初期円谷作品に見る女優さんの美しさ。田村奈巳さんの場合

初期の円谷プロ作品や東宝の特撮映画などを観るたびに思う事なのですが、昭和の女優さんって、ホントにお綺麗な方が沢山いますよね〜。特に、初期の円谷プロ作品にはその関係性から、東宝の専属俳優が出演する機会が多く、ゲストで出演されている女優さんは皆さんお綺麗な方ばかりです。そんな中でも僕が一際美しい女優さんだなぁ…と作品を観る度に思うのが、当時東宝の専属だった田村奈巳さんです。田村奈巳さんは『ウルトラQ』から『怪奇大作戦』まで、初期の円谷プロ作品にゲストとして出演しています。
自分自身が30歳を過ぎたせいもありますが、ウルトラシリーズに限らずに過去の特撮作品に出演されていた女優さん達は『憧れの存在』という印象が強かったのですが、最近は特撮作品に出演する女優さん達が自分よりもうんと年下の女優さんばかりになってしまった事もあり、昔の作品に出演されていた女優さんに対する憧れっていう意味では、子供の頃よりも今の方が強いのかもしれません。更に言えば、この頃の女優さん（男優さんも含めてですが）って、映画会社の専属俳優という事もあり、演技力の面でもレベルの高い方ばかりですね。現代の特撮作品はどちらかというと、デビュー間もない若手俳優の登竜門とか若手俳優発掘の場みたいな感じになってしまったのが寂しいですね。




『ウルトラマン』第35話「怪獣墓場」
月ロケットセンター所員役。
女優さんにあんな丸眼鏡をさせて、尚且つこんな撮り方をするなんて…。さすが、故・実相寺昭雄監督の演出ですね。





『ウルトラセブン』第26話「超兵器R1号」
宇宙生物学者、マエノ博士役。
『〜セブン』の中でも名作と名高い「超兵器R1号」のゲストとして出演。今回は博士役です。今の時代なら「美しすぎる博士」とか言われるのでしょうかねぇ？「怪獣墓場」同様、白衣がとても似合います。





『怪奇大作戦』第8話「光る通り魔」
北都住宅公団社員 林洋子役。
作品自体は前作の『〜セブン』と同年ですが、ウルトラシリーズとは違った大人な雰囲気が全面に出ている印象ですね。


…この他にも『ウルトラQ』第5話「ペギラが来た！」では、南極基地越冬隊員 久原羊子役で出演されています。