
この正月休みに特撮映画を積極的に何本か観ようと、自分自身に冬休みの宿題を課しておるのですが、嫁さんが休みで家にいる時間帯はリビングのテレビが占拠されているので、年明けからようやく観始めた次第です。まず、一昨日の夜中に観たのは、平成10年(1998年)公開の「GODZILLA」(トライスター・ピクチャーズ版)です。なんと、このトライスター版ゴジラ公開から既に21年の歳月が経とうとしてるんですねぇ…。
このトライスター版ゴジラは僕の中では「ゴジラじゃない映画」なんですが、この作品も揃えないと「ゴジラシリーズ」全作品をDVDで補完する事ができません(汗)。そんな時にたまたま年末に立寄った新潟市内のブックオフ某店でこのDVDが1000円で売られていたのを発見しましたので、「これはラッキー!」と思い購入した次第です。こんな「ゴジラじゃない作品」になるべくお金を掛けたくなかったので、お安く入手できて良かったですよ。(本当は1000円も出したくない)
この作品は、ハリウッドのトライスター・ピクチャーズが東宝からゴジラの使用権を購入して製作された映画で、監督は「スターゲイト」や「インデペンデンス・デイ」などを手掛けたローランド・エメリッヒ氏でした。製作費は当時の日本円に換算すると約187億円と言われています。当時、高校3年生だった僕は、数年前からニュースになっていた「ハリウッド版ゴジラ」に期待を膨らませて映画館へ本作を観に行きましたが、気持ち良いくらいに「裏切られた」ある種トラウマになっている作品です。
なんてったって、作ってる連中が完全に「怪獣(ゴジラ)の概念」を理解していない訳でして、核実験の影響で突然変異した巨大生物を『ゴジラ』と呼んでいるだけの映画なので、当時の僕はそれはそれはガッカリしましたよ…。「ハリウッド」なんて聞いたら無条件で「凄い大作が出来上がるんだろうなぁ~」なんて思ってしまいがちなんですけど、見事にゴジラを作っちゃいけないスタッフが集結して出来上がった作品になっています。『全米が泣いた』どころか『全世界のゴジラファンが泣いた』作品ですよ(苦笑)。本作よりは幾らかマシですけど、平成26年(2014年)に公開されたレジェンダリー・ピクチャーズ製作の「GODZILLA」も決して「怪獣映画」と言うには相応しくないんですよねぇ…。
そんな訳で、DVDを購入したからには一度は鑑賞せねばなるまい、この愚作と今一度正面から向き合わねばなるまいと思い「意を決して」見た次第であります(笑)。いや…まぁ何というか改めて観ると「ザ・ハリウッド映画」みたいな作られ方をしているのが良く分かりますねぇ。実に21年振りに観ましたが、相も変わらず「愚作」でした。「愚作」である事を再確認する為だけに観る138分は長過ぎますよ(泣)。この映画、また10年後位に観てみようかな。時折「黒歴史」を見直す事って、意外に大事な事なのかもしれませんよね(笑)。
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Posted at
2019/01/03 16:16:41