
乱暴に要約して言ってしまえば、「人の家のオーディオから出てる音を録音したアルバム」だ。
しかし永らく続いているジャズ喫茶が、そしてアナログシステムが、となると記録(レコード)として価値があると踏んだファンたちの手によるアルバムなのだ。
オーディオ調整に真摯な対峙をするという意味で、一人ではなく、独りの男(菅原マスタ ー)と、それに惚れた人達が感動できる、アナログシステムの音、という点で充分価値がある。
度々言ってることだが私は自分のシステムでアナログをやっていないため、普段からアナログシステムの音に触れる機会がない。こうして録音されたアナログシステムの音をデジタルで再生するというのも些か滑稽だが……。
ともかくアナログシステムってこういう音(しかも上述の通り、大勢が納得する音)で鳴るんだという好例なのだ。そのまま真空パックと言ってるくらいなのだし。
坂田明の演奏はライヴ録音だが。
音量レベルは一般的なクラシックアルバムと同様程度に低めに収録されている。
ハイブリッドSACDだからか4,000円。薄利多売で採算が取れそうにないなら、簡単なことだ。取れる値付けをすればいい。この単純な道理を多くのメーカーはしようとしない。だから作る事より売ることがメインにシフトする。売人とでも名前変えたらいいんじゃ?
閑話休題。
ともかく岩手に行くよりは安上がり。毎日ベイシーに行くより遥かに安い。しかも何時間居座っても閉店時間にならないどころか、開店時間だって気にしなくても良い(笑) これは由(よりどころ)。
気に入らない点はJASRAC印があること。
冒頭で書いたように人ん家のオーディオを撮っただけの音だぞ。
まったく図々しい団体だ。
ベイシー読本もちょこちょこやっと読み進めているところ。
オーディオマニア以外の一般人(?)も読むのを想定しているのか、オーディオに対して少し詳しく書いてあったりする。ちょっとした専門用語がわからないなら下調べでもすればいいとは思ってるけど、そう考えるとステレオサウンドは初見の一般人(?)に冷たい雑誌だなって思った(笑)
Posted at 2020/09/10 16:36:07 | |
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音楽 | 日記