Moto2クラスではポル・エスパルガロ(ポンス・カレックス)が1分32秒530でポールポジションを獲得。Moto2クラスの予選は気温26度、路面温度38度のドライコンディションで行なわれた。セッション序盤をリードしたのはフリー走行3セッション全てでトップタイムを記録していたエステブ・ラバット(ポンス・カレックス)。しかし、ラバットは開始25分すぎに転倒を喫してしまう。
直後にエスパルガロがファステストラップを記録してトップに立つが、さらにその直後にティティポン・ワーロンコーン(スーター)が最終コーナーで転倒し、セッションは赤旗中断となった。約13分間の中断の後、セッションは再開されたが、再開直後にラバットがコースオフしグラベル上で転倒、さらにミカ・カーリョ(カレックス)、スコット・レディング(カレックス)が11コーナーで転倒を喫してしまう。
セッション再開後、エスパルガロのタイムを更新する者はおらず、エスパルガロがサンマリノGP以来となる今シーズン5回目のポールポジションを獲得した。
2番手にセッション終盤に1分32秒540を記録したラバットが続き、終了間際に1分32秒769を記録したジョルディ・トーレス(スーター)が3番手。
4番手に1分32秒769でアレックス・デ・アンジェリス(スピードアップ)、5番手に1分32秒817でトーマス・ルティ(スーター)、6番手に1分32秒833でカーリョが続き、サンドロ・コルテセ(カレックス)もセッション終盤に転倒を喫したものの、1分32秒893で7番手を獲得。8番手に1分32秒902でニコラス・テロール(スーター)、9番手に1分32秒946でマティア・パッシーニ(スピードアップ)が続き、レディングは1分32秒962で10番手となった。レディングは左手首を骨折、メディカルセンターでチェックを受けた後、メルボルン市内の病院に運ばれ、手術を受ける予定。このためレースは欠場となり、チャンピオン争いに大きな影響を与えることになりそうだ。現段階のレディングとランキング2位のエスパルガロのポイント差は9ポイントとなっている。中上 貴晶(カレックス)は1分33秒232で15番手、野左根 航汰(モトビ)は1分35秒288で28番手から決勝に臨む。
なお、Moto2クラスの決勝レースだが、タイヤサプライヤーの要請により、周回数が当初予定の25周から13周に変更されることになった。フィリップアイランドは路面舗装を全面的にやり直したことにより、持ち込まれたタイヤが合わず、ライダーの安全を考えての措置。レース距離は約半分となるが、チャンピオンシップポイントはフルポイントが与えられる。
news source RIDINGSPORT.com
1. Pol Espargaro SPA Tuenti HP 40 (Kalex) 1m 32.530s
2. Esteve Rabat SPA Tuenti HP 40 (Kalex) 1m 32.540s
3. Jordi Torres SPA Aspar Team Moto2 (Suter) 1m 32.769s
4. Alex De Angelis RSM NGM Mobile Forward Racing (Speed Up) 1m 32.769s
5. Thomas Luthi SWI Interwetten Paddock Moto2 (Suter) 1m 32.817s
6. Mika Kallio FIN Marc VDS Racing Team (Kalex) 1m 32.833s
7. Sandro Cortese GER Dynavolt Intact GP (Kalex) 1m 32.893s
8. Nicolas Terol SPA Aspar Team Moto2 (Suter) 1m 32.902s
9. Mattia Pasini ITA NGM Mobile Racing (Speed Up) 1m 32.946s
10. Scott Redding GBR Marc VDS Racing Team (Kalex) 1m 32.962s
11. Xavier Simeon BEL Maptaq SAG Zelos Team (Kalex) 1m 33.064s
12. Johann Zarco FRA Came Iodaracing Project (Suter) 1m 33.076s
13. Dominique Aegerter SWI Technomag carXpert (Suter) 1m 33.103s
14. Simone Corsi ITA NGM Mobile Racing (Speed Up) 1m 33.182s
15. Takaaki Nakagami JPN Italtrans Racing Team (Kalex) 1m 33.232s
16. Julian Simon SPA Italtrans Racing Team (Kalex) 1m 33.310s
17. Axel Pons SPA Tuenti HP 40 (Kalex) 1m 33.450s
18. Marcel Schrotter GER Maptaq SAG Zelos Team (Kalex) 1m 33.482s
19. Louis Rossi FRA Tech 3 (Tech 3) 1m 34.037s
20. Anthony West AUS QMMF Racing Team (Speed Up) 1m 34.092s
21. Ricard Cardus SPA NGM Mobile Forward Racing (Speed Up) 1m 34.217s
22. Danny Kent GBR Tech 3 (Tech 3) 1m 34.289s
23. Gino Rea GBR Argiñano & Gines Racing (Speed Up) 1m 34.497s
24. Rafid Topan Sucipto INA QMMF Racing Team (Speed Up) 1m 34.748s
25. Doni Tata Pradita INA Federal Oil Gresini Moto2 (Suter) 1m 34.789s
26. Alex Mariñelarena SPA Blusens Avintia (Kalex) 1m 34.899s
27. Steven Odendaal RSA Argiñano & Gines Racing (Speed Up) 1m 35.047s
28. Kohta Nozane JPN JiR Moto2 (MotoBI) 1m 35.288s
29. Azlan Shah MAL IDEMITSU Honda Team Asia (Moriwaki) 1m 35.341s
30. Thitipong Warokorn THA Thai Honda PTT Gresini Moto2 (Suter) 1m 35.964s
31. Ezequiel Iturrioz ARG Blusens Avintia (Kalex) 1m 36.254s