
かつて持っていて、一度手放したにもかかわらず、今回再び手に入れてしまったDVD、「未来忍者 慶雲機忍外伝」です。だいぶ前に発売されたDVDですが、今回新品で購入できました♪
この「未来忍者」は、今から約31年前の昭和63年(1988年)に発売されたオリジナルビデオ作品であり、当時のナムコが映画製作に参入した記念すべき第1作です。監督はイラストレーター、キャラクターデザイナーとしても活躍する雨宮慶太氏であり、映像作品としては雨宮氏の初監督作品となります。本作のサブタイトルに「慶雲機忍外伝」とあるように、本作は元々アーケードゲームが先行して開発されていましたが、ゲーム版の開発遅れという事情からオリジナルビデオ版の本作が先に発売されました。ですので、あくまでも本作はゲーム版の外伝という位置付けになっています。
未来忍者というタイトル通り、物語はSF時代劇であり、戦国時代の描写の中に未来を連想させる様な様々なメカニックや武器などの設定が描かれています。雨宮監督作品独特のメカデザインはいつ見ても魅力的であり、主人公のサイボーグ忍者【機忍】の不知火(しらぬい)のデザインもシンプルで格好良いです。
低予算で作られた作品であることは本作を観ればよく分かるのですが、ミニチュア特撮など手間の掛かる撮影や光学合成などもしっかりと行われており、同時に丁寧に作られた作品である事もよく分かります。キャストも牧冬吉氏や山本昌平氏などの、特撮作品で馴染み深いベテラン俳優が作品全体をしっかりとしたものにしており、劇場用映画として公開されなかったのが残念なほどです。
平成の末期に昭和の末期の作品を観て楽しむというのもなかなか面白いもんです(笑)。ダメだ…多分今後も「ゼイラム」とか「タオの月」とか雨宮作品を集め直してしまいそうだなぁ(汗)。

主人公の【機忍】不知火

白鷺氏に従える「雷鳴法師」【演、山本昌平】
デーモン閣下と鉄拳を合体させたみたいで格好良い(笑)。

兵士の気合度を数値化する機械。漢数字がよろしいですね。
「ドラゴンボール」のスカウターみたいなもんですね。

黒鷺氏に対抗するべく諏訪部氏が完成させた「機動砲」

黒鷺氏の兵器。
「スターウォーズ」に出てきても違和感なさそう(笑)。←あるだろ
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Posted at
2019/01/12 21:32:34