7月23日発売のデアゴスティーニの隔週刊「第二次世界大戦 傑作機コレクション」vol.91、川崎 二式複座戦闘機 屠龍(キ45改)「飛行第一三戦隊機」(S=1/72)です。
このシリーズも遂に残すところ10号となりましたが、今号を含め日本機はあと8号分ラインナップされるので、もうひと踏ん張りといったところです。
…という事で、今号は二式複座戦闘機「屠龍」の再登場です。これまた、屠龍の一般的なイメージとはだいぶ異なる様な「灰緑色」を全身に纏った機体で登場です。「屠龍」や「飛燕」といった川崎機もしくは陸軍戦闘機といえば、やはり「マダラ迷彩」と呼ばれるマダラ模様の塗色が一番先に頭に浮かぶ人が多いかと思います。
屠龍は「複座戦闘機」が流行り出した時代に設計されたものの、制式採用された時には既にその流行も過ぎ去り、元々「巴戦」と呼ばれる戦闘機同士での格闘戦を好む日本の軍隊には、なかなか歓迎されなかった機体だったのかもしれません。
しかしながら、大戦後期には「本土防空」という双発機ならではの特性を活かした活躍により、本来の「対戦闘機」としてではなく、「対爆撃機」としての運用に就き、終戦まで日本の兵隊さんと共に戦ってくれた機体でもある訳です。
もうすぐ74年目の終戦を迎えますが、これらの軍用機を単に「戦争の道具」、「人殺しの道具」という捉え方で見ていては、これまでの日本(人)の歩んできた歴史、多くの成功と失敗、様々な「教訓」を史実として後世に伝えていく事はできないと思います。
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Posted at
2019/08/04 18:13:02