
SBK第2戦ドニントン二日目はカルロス・チェカ(アルテアレーシング)がポールポジションを獲得した。
昨日の予選1回目は気温16度、路面温度22度というコンディション。しかし一夜明けると一変。予選2回目は気温7度、路面温度5度という厳しい状況でのタイムアタックとなった。
予選1回目でトップタイムをマークしたマックス・ビアッジ(アプリリア・アリタリアレーシングチーム)が2度も転倒するほどのコンディション。好タイムをマークする者はない。セッションのトップタイムはジョナサン・レイ(カストロール・ホンダ)の1分29秒438と、ビアッジが昨日マークしたタイムから0.6秒落ちにとどまり、そのままビアッジが暫定ポールポジションとなった。
午後になっても気温は上がらなかったものの、スーパーポール直前のフリー走行ではカルロス・チェカ(アルテアレーシング)が1分28秒696と、ビアッジの暫定ポールタイム1分28秒794を上回るタイムをマーク。
そしてスーパーポール。
スーパーポール1では計時予選では7番手だったレオン・ハスラム(BMWモトラッドモータースポーツ)が開始早々1分28秒720をマークしてトップに立つ。チェカも4周目に1分28秒782を出して2番手につけるとピットインして次のセッションに備える。ビアッジは予選2回目の2度の転倒が影響しているのか、1分29秒台の壁を越えられない。このままハスラムがこのセッションを制すると思われた。しかし残り1分を切ったところでいきなりトム・サイクス(カワサキレーシングチーム・スーパーバイク)がすべてのセクションでベストタイムを更新しながら疾走。1分28秒548というタイムをたたき出し、一気にトップに躍り出た。ここでチェッカーが出され、スーパーポール1はサイクスのものに。また、開幕戦では一時トップを走行して注目を浴びたSBKルーキーのユージン・ラバティ(ヤマハワールドスーパーバイクチーム)は転倒を喫してタイムを詰めることができず、13番手でスーパーポール2への進出を逃した。一方、計時予選14番手だった芳賀紀行(パタレーシングチーム・アプリリア)は、同じアプリリアながら最新ワークスマシンに乗るビアッジに0.003秒差のタイムをたたき出し、ビアッジに次ぐ10番手でスーパーポール2への進出を果たす。
スーパーポール2では、いきなりチェカが1分28秒189までタイムを詰める。これに呼応するかのように、同じくドゥカティのサテライトマシンを駆るヤコブ・シュムルツ(チームエフェンバート・リバティーレーシング)が1分28秒294のタイムで2番手につけた。このセッションでは、スーパーポール1のような最後の大逆転劇は見られず、このまま終了。芳賀は1分28秒630をマークして5番手。ビアッジは1分28秒712の8番手で、アプリリアのサテライトチームに所属する芳賀は、初めてワークスチームのビアッジよりも前に名前を連ねた。一方、開幕戦で表彰台を獲得してみせたマルコ・メランドリ(ヤマハワールドスーパーバイクチーム)は9番手にとどまり、最終セッションへの進出ならず。ヤマハ勢はここで終了。さらに今季は1台体制のスズキもミシェル・ファブリッツィオ(チームスズキ・アルスター)が11番手と、スーパーポール3にGSX-Rを走らせることができなかった。
スーパーポール3はアプリリアが3台、ドゥカティが2台、BMWとカワサキ、ホンダが1台ずつの8台。チェカが2周目に1分28秒099でトップに立つ。これを逆転できる者はおらず、チェカが逆転で2戦連続ポールポジションを獲得した。2番手はハスラム。以下、サイクス、シュムルツと続き、フロントロウにはドゥカティ2台、BMWとカワサキが1台ずつ。芳賀がスーパーポール2に続きスーパーポール3でもビアッジに競り勝って5番手グリッドを獲得。ビアッジは6番手、レオン・キャミア(アプリリア・アリタリアレーシングチーム)が7番手と、2列目にアプリリアが3台並ぶ結果。レイは2列目8番手グリッドとなった。
news source RIDINGSPORT.com
1. Carlos Checa ESP Althea Ducati 1098R 1min 28.099s
2. Leon Haslam GBR BMW Motorrad S1000RR 1min 28.365s
3. Tom Sykes GBR Kawasaki RTS ZX-10R 1min 28.556s
4. Jakub Smrz CZE Effenbert Liberty Ducati 1098R 1min 28.561s
5. Noriyuki Haga JPN PATA Aprilia RSV-4 1min 28.673s
6. Max Biaggi ITA Aprilia Alitalia Racing RSV-4 1min 28.702s
7. Leon Camier GBR Aprilia Alitalia Racing RSV-4 1min 28.737s
8. Jonathan Rea GBR Castrol Honda CBR1000RR 1min 39.514s
9. Marco Melandri ITA Yamaha WSBK YZF R1 1min 28.803s
10. Troy Corser AUS BMW Motorrad S1000RR 1min 28.836s
11. Michel Fabrizio ITA Suzuki Alstare GSX-R1000 1min 29.135s
12. Joan Lascorz ESP Kawasaki Racing ZX-10R 1min 29.422s
13. Eugene Laverty IRL Yamaha WSBK YZF R1 1min 29.312s
14. Sylvain Guintoli FRA Effenbert Liberty Ducati 1098R 1min 29.879s
15. Maxime Berger FRA Supersonic Ducati 1098R 1min 30.002s
16. Ruben Xaus ESP Castrol Honda CBR1000RR 1min 30.076s
Did not progress to Superpole, times det
17. Ayrton Badovini ITA BMW Italia S1000RR 1min 30.169s
18. Roberto Rolfo ITA Pedercini Kawasaki ZX-10R 1min 30.680s
19. Mark Aitchison AUS Pedercini Kawasaki ZX-10R 1min 31.117s
20. Chris Vermeulen AUS Kawasaki RTS ZX-10R 1min 31.485s
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SBK | スポーツ
Posted at
2011/03/27 15:32:51