
今回、『ガシャポンHGX ゴジラ』でラインナップされているゴジラ 1995とデストロイア(完全体)が欲しくて、コンプリートセットをAmazonで購入した訳ですが、その中にデストロイアの右翼・右腕パーツと一緒にセットになっていたのが、映画「ゴジラVSデストロイア」に登場する陸上自衛隊の兵器【スーパーXⅢ】でした。
その『ガシャポンHGX ゴジラ』とほぼ同じ時期に発売となった300円ガシャポン『究極東宝超兵器 壱ノ陣』には、「ゴジラ」(1984年版)に登場する【スーパーX】と「ゴジラVSビオランテ」に登場する【スーパーX2】がラインナップされているという事で、一昨日仕事の休み時間にイオン某店でガシャポンを回してきました。なかなかの引きの良さで無駄金を殆ど使わずにスーパーXとスーパーX2を入手できましたよ♪やっぱり、手元にスーパーXⅢだけではイカンですから、スーパーXシリーズ全部集めてやりました。
…とは言え、300円または500円のガシャポンだったらもう少し頑張ってほしいよね!という様な商品クオリティというのが今回のアイテムなんですよ。何なら、500円ガシャポンで「ガンダムヘッド」とか「だんごむし」みたいな大きなサイズでとことんディテールに拘って欲しかったですねぇ…。
文句はこのくらいにしといてスーパーXの話を…。
初代スーパーXは先述のとおり「ゴジラ」(1984年版)に登場した兵器で、正式名称を【陸上自衛隊幕僚幹部付実験航空隊首都防衛移動要塞T-1号】であり、核戦争等の有事を想定して首都防衛を目的に極秘に開発された移動要塞です。兵装は各種ミサイル、ロケット砲のほか、ハイパーレーザーCO2タイプと呼ばれるレーザー砲も搭載しています。そして「ゴジラ」の作中ではゴジラの活動を止めるべく核反応を抑制する【カドミウム弾】が使用されました。僕はこのスーパーXのデザインを見ると、何故か【空飛ぶ炊飯器】という言葉がいつも頭の中に浮かんでくるんですよね(笑)。
続いて「ゴジラVSビオランテ」に登場するのがスーパーX2で、スーパーXよりも一回り大きな機体となっています。本機は当初から対ゴジラ兵器として開発されたもので、型式名は【DAG-MBS-02 Super-XX】となります。
回収されたスーパーXを分析して、装甲面などを強化した機体となっており、スーパーXの装甲で使用されたチタン合金の2倍の耐熱性を持つと言われる【超耐熱合金TA32】が使用され、飛行だけでなく水深1000mまでの潜航が可能となりました。兵装はミやサイルやバルカン砲などの通常兵器が主体で、スーパーXシリーズの中では唯一カドウミウム弾やレーザー砲が装備されていません。
カドミウム弾やレーザー砲を装備しない代わりにスーパーX2に装備されたのがスーパーX2最大の特徴であり、最大の武器である【ファイヤーミラー】と呼ばれる特殊兵器です。ファイヤーミラーは機体前面に装備されおり前面部を左右に展開して使用します。人工ダイヤモンドコーティングの鏡となっており、ミラーでゴジラが放つ放射能熱線を受けて1万倍のレーザービームに増幅、変換してゴジラに撃ち返すというものです。
このスーパーX2を遠隔操縦するのが黒木翔特佐(演 : 高嶋政伸)率いる【ヤングエリート集団】で、豊原功補氏と鈴木京香氏がスーパーX2のオペレーターを演じています。
「VSビオランテ」の後半、ファイヤーミラーが破損した状態で通常兵器だけでゴジラに挑むスーパーX2が描かれていますが、その中で豊原氏が「もうミサイルがありません!」という台詞があるのですが、僕が中学3年の頃、自分のクラスの1年間の学級目標を決める際に、僕がふざけてテキトーに書いて提出した「もうミサイルがありません!」が何故か学級目標に選ばれたという…変なところでスーパーX2という機体が僕の中では妙に記憶に残っているというか、思い入れが強くなってしまったんですよね(笑)。ちなみに学級目標に選ばれた際に「これはどういう意味ですか?」と聞かれたので、勿論何も考えて無かった僕はこれまたテキトーに「何事にもミサイルがなくなるくらい頑張るという意味です…」という答えになっているのかなっていないのか怪しい回答をして切り抜けたという…まさ中学生って感じで懐かしいですな(笑)。なんてたって、クラスで多数決取って「もうミサイルがありません!」に決まったんだから僕のせいじゃありません(笑)。
そんな意味不明な学級目標が決まった年(平成7年)に公開された「ゴジラVSデストロイア」に登場するのがスーパーXⅢです。
型式名は【DAG-MBS-SX3】であり、本機は対ゴジラ兵器としての役割だけでなく原発事故や核攻撃等を想定して開発された大型戦闘機となっており、初代スーパーX同様に有人機となっています。
装甲は【超耐熱合金NT-1S】が使用され、更に人工ダイヤモンドコーティングが施されており、歴代スーパーXと比較しても格段の防御力を持っています。以前の2機が翼を持たない機体形状だったのに対し、本機は翼を有する一般的な航空機のフォルムとなっているのも大きな特徴です。
兵装はカドウミウム弾のほか、機首先端部が左右に展開して現れる【1000万ボルト95式超低温レーザー砲】や【4連装冷凍ミサイルランチャー】など、冷凍兵器がメインとなっているのが特徴です。これらの兵器でゴジラの活動を一時的に抑制したり、デストロイアの翼を粉砕して墜落させるなどの戦果を挙げています。物語の最後には炉心融解(メルトダウン)を始めたゴジラに全冷凍兵器を浴びせて核爆発を抑え込みました。
残念ながら今回の『ガシャポンHGX ゴジラ』にラインナップされているスーパーXⅢは、機首部分が左右に展開しない(展開された仕様のパーツも付属していない)ので、超低温レーザー砲を再現しての撮影はできませんでした。
『平成VSシリーズ』において、メカゴジラやモゲラなどインパクトのある対ゴジラ兵器が幾つか登場しますが、スーパーXシリーズもそれらに劣らないくらい『平成VSシリーズ』を象徴する存在ですよね。『平成ガメラシリーズ』や「シン・ゴジラ」みたいな通常兵器しか登場しない作品も実在する通常兵器の魅力が堪能できて好きですけど、昭和の頃から脈々と受け継がれている東宝の空想科学超兵器の魅力もまた堪りませんよね!

スーパーX

同上(上部主砲塔パーツ付け替え)

「ゴジラ」(1984年版)作品中のスーパーX

同上

スーパーX2

スーパーX2(ファイヤーミラー展開パーツ付け替え)

「ゴジラVSビオランテ」作品中のスーパーX2

同上(ファイヤーミラー展開時)

同上(ファイヤーミラーでゴジラの熱線を撃ち返す)

スーパーXⅢ

同上

「ゴジラVSデストロイア」作品中のスーパーXⅢ

同上(1000万ボルト95式超低温レーザー砲による攻撃)

スーパーX2オペレーター「もうミサイルがありません!」
【「ゴジラVSビオランテ」より】

権藤吾郎一佐「薬は注射より飲むのに限るぜ、ゴジラさん‼」
【「ゴジラVSビオランテ」より】
『平成VSシリーズ』の中でも指折りの名台詞ですね!今となってはこの台詞も学級目標として捨て難いなぁ…(笑)。
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Posted at
2022/06/05 15:28:06