
こんにちは。
Super Ultra Wonderful Golden Weak (^^;) も折り返し地点を過ぎて、残すところ3日となりましたね。
私の GW は特に予定がなくて、直前まで10日間何しよう…と思っていたのですが、ちょっとやりたいことが見つかって、無理を言って最初の3日だけ車中泊をしながらのドライブに行ってきました。
(一人旅です)
ちょっとやりたいこと…というのは、道の駅巡りをやろう!…とひらめきまして。
道の駅は、みんカラ謹製
ハイタッチ!drive のチェックポイントでもあります。
今回のドライブはできるだけ脇道にそれず、ただ、ただひたすらに道の駅をめぐろう…と考えていましたが、他のチェックポイントが近くにあるのにまた別の日にここまで来るのは大変(+_+) … ということで、一部関係のないところも回りました。
そのひとつが…
都井岬 (宮崎県串間市)
ちなみに岬もチェックポイントなので…

ここには野生の馬がいて丘の上とか、道とかを歩いていたりします。
一度は行ってみたいな~と思っていましたが、(今回は行きたいと思ってきたわけではないけど) 念願叶った感じになりました。

車を駐めたところはグリーンの上。
最初は気がつかなかったのですが「うん? オーリスのプロフィール写真をここで撮れば、もしかしたら結構いい写真が撮れるのかも?」…と気がつく。

いろんな角度から撮影してきました。

…人と車がいない合間をぬってね (^^;)
さすがに GW。車、人…多い、多い。
それらがオーリスに写り込まない時間なんてほとんどなくて、10連休の前半だから時間はたっぷりあるものの、予定外の場所に長くはいられないので、そこまで気が回らなくて…。
実際のプロフィール写真は実はそれとな~くいじってます。(^^;)

熊本→宮崎 (都城)→鹿児島→宮崎(串間→宮崎→延岡)→大分→福岡 (北九州) →大分 (玖珠)→熊本 (菊池)…と主に九州東側を北上するオール下道 約1,500km のドライブを堪能してきました。
(燃料代をたくさん使ったけど。)

ちなみにこれまでのドライブで、熊本・佐賀の道の駅はすでにコンプリート済み。残る九州島内の道の駅は同じくこれまでのドライブで各県半分前後ぐらい終わっていた関係で、鹿児島は離島 (奄美大島) を除くすべてを今回のドライブでコンプリート。宮崎・大分も今回のドライブでコンプリート。長崎は離島 (五島) を除いて3分の1ぐらい終了していて、福岡も同じく3の1ぐらい?終わってます。
残る長崎の道の駅は飛び飛びですが、福岡の道の駅は割と固まっているので頑張れば1回で終わりそう。
●九州の道の駅:
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/
┗マップのダウンロード (PDF ファイル)
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/pdf/map.pdf
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閑話休題
すでに
パーツレビューにアップしていますが、きょうはボルトの話を。
えっと、人類最速?
ウサイン・ボルト氏の話ではありません。
電流、電圧のボルトでもありません。
ボルトとナットのボルトの話です。
おととしの11月頃、
Lexus CT200h のパフォーマンスダンパー (リア) を流用して取り付けたのですが、この時、ボルト自体がさびないようにステンレス製のボルトを選んでそのボルトで取り付けました。
そのとき私はその道のプロではありませんから「どんなボルトを選んだらいいんだろう…」と悩んだわけです。
調べるといろいろとあるんですよね。かなりの種類が。
ユニクロメッキ、クロメート、3価クローム、3価ホワイト、ドブ…などなど、これらは金属の腐食…つまりさび防止のために行われているメッキなのですが何が違うのか全然わからない。
ユニクロメッキやクロメートメッキが一般的なのですが、よく見るのはあれですよ。あれ。ナンバープレートのボルト。
あれって長期間時間が経ったら結局さびが出て、さびでナンバーを汚すよね~。
そういうのもあってユニクロメッキは避けたいな~と思って、そのときは価格がユニクロメッキの2~3倍するステンレス製を選びました。
そういう調査を行う過程で、電食 (電蝕) という化学反応があることがわかりました。それが起こることでさびが発生し、通常のさびよりも進行が早いとか。
なんでも、2つの異なる金属に水が加わることでイオンが云々…うーんよくわからん。
でも、ネット上にある電食のなれの果ての写真がどれを見てもすごい。ひどくさびているわけです。ひぇ~。
この時は、なにと何が相性が悪いのか…調べ切れていませんでした。
こんな感じで以前からこれでいいのか気になっていたのですが、
他の方の整備手帳を拝見させていただいて…
アルミと鉄
ステンレスとアルミ
ステンレスと鉄 ※
…やってしまった。
わざわざ高いステンレス製のボルトを買ったのに…。orz
普通のボルトの方が良かったって話です。
(この場合はボルト自体がさびますが…。)
※ただ自動車の材料は○○鋼とかついてるため純鉄ではなくてハガネなのかな?…とか思ったりもしましたが…。

