
V・ロッシ選手談(予選1位/1分32秒520/30周)
「今日のポールポジション獲得はとてもうれしいんだ。だってこれで、昨シーズンの獲得回数をすでに上回ったことになるわけだからね! それにこのコースはオーバーテイクがとても難しいところなので、このポールポジションが非常に重要になるんだ。今日もセッティングの作業は順調で、チームもいつも通り素晴らしい仕事をしてくれた。
小さなところでいくつかモディファイを行い、これがうまくいってフィーリングが向上。天気が悪かったなかでも自信を持って走ることができたよ。とくに終盤はコース上の水が多くなってしまっていて大変だったんだけれど、まだもうちょっとプッシュできるはずだという確信があって、その結果が最後のこの好タイムというわけなんだ。明日は、誰もが同じだと思うけれど何としても晴れてほしい。でも現時点では、どうやら難しそう。だから僕らとしては、もしもウエットになったとしても十分な準備が整っているんだというところで、少なくとも自信を失わずにいるよ」
D・ブリビオ、チーム監督談
「素晴らしいポールポジションだ。バレンティーノはセッションを通じてずっと好調で、最終ラップではそれが実を結ぶように、すべての条件が揃ってこの好タイムにつながった。今日のようなベリー・ウエットなコンディションでは、走行ばかりでなくマシン作りのほうもとても難しく、セッションのなかであらゆるものを調整していくことになった。そしてそのすべてがうまくいって、最終的に見事なウエット用セッティングができ上がった。これはライダーとチームとの協同作業の賜物だ。このコースはオーバーテイクが難しいので、このポールポジションが非常に重要になる。このアドバンテージを最大限に生かすためにも、明日はドライコンディションでレースができるよう願っている」
J・ロレンソ選手談(予選2位/1分33秒160/33周)
「昨日の時点では怪我のことが心配で仕方がなかったんだけれど、今日は昨日に比べてずっと感じがいいんだ。そして力強く乗ることができて、ブレーキングもかなり遅らせられるようになっている。午前中のドライではとても速くて、午後になってウエットになってからも好タイムをコンスタントにキープすることができた。今まではウエットコンディションで苦労することが多かったので、この点で少しずつでも成長できていることがうれしいよ。終盤はさらにコンディションが悪化して、転倒の危険性も高くなっていたので、プッシュし過ぎたり無理にチャンスを狙ったりするようなことはしたくなかった。落ち着いて、慎重に走るということもとても大切なんだ! 2位は十分にいい結果だし、作業の進め方も良かったと思う。明日の決勝ではさらに前進したい。もちろん天気も少し良くなってくれることを期待しているよ」
D・ロマニョーリ、チーム監督談
「今日は、午前中も午後もとてもすばらしい一日だった。午前中のフリープラクティスではドライコンディションでのセッティングがうまくいって、ホルヘがハイペースをキープすることができた。午後になってウエットになってからも、確かにひどい天気ではあったが、彼はいい走りを見せてくれて、目標のフロントロウを獲得することができた。明日はもちろん晴れてほしいけれど、どんな天気になっても、我々はしっかり準備ができている」
C・エドワーズ選手談(予選7位/1分34秒607/26周)
「正直なところ、ちょっと苦労してしまった。だから7位という結果に不満を言うつもりはないよ。昨日の時点でウエット用のセッティングはかなり良くなっていたが、今日は昨日に比べて雨がかなり激しく、路面温度もとても低かった。走り始めて2周でリアのフィーリング不足に気がついた。それでいくつか変更を行って少しずつ良くなってはきたんだけれど、ちょっとプッシュしようとすると、すぐにリアが流れてしまいそうになるんだ。ブリヂストンのレイン用フロントタイヤは素晴らしくて、ライダーの思い通りに動いてくれる。だから、もしもマシンをふたつに切ることができるとしたら、フロント部分だけで走れば最高なんだろうけどね。今はリアのほうに荷重をかけようとすると、リアが回り込んできて転倒しそうになる。僕としてはもっとプッシュしたいし速く走りたいんだけれど、速く走れば走るほど荷重が大きくなって、それがリアの負担を増やしてしまうというような状態なんだ。つまりマシンの全体的なバランスがうまくできていないのだろう。
明日の決勝は、スタートがすべてを決める。スタートの如何によって、そのあとどのグループで戦うかが決まるからだ。今回投入された新型の電気制御システムは非常に素晴らしいよ! 自分で自分の悪口を言うようなことはしたくないんだけれど、僕のスタートは並外れているからね…だからヤマハに感謝しなければならない。おかげでとても助かっているんだ」
J・トーズランド選手談(予選14位/1分35秒005/28周)
「とてもうまく乗れていると思っていたから、戻ってきて6位とコンマ4秒差と知ったときには、なかなか納得できなかったよ。調子が悪くて頑張ってもいなかったのなら、こんなにがっかりしたりしないんだけれど…。ウエットコンディションでとても好調でフィーリングも最高。それなのにラインを通過するたびに、ボードにはP12(12位)やP13(13位)が出されていた。走行を終えて初めて、6位まであとわずかのところまで迫っていたことを知って、悔しくてたまらなかったよ。
セッションを通じて1セットのタイヤを履き続けたが、ベストタイムを記録したところで雨が激しくなって水の量が増えてきた。タイヤのグリップのベストのところはすでに使ってしまっていたし、そのあとはもうタイムを上げることは不可能だったんだ。もしも、もうちょっと頑張って6位や7位まで上げていれば今頃大喜びしていただろうし、明日への自信も持てたはず。でも実際には14位ということになってしまったので、オーバーテイクの難しいこのコースでは厳しい戦いが待っている。でも、モンスター・ヤマハ・テック3のみんなは、今回も僕のために本当に素晴らしい仕事をしてくれた。ウエットで自信を持って走れたのは彼らのおかげなんだ。明日は厳しい戦いになるが、いつものように全力で臨むよ」
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MotoGP | スポーツ
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2009/07/19 17:06:21