バンダイのソフビ人形『ムービーモンスターシリーズ』、ゴジラ(2002)です。8月10日に発売されましたが、今日ようやく購入しました。 ゴジラ(2002)は平成14年12月に公開されたゴジラシリーズ第26作『ゴジラ✕メカゴジラ』に登場するゴジラで、特撮ファンからは【釈ゴジ】の愛称で呼ばれいます。【釈ゴジ】と呼ばれる所以は、本作の主演を務めた釈由美子さんにちなんだものです。 『ゴジラ2000 ミレニアム』以降のいわゆる【ゴジラミレニアムシリーズ】と呼ばれるシリーズの中で、僕はこの『~✕メカゴジラ』が一番好きな作品なんですよね。単純に【娯楽作品】として優れている作品だと思っており、もっと評価されて良い作品だと思っているんですけどね。 そんな釈ゴジですが、造形は『~2000 ミレニアム』で登場したミレゴジのデザインを踏襲するものなのですが、ミレゴジのように前傾姿勢ではなく【平成VSシリーズ】のゴジラのように直立姿勢であるところや、顔つきもより精悍で獰猛さと鋭さが増しているのが特徴的ですね。面構えが良いんですよ、釈ゴジは。 【ゴジラミレニアムシリーズ】や【平成ガメラ三部作】を劇場で観てきた者としては、あのまま着ぐるみやミニチュアによる表現方法を用いた日本式の特撮でゴジラなどの怪獣映画を作り続けていたならば、どんな作品が観れただろう…と思うんですよね。現在の円谷プロのように着ぐるみやミニチュアとCGとを上手く使い分けながら、観るものがワクワクするような怪獣映画の傑作が生まれたかもしれないと思うと『ゴジラ ファイナルウォーズ』でシリーズが再び休止されたのは実に勿体なかったなぁ…と思うのです。それだけ『ゴジラ✕メカゴジラ』は怪獣映画のその先の可能性を見た作品でした。