そこで、GW のドライブの前に急遽ボルトをユニクロメッキのボルトと入替。
これで安心ですね。

ちなみに、取り付けていたステンレス製のボルトの状態はというと…さびてはいませんでしたが、相手側のさびが移っていました。(車体側にはサビがなく自作金具側がさびてました。)
相手側も固着もなく、思っていたほどひどくさびてはいなかったので早く対応して良かったです。
とりあえずこれが1つめのトラブル解決。
(えっ、まだあるの)
先ほどのドライブを堪能してきたのですが、最終日は予報通りの雨。
「あー。防さび処理とか特にやっていなかったなぁ~。帰ってからやろう。」
それが昨日 (2019/05/02)
もう一度はずして、手持ちのなかで防さび効果がある
KURE CRC SUPER 5-56 で防さび!
これがいけなかった…。orz
適正トルクがわからなかったので、以前自分で「このくらいだろう」と勝手に決めたトルクめがけて
デジラチェでボルトを締めていくのですが、いつまでたっても設定したトルクに到達した音が鳴らない…。
普通だと設定したトルクに達したら「ピィー!」って音がなるのに。
調子にのって締め付けたら…
「ぽろっ」
締め付けていたナットが落ちました。
「えっ?? ぽろっ? ぽろってなに?」
…
… !
ボルトが破断しました!!
ま、マジですか!

これが破断したボルトの写真 (写真左)。ちなみにパフォーマンスダンパーを自作金具に固定するためのネジ (M10×50 P=1.25) で、左右合計2本使うのですが他方も伸びきってました。(写真右) あらあら。
調べるまでもないのですが、一応ネットで調べてみると潤滑剤でもある 5-56 を吹き付けて締めると摩擦係数が小さくなり、それが想像通りオーバートルクになって破断した模様。あはははは。
はあ…。
車体側のねじ穴やナット側にも 5-56 吹いたしなぁ~。どうしようか一晩考えて…
強力パーツクリーナーで洗浄することにしました。
そして破断していない他のボルトも同じように伸びきっている可能性が高いため、ボルトすべてを再度新調しました。先週買ったユニクロメッキのボルト。1週間も使わなかったよ~。でも再利用したボルトで部品の脱落などが発生したりしたら…しゃれにならない。

そして事の発端のさび対策については、
防さび剤で対応することにしました。
(この2つと新品ボルトを買いに午前中ホームセンターへ。無駄遣い…。)
さて、ボルトと対策品もそろったところで、そもそも規定トルクを守らないとまたボルトが破断する。どうしたものか…。
いろいろと調べてみると、やはりボルトのトルクはボルト自体の素材で決まっているようです。
また、ボルトなどは基本的な部品なので、規格は当然日本工業規格 (JIS=Japanese Industrial Standardsの略) で定められていて、メーカーが変わってもサイズ、ネジピッチ、トルクなどは同じ…と。
買ってきたネジをよく見ると…

なにやら印字が。
ネットで調べてみると強度区分とメーカーらしいです。なるほど。
ちなみに 4.8 の意味は
4…呼び引張強さを示します。400N/mm²とのこと。(このあとに掲載した資料とは単位が異なるので注意)
8…耐力
(このブログでは説明を割愛します。)
このボルトだと素材までは書いてないな~。まあ、一般的なモノでしょう。
それを裏付ける形で次に
調べたサイドの
PDF ファイルによると…

