ドミニク・エガーター、来季に暗雲？

エガーターの代理人は来季に向け持参金減額をここ数ヶ月フォワードのジョヴァンニ・クザーリと交渉しているとみられているが、この提示が同意に至ることはなさそうだ。ＭＶアグスタは既に販促効果の薄いmoto2プロジェクト自体を中止しようとしている。クザーリはＭＶアグスタへの資本参加に復帰したカジバ創設者クラウディオ・カスティリオーニの息子であるジョヴァンニ・カスティリオーニとの友人関係からこのmoto2プロジェクトの立ち上げに漕ぎ着けたが、既にＭＶアグスタ株の49%はロシア人投資家の手に渡りカスティリオーニの影響力はＭＶアグスタには残っていないのである。このことからフォワードは慢性的な予算不足に悩まされていて、イギリスとアラゴンではチーム・ホスピタリティを提供できず、シュッター製の鋼管フレームは開幕戦カタールよりアップデートされていない。またフォワード・レーシングの大口のスポンサーである "Idea Lavoro" が来季もフォワードに投資し続けるかも不透明である。それは彼らもまた買収されたからである。ドミニク・エガーターはSBKやWSSのチームが関心を示していると云われているが、具体的な話にはなっていない。