
昨年から定期購読で集めているデアゴスティーニの隔週刊「仮面ライダーDVDコレクション」も、3月にようやく「仮面ライダー」の全98話と劇場版2本を観終え、今はシリーズ第2作となる「仮面ライダーV3」を観始めています。時期的にも『春から始まった新番組』みたいな感じですね(笑)。
第1話から1号、2号のダブルライダーは登場するし、まさにシリーズとしても人気の絶頂期だったのがこの頃というのが作品を観てると容易に理解できる訳ですが、作品全体から「前作を超えよう」という気概が伝わってきます。
まぁ…まずもってオープニングの爆発からしてやり過ぎなんですよね(笑)。
そして、この第4話「V3の26の秘密⁉」における物語冒頭のライダーV3の登場シーンは、仮面ライダーの長い歴史の中でも特筆すべき名シーンですね。
デストロンの怪人イカファイアとデストロン戦闘員達が「あそこだ!」と指差す先にライダーV3の姿が映し出される訳ですが、イカファイアの指差す位置から徐々にカメラが煙突の上方向にパンされていき、ズームされた煙突の最上部にはライダーV3の姿!
この煙突、高さがなんと52mというから驚きですよね!その煙突の上にスーツを着てマスクを着けて演技をしてしまうという…まさに超人的です。しかも、煙突から飛び降りる際の屈んで飛び上がるアクションまでやっちゃうんだから、もう凄過ぎます(汗)。
このシーンが「合成」などの特殊撮影によるものでない本当の意味での「実写撮影」である事が、ライダーV3の格好良さに絶対的な説得力を持たせてくれる事は言うまでもなく、『ヒーローはまさにそこ(煙突の上)にいる』という事実を視聴者である我々は目にする事ができるという…これこそ実写特撮作品の醍醐味ではないかと思います。

イカファイア「あそこだ!」
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Posted at
2020/04/11 20:03:49