
昨日(11/2)Amazonより自宅に届いた映画「HOSHI35/ホシクズ」のBlu-rayソフトです。昨年(令和5年)10月に公開された映画ですが新潟での上映がなかったので、この度ようやく観ることができました。
本作は「ネズラ1964」、「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」などの映画を製作したスリーワイによる作品で、監督は上記2作品も手掛けた横川寛人さんです。
また本作は、ゴジラシリーズのうち平成VSシリーズの「ゴジラVSビオランテ」から「ゴジラVSデストロイア」までの計6作品に三枝未希役で出演した小高恵美さんの女優デビュー35周年を記念した【小高恵美アニバーサリープロジェクト】の一環となる作品であり、小高さんにとっては「~VSデストロイア」以来約28年振りの実写映画出演作品となります。
「ネズラ~」や「大仏廻国~」の製作と同様に本作の製作費もクラウドファンディングによって集められました。本作には小高さんをはじめ、昭和、平成の特撮作品に出演された俳優陣が多数出演しており本当に豪華な顔ぶれとなっています。
いしのようこ (「ゴジラVSデストロイア」)
橋爪 淳 (「ゴジラVSスペースゴジラ」)
小林 恵 (平成モスラ三部作)
宮坂ひろし (「ゴジラVSスペースゴジラ」ほか)
螢雪次朗 (平成ガメラ三部作、ゼイラムシリーズほか)
原田大二郎 (「ゴジラVSメカゴジラ」)
斉藤麻衣 (「ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET」ほか)
田中由美子 (「仮面ライダースーパー1」ほか)
…天見山の麓の村では、古くから伝わる厄災【大いなる星の獣】に村で生まれたの成人女性を【祝女(しゅくじょ)】として生贄に捧げる因習があった。
天見山の地質調査に訪れた地質学者のミズノと大学生のユカリは、その村の因習を知り、村で出会った少女アキに一緒に村から出ようと提案する。アキは二人の誘いを断り、村の奥地で隕石から生まれた怪獣の幼体と出会い、その後35年の月日が流れる…。
…といった感じのあらすじなのですが、怪獣映画とはいえ低予算で製作されている都合なのか、せっかく着ぐるみで作られた怪獣ホシクズの活躍の場面は極めて少なく、物語としては面白いだけに「この作品にそれなりの予算があればなぁ…」と思うような残念さがありますね。やはり映画作品(TV作品もでしょうけど)は予算である程度の作品のクオリティが決まってしまうものだなぁ…と感じた映画でしたが、それと同時にこうした作品をどんどん作っていこうという作り手の熱意はとても感銘を受けましたね。そして、僕がこれまでに観たスリーワイ製作の作品(上記の「ネズラ~」と「大仏廻国~」ですが)と比べても今回の作品が一番良かったです。
低予算ながらも熱意ある製作者によってこうして新作が観られるというのは今の時代、特撮ファンにとってはとてもありがたいことだと思いますね。

主人公のアキを演じる小高恵美さん。

ホシクズの幼体と出会い、村で共に過ごす少女時代のアキ。(演 : 松宮倫)

35年の時を経て再び地球に飛来した怪獣ホシクズ(成体)。
スーツアクターは映画「ガメラ2 レギオン襲来」でガメラを演じた大橋明さん。
Posted at 2024/11/03 14:21:14 | |
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