
北朝鮮という国は一体何処へ向かっているのでしょうか…。もうすぐソヴィエト連邦崩壊から20年が経とうとするこの時代、ソ連型社会主義が完全に消えつつある今、世界から孤立し、国民を奴隷と化して今もなお独裁政治を進めるのは何の為なのでしょうか…。
今日は久々にチャールズ・チャップリンの「独裁者」という映画を観ました。この「独裁者」は第二次世界大戦当時、チャップリンが監督、制作、脚本、主演を務めた独裁主義やナチズム、ファシズムの風刺作品です。そして、これまでサイレント映画ばかりだったチャップリンが、この「独裁者」で初めて完全なトーキー作品を制作しました。映画のラスト、約6分間にもおよぶ演説シーンでは、映画スター「チャップリン」が世界中の人々に向けてメッセージを送ります。それは決して国が政治の為に作った「プロパガンダ」ではない、一人の人間としてのメッセージです。
元はと言えば、北朝鮮だって韓国と共にあった訳で、「ひとつの朝鮮」でなければならないはず。第二次大戦後の「大国による世界分割」によって今の様な分断状態ができあがった訳で、進むべき道は今の様な道ではない筈。そう考えると、今の状況は哀し過ぎますね…。
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2009/05/27 22:52:05