わり。
でも大腸が健康だろうがなんだろうが、明日から入院。
ノシ