
今週末は土日共に町内会関連の会議やら行事が無いのでやっと一息付ける感じですかね。まぁ…また来週末には地域の一斉清掃やら会議やらがあるんですケドね。
そして、この前の木曜日に20代半ばから後半までの数年間通っていた空手の道場の稽古におよそ15年振りくらいに復帰しまして、2日経った今日もまだ筋肉痛で身体の至るところが痛いです(笑)。
さて、本日取り上げますのは4月に入ってから自宅に届いた小学館(講談社)の児童雑誌『てれびくん』の限定商品『セミ人間 オトノホシBOX 限定版』です。商品内容としましては、TVシリーズ『ウルトラマンブレーザー』の第9話「オトノホシ」に登場した宇宙怪人 セミ人間を『ウルトラ怪獣シリーズ』としてソフビ化したものと、『ウルトラマンブレーザー』のコミック(漫画作 : 伊原しげかつ)がセットになった特別BOXとなっています。
今回のセミ人間はモノクロver.として商品化されているようですね。造形も素晴らしく、おそらく『ウルトラ怪獣シリーズ』では初めてとなるセミ人間のラインナップは大変喜ばしいことですけど、是非とも今回の商品化を足掛かりに通常版の『ウルトラ怪獣シリーズ』でカラーver.のセミ人間をラインナップしてほしいものですねぇ。
セミ人間といえばTVシリーズ『ウルトラQ』の第16話「ガラモンの逆襲」で初登場した宇宙人で、別名は「宇宙怪人」まはた「チルソニア遊星人」と呼ばれいています。『~Q』の第13話「ガラダマ」で宇宙から飛来した隕石より出現した隕石怪獣ガラモンを遠隔操作していた黒幕がこのセミ人間であった事が第16話「ガラモンの逆襲」で描かれています。劇中では単に「宇宙人」や「遊星人」などと呼称されるに留まっていますが、その姿はまさに【セミ人間】でありセミとヒトを合わせた事によってセミ人間という宇宙人を作り出してしまうデザインと造形の素晴らしさが目を惹きます。時は流れて『~ブレーザー』の第9話「オトノホシ」でも再びセミ人間がガラモンを使って地球侵略する物語が描かれますが、本作では60年前に地球に飛来し、装置を使って地球にガラモン(が格納されている隕石)を呼び寄せ、ガラモンが飛来するその時を待つだけであったセミ人間たちが、地球で【音楽】というもので出会ってしまった事で、自ら楽団を作り音を奏でて音を楽しむ事に魅了されてしまった宇宙人として描かれています。『~Q』に登場したセミ人間の人間態(演:義那道夫)がヴァイオリンケースにガラモンの電子頭脳を入れていた事から、『~ブレーザー』に登場するセミ人間の人間態(演 : 東儀秀樹、東儀典親、白須今、堤博明)はそれぞれチェロ、ピアノ、ヴァイオリン、コントラバスを演奏する楽団として登場しているんですね。
このセミ人間、TVシリーズ『ウルトラマン』の第2話「侵略者を撃て」に登場する宇宙忍者バルタン星人(初代)にとてもよく似ていますが、セミ人間が乗ってきた宇宙船もそのままバルタン星人の宇宙船として流用されているのも面白いですね。もしかしたらチルソニア遊星人(セミ人間)とバルタン星人は生物学的に同じような特徴を持つ種類に分類される関係で、祖先を辿ると元々は一緒の種族なんじゃないか?とか、あれこれ想像が膨らんで楽しいですね(笑)。
シリーズ初期に登場したキャラクターが後年の新作などに再登場する事でこうして商品化されていくのはとても良いですね。現代の子供たちにももっとウルトラ怪獣に触れる機会が増えれば良いなぁ…と思いますね。

上 : ロボット怪獣ガラモン(ウルトラ怪獣シリーズ№201)
下 : 宇宙忍者バルタン星人(ウルトラ怪獣シリーズ№01)

上 : セミ人間人間態(演 : 義那道夫)
下 : 宇宙怪人 セミ人間

隕石怪獣ガラモン(『ウルトラQ』第16話「ガラモンの逆襲」より)
電子頭脳を通じてセミ人間に操られ、東京の街を破壊するロボット怪獣です。

『ウルトラマンブレーザー』第9話「オトノホシ」に登場したセミ人間。

上 : 宇宙怪人セミ人間
下 : 宇宙忍者バルタン星人

上 : チルソニア遊星人(セミ人間)の宇宙船
下 : バルタン星人の宇宙船
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Posted at
2025/04/12 12:42:32