(出典:東日製作所)
強度区分 4.8 だと、 基準T系列という区分に属するようです。
素材のところをよく見ると、SS (一般構造圧延鋼)、SC (機械構造用炭素鋼?)、SUS (ステンレス鋼)
※Wikipedia - 材料規格 より。
逆に 0.5T 系列はアルミ、銅、黄銅など柔らかそうな金属が並んでいます。
そして、気になる表記。1.8T 系列は用途が車両、エンジンとあります。
だったら、このボルトは基準T系列なのでホントは使わない方がいいのでは?…と一抹の不安が。
ちなみに、今回使用するボルトの場合、

(出典:東日製作所)
M8…12.5N・m
M10…24.5N・m
であることがわかります。とりあえず、買ってきたこのボルトを使うのであればこのトルクで締め付ければいいようですね。
ちなみに、標準装着のボルト…いわゆるトヨタ純正はどうなっているんだろう…。そんな疑問がわきました。

今回の取り付け部分の車体側はリアバンパー内のここ。
ここは M8 のボルトなのですが…
整備書を見たところ、
(C) 2012 TOYOTA MOTOR CORPORATION. All Rights Reserved.
12N・m になってます。M8 で 12N・m…
基準T系列とほぼ同じじゃん。ということはこの部分のボルトは車両用などの強度があるボルトじゃなくてもいいのでは?
整備書のほかの情報も探ってみました。
(C) 2012 TOYOTA MOTOR CORPORATION. All Rights Reserved.
車両に使われているボルトはこれのどれかに属するってことですね。
おそらく表の一番右 4T の表記はさきほどの強度区分 4.8 の 4 と同じ…なのかな?

(出展:
株式会社 ヨット印・ダイワ)
これはナット側の強度区分ですが、ボルトが 4.8 ならそれが属する 400N は 4T と書かれていますし。
(C) 2012 TOYOTA MOTOR CORPORATION. All Rights Reserved.
そして、これがトヨタのボルトの締め付けトルクの一覧。
(2019/09/22 0:24追記)
工具の KTC のサイトにボルトのトルクについて簡単に表示されるページがありましたので念のためにこちらもリンクを張っておきます。
https://ktc.jp/support/unit-screw
ただし、こちらの KTC のサイトは
降伏締付けトルクなので、ネジがダメになる直前の最大で締め付けることができるトルクなので基本ネジは使い捨てです。(つまり適正トルクを表示している訳ではありませんので注意。)
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M8 と M10 は…
M8…12.5N・m
M10…26N・m
さきほどのサイトの数字は…
M8…12.5N・m
M10…24.5N・m
M8 は全く同じになってますし、M10 はかなり数値が近いです。
ということは、このどちらかのトルクで締め付ければ問題無いはず。
…ということで、
M8 側は 12.5N・m、 M10 側は、間を取って 25N・m で締め付けました。
ふう。長かった。(作業も、説明も (^^;) )
締めすぎて衝撃でボルトが破断 → 部品が脱落。
緩くてボルトが脱落 → つづけて部品が脱落。
どちらもあってはならないことですから。
たかがボルトですが、されどボルト。大事ですもん。
ご自身で取り付けた部品は問題ありませんか? 気になる方は一度点検をされてみてはいかがでしょうか?
【関連リンク】
・ねじとは? ねじとボルトの違い- DIYラボ
https://www.diylabo.jp/column/column-581.html
・車で使われている「ねじの種類」と「サイズの謎」- DIYラボ
https://www.diylabo.jp/column/column-582.html
・ねじサイズ表記の注意点。M(首下径)とアタマ(二面幅)は別モノ - DIYラボ
https://www.diylabo.jp/column/column-583.html
・六角ボルトを回す(外す)工具の基礎知識。覚えておきたい「二重六角」 - DIYラボ
https://www.diylabo.jp/column/column-764.html
・スパナとめがねレンチの違い。優先的に使うべきはどちらか? - DIYラボ
https://www.diylabo.jp/column/column-771.html
・(初心者向け) ボルトやネジの締め付けトルクの話 - 2021年10月14日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/45540730/
小さなラチェットハンドル…スタビーラチェットハンドルの購入したことから、締め付けトルクを勉強しようという回です。
(おことわり)
記載した内容について、おそらく間違いはないと思いますが知識のない私が頑張って調べた結果であって、なんら情報の正確性、整合性等に誤りがないことを保証するものではありません。この情報によって起こりえた不具合について SQUARE は何ら責任を負いませんのでご利用は自己責任でお願いします。